(『朝日新聞』著者に会いたい)
(略)
移民の歴史が100年を超えるブラジルの日系人社会は、4世や5世も含めて200万人に迫る。いまや米国と並ぶ世界最大規模の生産量を誇るブラジルの大豆は、じつは日本人移民が定着させたそうだ。しょうゆやみそ、豆腐といった故郷の味への郷愁が、ブラジルの主要な輸出産物を作り出す原点になった。
ただ、日本政府の移民政策は「棄民」のそしりを免れないと語る。「地上の楽園」と勧めて送り出した国民の多くに「生き地獄」を体験させたからだ。・・・
「・・・日本人移民の軌跡を知ることが、理解や敬意につながることを願っています」
『朝日新聞』2016-07-24
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