JR「桜木町駅」から、みなとみらい側とは反対方向に、横浜能楽堂や掃部山公園方面に向かう、音楽通り~紅葉坂を上ります。
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①②神奈川奉行所跡(紅葉坂)
③ガス灯発祥地(音楽通り)
④金星太陽面経過観測記念碑(紅葉坂)
⑤神奈川運上所跡(これは①~④とは異なり、神奈川県庁敷地内)
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「神奈川奉行所跡案内板」
横浜開港にともない安政六年(1859)6月4日、開港場建設の事務に当たった外国奉行酒井忠行・水野忠徳・村垣範正・堀利熙・加藤則著の5名に神奈川奉行兼帯の命があり、青木町(神奈川区)に会所、戸部村宮ヶ崎(西区)に奉行役所を置き、また横浜村(中区)の中央に運上所を置いて事務を執りました。この地にあった奉行役所は戸部役所と呼ばれ、内国司法・行政の事務を取り扱い、運上所では、関税及び外務全般の事務を取り扱いました。万延元年(1860)神奈川奉行は専任となり、松平康直・都筑峰暉が任命されました。
明治元年(1868)3月、明治政府は新たに横浜裁判所を置きましたが、4月神奈川裁判所と改め、これを2つに分け横浜裁判所・戸部裁判所とし、運上所並びに戸部役所の業務を引き継ぎ、神奈川奉行所は廃止されました。その後、明治3年、神奈川県庁と改称されました。
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・・・ということで、⑤に「運上所」を加えました。
背景にあるのは、神奈川県庁(昭和3年建造)。
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高島嘉衛門という豪商が、明治5年(1872)9月1日、伊勢山下石炭蔵跡(現、本町小学校辺り)に横浜瓦斯会社を創立し、同年9月29日、日本初のガス灯が、横浜大江橋(桜木町近くの橋)~馬車道・本町通界隈に設置されたことに由来します。
この高島嘉衛門というひと、「高島易断」の創始者でもあるそうです。
詳しくは、Wikiを見て下さい。興味を引く方です。
④金星太陽面経過観測記念碑。
金星が太陽の前面を通過するという珍しい現象(日面経過)が明治7年(1874)12月9日に起きた。日本はこの観測の最適地であったため世界各国から大勢の天文学者が渡来し、横浜、神戸、長崎などに大規模な観測陣がしかれ、横浜では、コバルビアスを隊長とするメキシコ隊が、宮崎町に観天場を設け観測にあたった。この観測100年を記念した碑。
金星が太陽の前面を通過するという珍しい現象(日面経過)が明治7年(1874)12月9日に起きた。日本はこの観測の最適地であったため世界各国から大勢の天文学者が渡来し、横浜、神戸、長崎などに大規模な観測陣がしかれ、横浜では、コバルビアスを隊長とするメキシコ隊が、宮崎町に観天場を設け観測にあたった。この観測100年を記念した碑。
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