2013年1月10日木曜日

橋下市長は体罰容認派として、今回の事件に対して自らを含め措置する必要がある。

橋下市長は体罰容認派として、今回の事件に対して自らを含め措置する必要がある。

ここで言う「措置」とは、
①自らの持論である体罰容認から変化・修正があるのか、ないのかの表明
②それをベースにした今回の事件への対応
のことをいう。

あたかも以前から体罰反対みたいな発言や関係者の処置はごまかしになるし徹底を欠くことになる。
堂々と持論を展開すべきである。
もし持論を修正するなら、修正を表明すべきである。

次に、
②今回の事件への対応としては、「謝罪」が一番にあるべきだ。
かりにも教育を含めた行政のトップである。
常に「トップダウン」を叫び、教育委員会もすでに自分に従わせているのだから、教育委員会を批判したり叱ったする前に、少なくとも、まずはトップとしての謝罪が必要だろう。

部下の不始末は一応、上司(トップ)の不始末でもある。

以前の橋下なら、ずる賢くも、まず「一応の謝罪」をしたんではないか、と思う
そういう意味で今回は下手。
スチュワーデス・コスプレの際やその他に見られた「素直さ」が、今回はない。

それと・・・、
なんか最近、顔つきが酷薄になった気がする。


さて、
体罰容認派としての言行録であるが、
ざっと見てもこれだけ(↓)ある。

朝日新聞
橋下知事「手を出さないとしょうがない」 体罰容認発言
2008年10月26日22時49分
「大阪の教育を考える府民討論会」で発言する橋下徹知事
=26日午後、堺市中区、山本裕之撮影

 大阪府の橋下徹知事は26日、堺市で開かれた「大阪の教育を考える府民討論会」(府、府教委主催)に出席、学力向上のための緊急対策に盛り込んだ反復学習の実施に理解を求めた。一方、「口で言って聞かないと手を出さないとしょうがない」と体罰を容認する発言をした。

 知事は「私は学力を必ず上げます」と断言、「子どもが社会に出て壁にぶつかったとき、乗り越えられる能力が絶対必要だ」と訴えた。一方で「子どもが走り回って授業にならない。ちょっとしかって頭でもコツンとしようものなら、やれ体罰だと叫んでくる。これで赤の他人の先生が教育をできるか」と話し、どこまでを教育と認めるか合意形成が必要だとした。

 また、質問に立った日教組の組合員という小学校職員が、「日教組の強いところは学力が低い」などと発言した中山前国土交通相を知事が擁護したことを批判。その後、知事を非難するヤジが続くと、知事は「中山発言正しいじゃないですか」「これが大阪の教育現場。こういう教師が現場で暴れ放題する」「9割の先生は一生懸命やってる。1割のどうしようもない先生を排除してください」と激しい口調で話した。

 討論会後、報道陣から体罰を容認するのかと聞かれた知事は「体罰という言葉にとらわれる必要はない」と答えた。これに対し、討論会に同席した生野照子・府教育委員長は「体罰に関する発言は間違っている」と話した。



第2回 大阪市教育振興基本計画策定有識者会議 会議録  ←  コチラ
(平成 24 年 10 月 2 日(火))



橋下市長:
・私も中原校長も弁護士時代にあったと思うが、過剰に暴力をふるう子どもの話を聞くと、自分が
殴られた経験も痛みもないので相手にむちゃくちゃやっている子どもがすごく多い。
・大人と子どもなので厳格な対応は慎重にすべきだが、やってきた子どもに対して、「やられるとい
うのはこういう痛さだ」と体験させておかないと過剰な暴力になってしまう。「何でもかんでも教
師の暴力は全部だめ、体罰だ」ということになるから、子どもが限界がわからないということに
なる。自分が痛さがわかれば相手方に対しての歯止めになる。生徒の防衛のため、先生の防衛の
ため、指針を出してほしい。



