北國新聞
想定上回る揺れか 志賀原発南の断層連動
北陸電力は19日、志賀原発の南にある「邑(おう)知潟(ちがた)南縁断層帯、坪山 -八野(はちの)断層、森本・富樫断層帯」が
連動した場合、同原発の揺れの強さが現行 の想定を上回る可能性があることを明らかにした。同日開かれた経済産業省原子力・安全 保安院の専門家会議に検証結果を提示した。
各断層の連動を想定して揺れの強さを解析した結果、3秒程度の周期で揺れた場合、そ の強さが上下方向で最大約250ガルとなり、従来想定の約150ガルを上回った。
北電は、原子炉建屋などの安全上重要な設備はこの揺れに耐えられるとし
「耐震安全性 の評価には影響を及ぼさない」としている。この日は検証結果を文書で示しただけで、専 門家会議での議論は次回以降に行われる。
邑知潟南縁断層帯、坪山-八野断層、森本・富樫断層帯について、保安院は「地質構造 上、連動の可能性を否定するのは困難」と指摘していた。
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