デジャブ・・・という程ではない。まだ記憶に残っている。
昨年の民主党代表選の際、カン氏は代表になってまだ3ヶ月、変えるにはまだ早い、
との意見が代表選の勝敗を左右した。
決して、カン氏の人柄、政策、指導力を評した結果ではない。
今回もまた、
カン氏の人柄、政策、指導力を評価してではなく、
未曽有の災害が起きた今、変える時期ではないというのが、不信任案に反対する意見の大半のようだ。
カン氏の思いつき政策は、挙げればキリがない。
つい先頃の「太陽光構想」だって、「人生不条理」経産相カイエダ氏は初耳だったとか(5月28日「朝日」)。
4月23日付け「朝日」掲載の田原総一郎の意見によれば、
田原氏は、大震災後の大変な時期に政争なんてとんでもないと思っている。だけど・・・、あれこれ考えた末に、カン氏ではだめだという結論を出したという。
カン氏には求心力がなさすぎる。
オザワ氏を露骨にじわじわと追い詰め、一方でヨサノ氏を入閣させる、その「仲間」感覚。
(これが、カイエダ氏をして「人生不条理」といわしめた)
もちろん、徒手空拳、親からのジバン・カンバン・カバンなしで、一国の宰相に上りつめた「実力」と「運」の持ち主ではある(あった)のだろう。
しかし、遂にそれも使い果たしたか?
それも、自分の蒔いた種である。
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自民党は、
不信任が否決されても、最低限、民主党をヘトヘトにさせておいて、大連立でイニシアチブをとる、
そんな作戦かなと思うのだけれど・・・。
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大連立には反対だ。
その先にある、ウムを言わせぬ増税、福祉切り捨てが、見え見えだ。
(復興負担は、出来る力のある層から応分にするべきだ)
しかし、風向きがそっちの方に向いているように思えてならない。
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