2012年9月5日水曜日

電力総連(22万人)、原発ゼロは「国民生活、雇用に影響」。「脱原発」候補は支援しない。 「勝手にしろ」(山口二郎)

朝日新聞
「国民生活、雇用に影響」 電力総連、「原発ゼロ」批判
 電力各社の労働組合をたばねる電力総連(組合員約22万人)の種岡成一会長は4日、「国民生活や雇用、産業に大きな影響を及ぼす」として、将来的に「原発ゼロ」を検討している政府を批判した。名古屋市で始まった電力総連定時大会でのあいさつで述べた。
 種岡会長は「原子力がゼロでも経済は成長するという意見があるが、具体的な根拠を明らかにしたうえでの議論が必要」と指摘。引き続き原発を主要な電源の一つとするよう訴え、「安易で情緒的な政治スローガンを掲げることは許されない」と野田政権を牽制(けんせい)した。
 定時大会は例年報道陣に公開されているが、今年は質疑などは非公開だった。


時事ドットコム
「脱原発」は支援せず=候補者に踏み絵-電力総連
 電力業界の労組で構成する電力総連の種岡成一会長は4日、名古屋市内で開催した定期大会のあいさつで、「引き続き原子力発電がわが国の基幹電源の一翼を担っていくのが現実的な選択」との認識を示すとともに、「私たちと考え方を異にする議員、候補者を支援することは組合員の理解が得られない」と述べた。
 同総連内では、東京電力福島第1原発事故を受け政権内で高まっている「脱原発」に対し、労働環境を脅かすとの指摘が多い。このため、今秋以降に行われる総選挙や来夏の参院選を念頭に、脱原発を目指す候補者に主張を続けるのか、選挙支援を選ぶのか「踏み絵」を迫った形だ。(2012/09/04-19:06)

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山口二郎さん

山口二郎 ‏@260yamaguchi
電力総連と電事連が必死で民主党議員に原発維持の踏み絵を踏ませようとしているとのニュースあり。圧力団体は圧力をかけるのが仕事だから、勝手にしろである。問題はそれを受ける政治家の態度。圧力団体の行動を透明化し、理不尽な圧力をはねのけることこそ、より大きな支持を得るための合理的選択。

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