JCASTニュース
「もみあげをつまんで引き上げるくらいまではいい」 橋下市長の「体罰」新解釈が波紋
2012/10/ 4 19:33

   大阪市の橋下徹市長が提案した問題生徒・児童への対応指針が物議をかもしている。市の有識者会議で、橋下市長は教員が「懲戒権」を活用できるようにすべきだと提案し、「もみあげをつまんで引き上げるくらいまではいいと思う」などと述べた。橋下市長は、これは「体罰」とは異なるものだとしているが、「発言は体罰容認につながる」との批判が出ている。
   学校基本法では体罰を禁じており、「指導」と「体罰」の線引きについては議論が続いてきた。この線引きについては、07年に文科省が、問題行動を起こす生徒への対応についてのガイドラインで示している。それによると、「殴る、蹴る」「正座・直立等特定の姿勢を長時間にわたって保持させる」といった行為は体罰にあたると解釈されているが、有形力(目に見える物理的な力)の行使をともなう懲戒については、「一切が体罰として許されないというものではない」とも説明している。

「ちょっと立たせただけで体罰とかですね…」

   橋下市長は、2012年10月2日に開かれた教育振興基本計画を議論する有識者会議の中で、
「文科省のガイドラインに(加えて)、また大阪市が作ってもいいんじゃないですか?」
と、さらに具体的なガイドラインを作るように求めた。橋下市長は、
「先生ももうちょっと、どうなんですか、懲戒権というか、認めてあげられないもんなんですかねー。ちょっと立たせただけで体罰(と言われる)とかですね…。『これぐらいはいいでしょう』っていうガイドラインを示してあげるとですね…。もう(生徒を)怒れなくなってますよ、先生が」
と、教員が問題生徒に対して行える対策が限られていることを問題視。「体罰はダメ」と断りながらも、ガイドラインの一例として、
「僕は、もみあげをつまんで引き上げるくらいまではいいと思うんですけどね、そんなのしょっちゅうありましたし、それぐらいなかったらねー、ダメです。大阪市でそれを体罰とか何とか言われたら、政治で僕が引き受けますから」
と述べた。さらに、
「腹をどつかれた時の痛さ、そういうものが分かれば、相手側の方に対しても歯止めになると思う」
と、いじめ対策の側面も強調した。

囲み取材では一転「それは有識者が考えること」

   だが、この日の夕方の囲み取材では一転、慎重姿勢に終始した。
「文科省のガイドラインよりも踏み込んだ形にするのか」
との記者の質問には、
「そこは僕は何もいっていない。有識者で考えてもらうこと。僕は問題提起をしたところまで」
とかわし、
「市長の問題意識としては、有形力の行使をある程度認めるべきだ、ということなのか」
と重ねて聞かれても、
「それは有識者が考えること」
と繰り返すにとどまった。
   この発言をめぐっては、早速批判が出ている。例えば、橋下市長に対して対決姿勢を続けている日本共産党の「しんぶん赤旗」は、10月3日の紙面で、
「体罰は暴力そのもので、絶対に許されません。橋下氏の発言は体罰容認につながるもので、批判は免れません」
と報じている。


しんぶん赤旗 2012年10月3日(水)
橋下氏、体罰あおる
「大阪市独自の指針必要」 
 
 橋下徹大阪市長は2日、市役所内で開かれた市教育振興基本計画策定有識者会議で教師の体罰について、市独自の指針をつくるべきだとの考えを示しました。体罰は暴力そのもので、絶対に許されません。橋下氏の発言は体罰容認につながるもので、批判は免れません。

 橋下氏は、計画に盛り込む施策案で、いじめなどの問題行動を起こす子どもへの対応が出席停止となっていることについて、「先生にもうちょっと懲戒権を認めてあげられないのか」と発言。「僕はもみあげつまんで引き上げるくらいはいいと思う」と述べ、もっと強い対応を求めました。

 「胸ぐらつかまれたら放り投げるくらいまではオッケーだとか。けられた痛さを体験しないと過剰になる。けられた痛さ、腹どつかれた痛さがわかれば歯止めになる」といい、「懲戒権について文科省のぬるいガイドライン以上にしっかりと一つの指針はだすべきだ」と述べました。

