2017年6月1日木曜日

「めんどくさいという気持ちに、どうしても負けてしまうのだ。これはもう一種の犯罪・・・他人ではなく自分自身に対する犯罪だ。」種村弘 (鷲田清一『朝日新聞』折々のことば2017-03-13)

めんどくさいという気持ちに、どうしても負けてしまうのだ。これはもう一種の犯罪・・・他人ではなく自分自身に対する犯罪だ。
種村弘

 片づげのように、しなければとわかっていても、このままだと危ういとの予感があっても、目先のめんどくささに負け、ついに動かない。
小銭を落としても、ちゃんと捜さずに「なかったこと」にしてしまう、そんな「つるんとした無感覚」は、社会との向きあい方についても言える?
歌人のエッセー集「野良猫を尊敬した日」から。

(鷲田清一『朝日新聞』折々のことば2017-03-13)
『朝日新聞』2017-03-03



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