室戸定置網に深海魚続々 「地震前兆?」リュウグウノツカイも
2013年09月05日08時18分
室戸市室戸岬町の高岡、三津大敷組合の定置網に7、8月、普段はめったに見られない深海魚が相次いで掛かり、関係者を驚かせている。一度に80匹近い群れ状態で入った種類もあり、専門家は「何らかの潮の流れが原因では」と推察しているが、見つかると地震が起きるという言い伝えがあるリュウグウノツカイも上がっており、漁業者は気味悪がっている。
同市で2002年から定置網に入ったウミガメや深海魚を調査しているNPO「日本ウミガメ協議会」(大阪府枚方市)の「室戸基地」(同市室戸岬町)の渡辺紗綾さん(30)らによると、昨年までに確認された、発見例の少ない深海魚は10年8月のサケガシラ2匹と、12年5月のツラナガコビトザメ1匹の計2種3匹だった。
今年は7月15日に高岡の網に体長23・6㌢の黒い体のホテイエソ1匹を確認。翌16日には三津に、サメの中で最小の黒いツラナガコビトザメ(体長7~10㌢)が78匹も入った。
三津では同28日にも細長い体のサケガシラ(同約213㌢)、8月9日にはタチウオのような体に長いひれが特徴のリュウグウノツカイ(同約86㌢)が各1匹ずつ。リュウグウノツカイは過去11年で初確認。
いずれの定置網も深さ約70㍍に設置。高知大学の遠藤広光教授(魚類分類学)によると、これらの深海魚は水深200㍍以下に生息し、夜間に餌を求めて表層近くまで上がってくることがある。
遠藤教授は「何らかの潮の流れに乗って、網に入ってしまったのでは」としながら、「ツラナガコビトザメが78匹も同時に見つかるのは大変珍しい」と指摘している。
三津の組合員の谷脇久司さん(46)=同市室戸岬町=は冗談交じりながら「地殻変動が起きてなければいいが」と突然の異変に驚いている。
【写真】定置網に掛かったサケガシラ=左、地震発生の言い伝えがあるリュウグウノツカイ=右(写真はいずれも日本ウミガメ協議会提供)
多数の深海魚上がる ― 高知県室戸市 (続報)宏観亭見聞録 9月5日 http://t.co/VW8IOOgsLj
— watanabe (@penewax) September 6, 2013
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