2013年4月25日木曜日

大阪市、黒字経営の続く人気水族館「海遊館」の株式を近鉄などに売却する方向で交渉

SankeiBiz
「海遊館」株売却へ交渉 大阪市、近鉄に打診
2013.4.25 16:38   

 大阪市が、保有している人気水族館「海遊館」の株式を売却する方向で交渉していることが、25日分かった。外郭団体廃止方針を掲げる橋下徹大阪市長の意向を受けての措置。株式を売却し、民間主導の経営に委ねる考え。近畿日本鉄道など他の株主に売却を打診している。

 市は、第三セクターの運営会社に5億円を出資し、海遊館株式の25%を保有。運営会社の歴代社長は市幹部や市OBが務めてきた。

 市は赤字の外郭団体を多く抱えており、対策を迫られている。ただ、海遊館は黒字経営が続いている。2011年度の年間入場者数が約225万人の人気施設だ。海遊館の株式は10年度に2500万円、11年度に1500万円の配当があった優良資産。07年にも売却構想があったが、市議会から反発が出て撤回したこともある。

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