読売新聞
福島第一2号機、汚染水の漏えい箇所わからず
東京電力は、福島第一原子力発電所2号機にロボットを投入し、汚染水が漏れ出している可能性の高い配管8本を調べたが、漏えい箇所を突き止められないまま、15日に調査を終了したと発表した。
漏えいが疑われているもう一つの場所「圧力抑制室」を調べるには、水中で動ける新ロボットを開発する必要があり、調査は長期化が避けられなくなった。
事故で溶け落ちた核燃料を取り出すには、水漏れ箇所を修復し、原子炉の格納容器を水で満たす必要がある。東電は、格納容器の下部の、圧力抑制室につながる配管(直径2メートル)の破損を推定。その周辺は放射線量が高いため、東芝製の4本脚ロボット(幅約60センチ、高さ約110センチ、重さ約65キロ)を昨年12月から投入して撮影していた。
(2013年3月15日20時54分 読売新聞)
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