2022年2月2日水曜日

「死者に鞭打つな」言説に対する、三島由紀夫の批判。 「死んでしまうと誰だって美化される。つまり我慢できるものになる。これは生存競争の冷厳な生物的法則であって、本当の批判家とは、こんな美化の作用にだまされない人種なのであります。」 「われわれは死者のことをなるたけ早く忘れたいのです。憎まれ嫌われていた死者のことほど早く忘れたいのです。そのためにはほめるに限る。ですから死者に対する賞讃には、何か冷酷な非人間的なものがあります。」(三島由紀夫『不道徳教育講座』)     

 

▲空疎な賞讃言辞の羅列に溢れている     

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