2014年5月2日金曜日

首相「柔軟な働き方へ、法制変える」 英金融街で演説 (朝日新聞)

朝日新聞
首相「柔軟な働き方へ、法制変える」 英金融街で演説
ロンドン=小野甲太郎2014年5月2日10時23分

 安倍晋三首相は1日夜(日本時間2日未明)、ロンドンの金融街シティーにあるギルドホールで現地の財界関係者や投資家らを対象に演説した。国家戦略特区や法人税改革、医療制度改革などを紹介し、「(安倍政権の経済政策)アベノミクスは前進中だ」とアピールした。シティーで首相が演説するのは昨年6月以来2回目となる。

 演説の後、会場から労働生産性を向上させる方策を尋ねる質問が出た。首相は「もっと柔軟な働き方ができるように労働法制を変えていく。これがいかに難しいかを実感しているが、やり遂げなければ日本は成長していくことはできない」と述べ、労働規制の緩和を進める考えを強調した。

 演説では、欧州連合(EU)と交渉している経済連携協定(EPA)を2015年内に妥結する目標も示した。そのうえで「競争に身をさらすことが日本を成長軌道に乗せ直すために不可欠」と訴えた。(ロンドン=小野甲太郎)

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