色んな事が起って5月5日付けの新聞記事も所謂「古新聞」かも知れないが、同日付け「朝日新聞」朝刊の記事でどうしても気になることが。
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見出し「自民 原発推進派はや始動 「原子力守る」政策会議発足」というもの。
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言い出したらキリがなく面倒なんで、一つだけ。
同じ記事で自民党内の推進派と非推進派のインタビュー記事があった。
非推進派は河野太郎氏。
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推進派は加納時男氏。
このヒトの主張は、
大見出しは、「原子力の選択肢を放棄するな」
小見出しは、①「地元が要請、雇用に貢献」と、
②「低線量放射線、体にいい」
というもの。
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気になるのはこの②「低線量放射線、体にいい」という個所。
今まで①はよく聞いていましたが、②まで出てきました
以下、こんなふうに主張してます。
「低線量の放射線は『むしろ健康にいい』と主張する研究者もいる。説得力があると思う。私の同僚もも低線量の放射線治療で治った。過剰反応になっているのでは。むしろ低線量は体にいい、ということすら世の中では言えない。これだけ申し上げたくて取材に応じた。」
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低線量の放射線が健康によく体に良かったとしても、それじゃ原発をどんどん作りましょう、ということには直接的にも間接的にも繋がらない。
これは、土俵外で勝負しようという論点「すり替え」である。
これは、小見出し①「地元が要請、雇用に貢献」も同じであるが。
①②が原発推進の理屈になるのか、「福島」以降、よく吟味しなければならない。
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もっともこの方、河野太郎氏に対して、
「社民党に推薦しますよ。福島瑞穂党首は私の大学の後輩だから。」と、
もうムチャクチャなことも言っている。
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「原子力のことを知らない素人がとやかく言うな」、というこれまでの原発推進派の高圧的、強権的態度はまだまだ健在である。
こほヒト(たち)には、反省とか謝罪などとんでもない論外なのである。
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同日同紙夕刊「素粒子」は、さすがに、
この際、そんなに原発が必要なら東京に建設するかどうか議論しようよ、
と原発推進派を挑発している。
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カン氏が、浜岡の「一時停止」を中電に要請した。
発表の際のカン氏、どこか自信なさげだった。
財界の皆さん、こんなこと言ってゴメンナサイのように見えた。
津波対策をすればOK、心配なのは東海地震(南海地震は対象外)、という条件付きなのにネ。
浜岡については、私の知る限りでは、地元自治体の首長もその安全性に大きな危惧を持っているようだし、もっと自信を持っても言いと思う。
それに、上に書いた自民党と、民主党との差も際立つのに。
もっと堂々としていれば、「仮免」から「本免」に切り替え出来たのに、残念。
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ついでに、5月3日付け「朝日新聞」朝刊。
見出し「保安院予測も未公表 放射能拡散 『パニックを懸念』」 という記事。
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細野というカン氏の補佐官は、
「1日まで、データの存在は知らなかったといい、公開せずにいた理由を『国民がパニックになることを懸念した。きちんと開示すべきだった』と説明した。」
という。
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「懸念」したのが保安院なのか細野なのか、記事だけでは不明であるが、「知らなかった」はアヤシイし、オカシイ。
もし「知らなかった」のなら、職責を全うしていなかったということなので、少なくとも言い訳か謝罪が必要。
そもそも保安院は、自主的に、誰にも知らせずにこっそりと、予測をしたのだろうか。
「パニックになることが懸念される」くらいヒドイ状況だったら尚のことである。
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