東京 江戸城(皇居)東御苑
*「朝日俳壇」11月5日より
対岸の白き原発十三夜 (札幌市)仁和 亮
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「朝日歌壇」11月5日より
前向きに生きると人に言いつつも前がわからぬと避難者の言う (東京都)半杭 螢子
みごとなる海夕焼なり福島の預かり犬と並んで眺める (東京都)大村 森美
水音がスキデスココガイイノデスちいさき声で溝蕎麦の花 (福島市)美原 凍子
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(選者:高野公彦評)
第2首:作者は大島在住。犬と一緒に美しい海の夕焼けを眺めつつ、飼い主のことを案じている気配だ。
第3首:ここは福島だけどそれでも水辺が好きです、と言っているようなミゾソバの花の可憐さに作者は胸を熱くする。
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