武藤被告は防潮堤を造らなくて済むように「専門家への根回し」と「津波想定の解析し直し、低減化」を指示。当時は、勝俣被告や清水社長、武黒被告が出席する「御用会議」が、最高意思決定機関の常務会よりも強い意思決定機関だった。元幹部が事故の翌年に検察で仰天証言をしていた。#東電刑事裁判 pic.twitter.com/08H1W3cJq5— やいちゃん (@picoyai) 2018年9月6日
ここから連続する木野氏のツイを読んでたまげた。今日の裁判で、まあこれまでも薄々その気配があったとはいえ、今までの東電側の説明が全部ひっくり返るようなすごい証言が出ている。 https://t.co/8EGl1Dy9BF— ガイチ (@gaitifuji) 2018年9月5日
東電刑事裁判、午後から、2008年当時に津波対策の責任者だった山下氏の検面調書の読み上げ。弁護側は不同意としていたが、山下氏が証言不能(刑訴法321条)と認められ、調書がそのまま証拠として採用された。内容は驚くべきものでした(°▽°)— 木野龍逸 (Ryuichi KINO) (@kinoryuichi) 2018年9月5日
争点のひとつ、地震本部がまとめた長期評価の取り扱いについては、勝俣氏や武藤氏が出席していた「御前会議」と呼ばれる場で、取り入れて対策をすることが了承されたと証言。その上で津波高さのシミュレーションをしていたことに。— 木野龍逸 (Ryuichi KINO) (@kinoryuichi) 2018年9月5日
東電は「試計算」ていう新語も駆使しながら事前想定を否定してるけど、山下氏の証言では、常務会でも取り入れることを了承したとのこと。その後、福島県への説明の仕方などをまとめるよう指示も出ていたと。ところがその後、長期評価で計算すると津波高さが15.7mになり、対策に数百億かかり、— 木野龍逸 (Ryuichi KINO) (@kinoryuichi) 2018年9月5日
工事期間も長くなることが判明。そのため方針転換し、長期評価は取り入れず、従来通り(電力会社が仕切る土木学会で策定した)土木学会手法で対応することに変更。とはいえ政府機関が決めた長期評価を東電だけの判断で無視するのは無理なので、有力な学者にお墨付きをもらおうといあことに。— 木野龍逸 (Ryuichi KINO) (@kinoryuichi) 2018年9月5日
それで東電は2008年秋に学者巡りを実施。対外的に説明できるようコメントをもらって長期評価をネグることに成功(とはいえ実際には学者からも、長期評価を無視することはできないという意見も出てた)。— 木野龍逸 (Ryuichi KINO) (@kinoryuichi) 2018年9月5日
また山下は、津波高さが10m以下だったら対策可能だったとも証言。
東電はこれまで、巨大な津波は想定外と主張してきたけど、実際には一度は経営者レベルで対策の必要性が承認され、その後に金がかかるなどの理由で変更されたことが明らかになったということ。この証言は大きいです。詳細はLevel7onlineの添田さん報告をお待ちください。— 木野龍逸 (Ryuichi KINO) (@kinoryuichi) 2018年9月5日
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昨日の東電刑事裁判は、311の1日前に「大地震の危険性は低下した」との学説を発表して大誤報を打ち、「もう地震学はやめよう」とまで思い詰めた学者が証言台へ。自らの失敗を「情報不足」「思い込み」「慢心」と評し、後悔と懺悔が伝わる証言だった。
— やいちゃん (@picoyai) 2018年9月7日
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