2012年6月10日日曜日

野田と谷垣 「お気持ちはよくわかっています」 同じ財務官僚の掌の上

今日(6月10日)の「朝日新聞」の政治面の囲み記事
(見出し)
谷垣総裁「財務省はなめている 消費増税「最後は賛成に回る」に怒り

(記事)
自民党の谷垣禎一総裁が、財務省からの「ラブコール」に怒っている。
消費増税法案を材料に衆院解散をめざす勝負が山場にさしかかっているが、財務相経験者ということで「最後は賛成に回る」と思われているのが許せないようだ。


 「『元財務相』というだけで私を見ているとは言わないが、私にも多くの顔がある」。
谷垣氏は7日の記者会見で財務省への不信感をあらわにした。
小泉内閣で財務相を3年務めた谷垣氏には、財務省がすり寄ってきているようにみえる。


 安住淳財務相は5日の会見で「谷垣先生は国会議員の中で指折りの財政家だ。高い見地から局面を打開していただきたい」と持ち上げた。
財務省の審議官級以上の幹部は昨年来、たびたび谷垣氏に接触
ある幹部が「谷垣さんは最後は何とかしてくれる」と話しているということも耳に届く。


 谷垣氏は最近、親しい自民党議員に「財務省はなめている。見くびるなと言いたい」と不満を漏らした。
旧知の議員が「財務省が裏で動いていると言われているが、そうでもない」と報告に来ると、谷垣氏は「財務省に頼まれて来たのか」と皮肉を飛ばしたという。
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野田氏もまた財務相経験者で、野田氏がかくも消費税増税に前のめりなのは、某有名財務官僚が野田氏を説得した結果といわれている。

谷垣氏と野田氏
両人は否定しているが、2月だったか、二人はこっそり密談しているのは周知のこと。

しかし、この谷垣氏
党首討論では、「無礼千万」とか何とか言って、怒って見せる。
(でも、どこかヘタな芝居を見ているような感じがするのは、私だけか?)

そして、筋書き通り、消費税修正協議に。

6月8日の「朝日」天声人語はこう書く。

「お気持ちはよくわかってます」と修正協議に。
さすが谷垣、野田の以心伝心
国民の気持ちもわかっているか。

まことに正鵠を射た皮肉である。
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それを踏まえたうえで、谷垣氏の財務省への怒りを聞けば、
またまた、ヘタな田舎芝居を見るような・・・。
(本当に「ヘタ」である。弁護士の割には。怒っていないもの)

「財務省の審議官級以上の幹部は昨年来、たびたび谷垣氏に接触。
ある幹部が「谷垣さんは最後は何とかしてくれる」と話しているということも耳に届く。」
のくだりを読めば、
所詮、野田も、(安住も)、谷垣も、財務官僚の掌の上のお人形?
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