上野の東京国立博物館で 『ほほえみの御仏(みほとけ)』展のあと、
同じく本館で開催中の特別公開『新発見!天正遣欧少年使節 伊東マンショの肖像』展に行った。
東京 上野 東京国立博物館 『ほほえみの御仏(みほとけ) -二つの半跏思惟像-』展 に行ってきた。 2016-06-30 / 日韓の国宝が対面 半跏思惟像 東京国立博物館で (『朝日新聞』)
伊東マンショは島津氏に滅ぼされた日向国都於郡(とのこおり)城主伊東義祐の外孫。
天正10年(1582)2月、13歳で使節としてヨーロッパに向かい(天正10年は本能寺の変の年)、
天正18年(1590)には無事日本に帰国する。
欧州滞在中の1585年、使節がヴェネツィアを訪問した際、共和国元老院が大家ヤコボ・ティントレットに肖像画を発注したことが文献によって知られていた。
2014年にその存在が発表された「伊東マンショの肖像」はその文献記録を裏付けるものであった。
肖像画の中の伊東マンショはこの時、16歳。
なかなかのハンサムに描かれていて、画家の対象物への好意が窺える。
伊東マンショは帰国後は聚楽第で秀吉に謁見される機会が与えられるなど、ひとかどの人物であったと思われる。
なお、展示物は全てカメラOK。
【世界初公開】本館7室では特別公開「新発見!天正遣欧少年使節 伊東マンショの肖像」を開催。日本とイタリアを結ぶ最初の架け橋である天正遣欧少年使節をドメニコ・ティントレットが描いた「伊東マンショの肖像」を展示中。7/10まで。 pic.twitter.com/2ZILG77797— トーハク広報室 (@TNM_PR) 2016年7月1日
0 件のコメント:
コメントを投稿