2026年9月23日水曜日

〈トランプ・高市会談〉 高市氏は「ドナルド」と名前で呼ぶが、トランプは「総理大臣」「彼女」としか呼ばない。名前どころか、苗字でさえも呼ばない / 「一方通行」(小谷教授) / 高市のいつもの媚びポーズ / どうしても毅然とした態度のメロニーと比べてしまう(ないものねだりなのか?) / 日本の首相「内閣改造で18人中10人も変えましたがご安心ください。アメリカと関わる茂木外務相/片山財務相/赤沢経産相/小泉防衛相の4名はそのままにしてあります」 / 「トランプ大統領は、首相のことを she と三人称にすることもあり、話している相手が首相ではなく、部屋にいるメディアなどであることを明確に示してしまう」    

 


 高市首相とトランプ米大統領の22日の日米首脳会談。頭撮りの最後に、首相と通訳官が米国の記者たちを追い出したのは、失礼すぎる振る舞いでした。高市首相が「そろそろ会談を始めましょう」と語った部分を、通訳の高尾直氏は「記者たちに出て行ってもらったら」と、やりすぎの意訳。私はWHや米国内での首脳会談を何度も取材してきましたが、ゲストである外国首脳側が米記者に「出ていけ」などと言う非礼を初めて見ました。

 高尾氏が使った、"the press corps" というのはホワイトハウスの記者団についてよく使われる、米ワシントンにおける一種の業界用語です。一般的な"reporters"(記者たち)という言葉でなかっただけに、より直接的に、WHの記者たちに出ていけ、と言ったことになります。日本の忖度記者を集めた台本会見しかできない高市首相側の、自信のなさがゆえの言葉だったのでしょう。それ自体が、大変情けないです。また、WH取材でプロ中のプロである米メディア記者に対し、まともな会見すらできない外国の首脳が、「出ていけ」というのは、あまりに非礼です。初めて見る光景に呆れるとともに、なんとも恥ずかしい気持ちになりました。

 高市首相の前後に、トランプ氏と首脳会談をおこなった、英国のバーナム首相、ウクライナのゼレンスキー大統領は、いずれも記者の質問を、ごく自然な流れで、普通に受けていました。それは当然で、「記者から逃げ回って」いるのは高市首相だけでした。これは、↓の動画で明らかです。

 日米首脳会談から半日後の22日深夜、高市首相は国内と外国の記者を集める「内外記者会見」なる、恥ずかしい台本会見を行いました。外国プレスから質問した2人の記者は、UAE系(The National)とインド系(South Asian Herald)で、私は、初めて聞いた媒体でした。ニューヨークでの会見なのに、米国メディアから全く相手にされていない高市首相のありようを象徴する場面でした。高市外交が「世界の中心で咲き誇る」どころか、「世界の端っこでほとんど相手にされていない」ことの証左だと感じました。

 結局のところ、台本会見をやっているのは、日本の高市首相と、それに協力して演技をしている日本のマスコミだけです。事前の質問通告などバカバカしくてやっていられないので、米メディアの記者たちから、見向きもされなくなったのではないかと思います。こうした恥ずかしい現状を伝えずに、あたかも高市首相の外交が成功しているように取り繕っている官邸の同行記者たちの責任と罪は、本当に大きいと感じます。

 日米首脳会談での高市首相の「記者逃げ」は米東部時間の昨夜、https://youtube.com/live/2Mxa9HpS4bI で解説しました。高市首相のNYでのお寒い台本会見は今朝のライブで取り上げました。

 日本のマスコミが取り繕って、全く伝えない、「高市外交」のありのままの現実を、これからも現場から伝えたいと思います。

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