2012年1月27日金曜日

「これらは、私の言葉ではありません。3年前、当時の麻生総理がこの議場でなされた施政方針演説の中の言葉です。私が目指すものも、同じです。」(野田首相)

京都 二条城外堀(2012-01-24)
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1月24日の松下政経塾出身野田首相の施政方針演説(MSN産経ニュース)。

冒頭、

「日本再生元年」となるべき本年、私は、何よりも、国政の重要課題を先送りしてきた「決められない政治」から脱却することを目指します。

と決意のほどを示す。

ここで言う「国政の重要課題を先送りしてきた「決められない政治」」というのは、当然、自民党政権時代の政治のことだと、誰でもそう思う。
これを批判して、マニュフェストに纏め上げ、政権交代を成し遂げたのだから。

ところが、そのあと

これは、4年前、当時の福田総理がこの演壇から与野党に訴えかけられた施政方針演説の一節です。

と、福田氏の演説の一部を援用した。

更に、あろうことか、自民党政権最後の麻生氏の演説まで援用し、

これらは、私の言葉ではありません。3年前、当時の麻生総理がこの議場でなされた施政方針演説の中の言葉です。私が目指すものも、同じです。

と言ってのけた。

「私の言葉ではありません。」
「めざすものも、同じ」
と明言したノダ。

片方で「脱却」、もう一方で「めざすものも、同じ」

もう末期ですな、この内閣。

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