2013年7月25日木曜日

【白旗をあげるTPP2】麻生財務相がかんぽ生命のガン保険進出を止めたが、日本郵政傘下のかんぽ生命が、米保険大手アメリカンファミリー生命(アフラック)との業務提携を強化。米国生保の下請けになる。

MSN
日本郵政、米アフラックと提携拡大 TPP参加で米政府に配慮
2013.7.25 01:38 [TPP]

日本郵政が、米保険大手アメリカンファミリー生命保険(アフラック)との提携を強化することが24日、分かった。現在、同社のがん保険は約1千の郵便局の窓口で販売しているが、直営の全郵便局約2万カ所で販売できるようにする。日本が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に正式参加したタイミングでの提携強化は、かんぽ生命保険の事業拡大に反対してきた米政府に配慮した格好だ。

アフラックは平成26年秋をめどに、日本郵政グループ専用のがん保険を供給する方針。週内にも基本合意し、両社トップが記者会見して発表する。

日本の保険市場をめぐっては、「日本には非関税障壁がある」とする米政府の圧力で、がんや医療、介護などの「第3分野」に関し、12年末まで、外資系と中小保険会社にだけ参入が許された経緯がある。このため、アフラックのがん保険のシェアは現在でも7割超に上っている。

これに対し、国が株式を保有する日本郵政傘下のかんぽ生命が第3分野への参入など事業拡大を目指したことから、米政府が反発。日本のTPP参加をめぐる日米の2国間協議の焦点の一つになり、すでに日本は、かんぽ生命の新規事業参入の認可を事実上凍結していた。日本にとっては、日本郵政がアフラックとの提携で先手を打つことで、米政府の批判を封じることになる。


時事ドットコム
日本郵政、米アフラックと提携強化=がん保険、直営全郵便局で販売

日本郵政が、米保険大手アメリカンファミリー生命保険(アフラック)との業務提携を抜本的に強化することが24日、明らかになった。傘下のかんぽ生命保険がアフラックと代理店契約を締結。同社のがん保険販売を、同じ郵政傘下の日本郵便が直営する約2万カ所の全郵便局に拡大する。

アフラックは2014年秋に日本郵政グループ専用のがん保険を供給する。26日にも基本合意し、両社トップが記者会見して発表する。

米政府は長年、日本の保険市場の閉鎖性を指摘し、日本郵政の郵便局ネットワークをかんぽ生命以外の民間保険会社にも全面開放するよう求めてきた。今回の提携強化は、環太平洋連携協定(TPP)交渉と並行して行われる保険分野などの日米2国間協議にも影響を与えそうだ。(2013/07/24-23:08)







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