今日もまた避難の日なり夏落葉 (横浜市)荒川 澄
原発の囲む列島田水沸く (宝塚市)塩出 眞一
(選者、長谷川櫂の評)
「いつも間にかそうなっていた。「田水沸く」とは夏、田水が湯のようになること。不気味な今の日本」
とある。
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「朝日歌壇」8月1日より
父の遺影抱きしめる子を母が抱く埋葬も出来ぬ二十キロ圏 (鹿沼市)石島 佳子
安全靴脱いで寛ぐ原発の声なき男の貌が見えくる (新潟市)岩田 桂
浜岡の海に小ガメを放流す子らの未来はだれも知らない (浜松市)松井 恵
「うつくしま」福島の里はいつ還る育てし野菜捨てつつ思う (福島市)斉藤 栄子
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今日は、私の友人T.K氏の句を無断で(ゴメンナサイ)ご紹介
「原発の 塵降りた田や 仏桑花」
これに触発されてワタクシも駄作を
「われもまた汚染食物摂りつありあはれなるは牛のみにあらず」
「官員がやらせで築く安全神話」 (これは川柳か)
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