2012年8月3日金曜日

放射能汚染 栃木県日光・真岡など5市町全域の全野生キノコ出荷停止 基準値超3,000~110ベクレル

下野新聞
全野生キノコ出荷停止 日光など5市町全域
(8月3日)
 政府の原子力災害対策本部は2日、日光市と真岡市、那須塩原市、益子町、那珂川町の5市町の全ての野生キノコについて原子力災害特別措置法に基づき出荷停止を県に指示した。野生キノコの出荷停止は県内で初めて。
 同部の調査では、5市町で採取した野生のチチタケから、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る3000~110ベクレルの放射性セシウムを検出した。県は既に、5市町に出荷自粛を要請、住民にも採取しないよう注意喚起しており、あらためて徹底を求めた。
 自粛要請の対象は、日光市のうち旧日光市地域、那須塩原市のうち旧西那須野町地域に限定していたが、国は野生キノコのうち1種類でも基準値を超えた場合、市町村全域を対象とし、全ての野生キノコの出荷を制限する考えを示している。

0 件のコメント: