2012年8月25日土曜日

東電TV会議映像での発言訂正 福島県知事ではなくて県庁職員です

毎日JP
東電テレビ会議:水素爆発直後の映像発言を訂正
毎日新聞 2012年08月24日 21時47分(最終更新 08月24日 22時03分)
 東京電力福島第1原発3号機が昨年3月に水素爆発を起こした直後の社内テレビ会議映像に記録されていた、「健康被害の心配はない」との文言を報道発表文に盛り込むよう福島県の佐藤雄平知事から要請されたとする社員の発言について東電は24日、「要請は佐藤知事ではなく、県庁職員からだった」と県に伝えたことを明らかにした。
 東電が報道関係者に限定して映像を公開後、県が「知事が要請した事実はない」と否定。東電に事実確認するよう求めていた。
 映像では、水素爆発から約2時間後の昨年3月14日午後1時半ごろ、東電本店社員が「県庁、具体的には知事から『今、北西の風で、観測された放射線量から健康に被害が出る心配はない』との文言を入れたい、入れてほしいとの話があった」と発言した。しかし、東電社内で検討した結果、発表文への記載は見送られた。
 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は取材に対し、「社内で調査した結果、知事ではなく県職員から聞いたということだった。その職員が誰かは特定できていない」と話している。【神保圭作】
*
*
映像証拠の訂正は一片の発表だけでは済まない。
「誤解」だとしたら、「誤解」の経緯説明くらいは最低限必要。

仮に、知事さんじゃなかったとしても、県政指導部に意志と言う点では同じ

「県庁職員
仮に知事さんでないとしても、どうして「職員」という表現?
局長とか部長じゃないの、最低でも。
何とか、小さい事件にしたい、小者(「職員」)が勝手にやったことにしたい、そんな底意が見える。
*

河北新報
原発事故「健康被害なし」問題 「県職員から要請」東電調査

 福島第1原発の水素爆発直後、東京電力の社内テレビ会議の映像で、佐藤雄平福島県知事が「健康被害の心配はない」という文言を報道発表資料に記載するよう東電に要請したとするやりとりが録画されていた問題で、東電は24日、「県職員から記載要請を受けた可能性が高い」とする内部調査の結果を公表した。

 東電は当時、福島に駐在していた社員らを聞き取り調査。映像には県の要請内容が記されたメモが映っていて、社員らは「県職員の誰かからメモの趣旨の話をされた記憶はある」と証言した。
 調査では、知事からの直接要請はなかったとしたが、県職員から「知事の要請」と言われたかどうかは判然としないとしている。
 県は調査結果の報告を受けて記者会見し、「職員への再調査でも要請の事実は確認できない」と反論した。荒竹宏之生活環境部長は「報道発表への要請を裏付ける具体的な情報が東電から示されず、これ以上の調査継続は困難」と県側の調査を打ち切る考えを示した
 東電の映像によると、昨年3月14日に起きた3号機の水素爆発の約2時間後、東電広報班が「福島県知事から『放射線が健康に被害が出る心配はない』という文言を報道発表文に入れてほしいと話があった」と東電本店非常災害対策室に連絡。本店は「そう言い切るのはリスキー(危険)だ」と難色を示し、報道発表資料に記載されなかった。
 県は「知事が要請した事実はない」との見解を示し、東電に社内会議でのやりとりの背景や経緯を調査し、報告するよう求めていた。
2012年08月25日土曜日

0 件のコメント: