2012年6月6日水曜日

福島県 飯舘村住民の約半数が「帰村しない」と回答(住民グループの調査)


福島民友
49%「帰村しない」 飯舘の住民グループが調査
 東京電力福島第1原発事故で全村避難している飯舘村で、村外への移住を希望する住民グループ「新天地を求める会」は5日、住民アンケートの結果を公表した。村に戻る意思について、条件付きを含めて「帰村したい」と答えたのは計46.2%で、約半数に当たる49.1%が「帰村するつもりはない」と回答したことを明らかにした。同会は同日、村に結果を提出した。
 アンケートは、村の住宅地図に避難前の住所が載っている住民を対象に1539通を郵送、576通を回収した。回収率は39.78%
 「帰村したい」と答えた人のうち「今すぐにも」は6.6%。条件付きは「国(村)が安全宣言すれば」が13.5%、被ばく線量について「宅地」「宅地と農地」「村全体」で「年間1ミリシーベルト以下になれば」の合計が21.6%となり、放射線量の低減を村に戻る条件とする回答が目立った。
(2012年6月6日 福島民友ニュース)

福島民友
住宅団地は4割 南相馬市が集団移転希望調査
 南相馬市は5日、東京電力福島第1原発20キロ圏外の防災集団移転の宅地買い取り額と併せ、移転対象全1162世帯に発送した移転希望などの中間集計結果も公表した。対象は5月末までに寄せられた769世帯分の調書で、回答した約4割の300世帯が住宅団地、226世帯が災害公営住宅を望んでいる一方で、214世帯は個別移転を考えていることが分かった。
 市が昨秋、対象世帯に行ったアンケートでは、約半数の約600世帯が住宅団地への集団移転を希望していたが、中間集計では約39%と、昨秋より約1割減少したことになる。市担当者は「震災から1年が経過し、集団移転を待てず個人移転を希望する人が増えているのでは」と分析している。
(2012年6月6日 福島民友ニュース)

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