2012年6月16日土曜日
民主党・自民党・公明党・大手メディア、庶民の苦境を脇目にメルトダウン
金子勝 @masaru_kaneko
大手メディアの社説やコメンテーターが「決められない政治」脱却を大合唱。若者の非正規雇用化や家族の解体でもたない社会保障制度はそのまま、自民党の国土強靱化法案を批判せずに社会保障をバラマキと言い、なし崩しの原発推進も肯定。逆戻りしても日本の未来はない。変われない政治が問題なのです。
6月16日付け「朝日」社説は、
「多大な痛みを伴うが、避けられない改革だ。
・・・・・・・
・・・・。この合意が「決められない政治」を脱する契機となることを願う。
・・・・・・・ 」
おまけに、隣の紙面には
(見出し)「財政再建 更に負担の議論を」とする
与謝野馨のインタビュー記事。
「痛み」「負担」は誰が背負うのか?
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「分厚い中間層」と聞いて、ブラック・ジョークかと思ったが、
案の定、さすがお勉強熱心な安住くんも、「中間層」の定義すらまとも答えられない。
はぐらかしては、怒られ失笑される始末。
そりゃそうだ、
先生たる財務官僚も教えることができないほど、「中間層」の実態は崩壊しているんだ。
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6月18日付け「日経ビジネス」
この安住のインタビュー「今こそ消費税を上げる」
(生徒)安住のお願い=(先生)財務官僚のお願いなんだろう、
記事の見出しには、こんな文字が・・・。
「財務相経験者が首相と野党第1党党首。
こんな時はない 歴史的決断をしてほしい」
これには、さすがにインタビュアーも心配した様子。
「・・・・毎朝6時には財務省に通い、事務方と懸案事項について意見を刷り合わせるのが日課だそうです。・・・
ただ、・・・、
官僚を「使っている」と思っていたら、「使われていた」という事例は過去に枚挙の暇がありません。
・・・
安住さんはぜひ官僚に「使われている」ように見せかけて「使う」大臣であってほしいと思います。」
と、
痛いところをやんわりたしなめられている。
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高橋洋一(嘉悦大)
YoichiTakahashi
大新聞が似たような論調の時には、だいたい後ろに官僚がいる。大蔵省にいたときの話。課長クラス以上に対し各紙論説クラスやコメンテーターに根回してどのように書かせるか、言わせるかを競わせた。出世競争だから各課長は必死。昨日の「決められない政治からの脱却」の大合唱はそうかもね
posted at 09:30:24
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