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横浜美術館「メアリー・カサット展」印象派のあたたかな母子像(2016-07-22)
メアリー・カサット
アメリカの裕福な家庭に生まれる
16歳の頃、美術学校に通う
21歳の頃、画家を志しパリに
父親は猛反対
「お前が画家になるくらいなら、お前の死んだ姿を見たほうがいい」とも
パリでは、女性は美術学校に入れる時代ではなく、
アカデミーの重鎮 ジャン=レオン・ジェロームに師事し、
ルーブル美術館で先人画家の作品の模写に励む。
▼23歳の頃のメアリー・カサット
24歳でサロン(官展)に初入選、
その後、サロンの常連画家となる。
▼《バルコニーにて》1873年 29歳
ヨーロッパ各地を周り、バロック絵画を勉強
その頃のパリはスペインブームであった
▼《刺繍するメアリー・エリソン》1877年 33歳
第1回印象派展(1874年)の3年後(印象派の影響が見える)
繊細な指使いの表現
依頼された肖像画(風俗画)
当時、アメリカの富裕層がパリに旅行して、お土産に肖像画を書いてもらうことが流行していた
■印象派の仲間たちとの出会い
▼エドガー・ドガとメアリー・カサット
どこか似た者同士であった
影響しあう二人
(恋愛関係にあったともいわれるが確証はない)
ドガの死後、カサットは手紙を全て処分した
▼《庭の子どもたち(乳母)》1878年 34歳
▼《青い肘掛け椅子の少女》1878年
▼《桟敷席にて》1878年 34歳
▼エドガー・ドガ《エトワール、または舞台の踊り子》1878年
▼《眠たい子どもを沐浴させる母親》1880年 36歳
▼《浜辺で遊ぶ子どもたち》1884年 40歳
■多色刷り銅版画
▼エドガー・ドガ
《ルーヴル美術館考古展示室にて、メアリー・カサット》1879~80年
描かれているのはカサットと姉・リディア
光の表現
筆で書いたような面
■浮世絵の影響
エコール・デ・ボザール(国立美術学校)で大浮世絵展が開催
▼《母のキス》1890~91年 46~47歳
▼《午後のお茶会》1890~91年
▼《湯あみ(たらい)》1890~91年
▼《手紙》1890-61年
▼《沐浴する女性》1890~91年
■母子像
▼《女性と子ども》1900年ころ 56歳ころ
▼《家族》1893年 49歳
▼《果実をとろうとする子ども》1893年 49歳
▼《母の愛撫》1896年ころ 52歳ころ
▼晩年のカサット
1904年 レジオン・ドヌール勲章シェヴァリエ章を受章
「アーティストであること以上の喜びはあるかしら」
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