2009年12月26日土曜日

鎌倉散歩 稲村ヶ崎から鎌倉駅へ(2) 鎌倉文学館(旧前田家別邸、昭和11年) 長楽寺跡碑 主馬盛久之頸座 レトロな建物たち

稲村ヶ崎から鎌倉駅まで散歩した。
今回は後半の長谷~鎌倉駅まで。
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長谷から歩くと、まず霜月騒動で得宗専制勢力に敗れた安達泰盛邸跡である甘縄神社近くを通るが、ここは以前に訪問(未掲載ですが)しており今回はパス。
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次に前から行きたかった鎌倉文学館を訪問する。
角に、古くはなさそうだがレトロっぽく造った牛乳屋さん。
店名を右から読ませる。
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文学館前に「長楽寺跡」の碑。
1225年3月、北条政子が頼朝供養のために建てたというが、1333年5月の鎌倉幕府滅亡の際、戦火で焼け落ちる。現在でも長楽寺という地名が残っている。
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「嘉禄元年三月 二位の禅尼政子 頼朝追福の為 笹目が谷辺に於て方八町の地を卜し 七堂伽藍を営みて長楽寺と号す 元弘三年五月北条執権滅亡の際 兵火に罹りて焼失せりと 此の地即ち其の遺址にして 今に小字を長楽寺と呼べり」
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さて、鎌倉文学館へ。
旧前田家別邸、昭和11年竣工。
門を入るとトンネルが。
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館内は写真撮影禁止。
館内からですが、外の景色を一枚パチリと。
ベランダくらい解放したら如何でしょうか?
外はこんなに素晴らしい景色なのに。
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文学館を出て進むと、平盛久の碑が。「主馬盛久之頸座」という。
主馬は、馬や馬具の管理をする役職で、盛久は、平家に仕えた主馬盛国の子。平家滅亡後、盛久は京都に隠れ、清水寺で願を掛けていたのを、時政に捕えられ鎌倉に送られる。
1186年6月、ここで処刑される際、刀が折れたため許され、頼朝から領地までも与えられたという。
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「盛久は主馬入道盛国の子にして 平家累代の家人なり 然るに平家滅亡の後 京都に潜み 年来の宿願とて清水寺に参詣の帰途 北条時政 人をして召捕へしめ 鎌倉に護送し 文治二年六月  此地に於て斬罪に処せられんとせしに奇瑞あり 宥免せられ 剰へ頼朝其の所帯安堵の下文を給ひしと言う」
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「平家の群像(1) 平家の侍 平盛久」はコチラ

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営業はされていない様子だが、看板が素晴らしい。
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鎌倉彫のお店。
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これは、もとは「何とか銀行」なんだろうか?
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六地蔵
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この手前を右折すると「和田塚」があるが訪問済みのため今回はパス。
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若宮大路にある鎌倉中央食品市場。
テレビにもよく紹介されている。
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「★鎌倉インデックス」  「★歴史的建造物インデックス」をご参照下さい。
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