 会議終了後の会見では「有識者に議論してもらう」と強弁しました。

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想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
橋下市長は体罰容認どころか、親による子殺しを推奨している。「苦渋の決断で我が子を殺した親に対しては、世の中は拍手を送ってもいいだろ。国に代わって、世の中に代わって、異常・危険分子を排除したんだからね」(橋下徹『まっとう勝負!』)http://bit.ly/WqOfNV 

親による子殺しを推奨する橋下徹 ← コチラ

想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
「「親に、子供の命を処分してもいい権利を与えよ」というと、「親の虐待を助長することに繋がる」と反論する人が出てくるだろうね。だけど、親に究極の権利を与えると、却って虐待も防ぎやすくなるんだよ」(橋下徹『まっとう勝負』2006年、小学館 P96)

1月8日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
「国が事前に危険な奴を隔離できないなら、親が責任を持って危険な我が子を社会から隔離すればいいんだ。他人様の子どもの命を奪うほどの危険性がある奴に対しては、そいつの親が責任を持って、事前に世の中から抹殺せよ!」(橋下徹『まっとう勝負』2006年、小学館 P95)

想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
橋下徹は高校生の自殺について、いつもの通り教育委員会や現場に責任をなすりつけ、自らが「陣頭指揮」を取れるような条例を作るなどと言っているが、大阪市の教育は橋下が通した「教育行政条例」などによって、既に市長の権力下にある。http://bit.ly/pVQGSq 

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YAHOOニュース
<大阪・高2自殺>橋下市長、直轄100人態勢で調査へ
毎日新聞 1月10日(木)11時45分配信
 大阪市立桜宮高校の生徒(17)が体罰を受けた後に自殺した問題で、橋下徹市長は10日、100人態勢で市長直轄の調査チームを作る方針を表明した。学校や市教委の対応について「意識が甘すぎる」と批判。また、顧問の体罰を指摘する公益通報があったのに生かされなかったとして、公益通報制度を見直す考えも示した。

【自殺の生徒】「30~40回たたかれた」親に明かす

 橋下市長は体罰や謝罪を巡り、学校側と遺族の説明が食い違うことについて「遺族の求めるような対応策が取れていない」と問題視。全ての市立小、中、高校を対象とする体罰調査について「僕が陣頭指揮を執らないと駄目」と話し、100人態勢の直轄チームを作る考えを示した。
 また、11年9月に顧問の体罰を指摘する通報があったのに、調査までに1カ月かかったり、顧問から15分間しか聴取しなかった点についても「許されない」として、制度見直しを表明した。
 橋下市長は、生徒が自殺前日に顧問から30~40回顔をたたかれた、と両親が証言していることについて、「事実であれば許されない。犯罪だ」と激怒。一方で、「子どもに対して手をあげることは場合によってはあり得る。僕も体育会をやってたから分かるが、試合中にビンタすることはある」とも話している。【林由紀子】


Shoko Egawa ‏@amneris84
「口で言って聞かなければ、手を出さないとしょうがない」ーこういう方針で教育行政にも臨んできたことを、橋下氏は深く自省する必要があるのではないか。 【参考】http://www.asahi.com/special/08002/OSK200810260045.html …


buvery ‏@buvery
『自分なら良くて、人なら悪い』という主語の問題であれば、論旨一貫しています。RT @yas_igarashi: あれ、橋下さんって「ゲンコツはやむを得ない」とか相当積極的に…Reading:大阪・橋下市長“いじめより重い” NHKニュース http://bit.ly/Wvt0Kw 


Shoko Egawa ‏@amneris84
このところテレビを見られないでいるんだけど、高校生の自殺問題で、橋下市長はどのような謝罪をしたのかしら…見た方、教えてください。








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togetter
体罰肯定派だったはずの橋下さんが、都合よく体罰絶対反対の正義漢になって教育支配に乗り出している件(1/9)


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BLOGOS    (↓)
橋下氏に学校の体罰問題を偉そうに論じる資格はない
秋原葉月

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NHK
大阪・橋下市長“いじめより重い”
1月8日 18時6分

大阪市の橋下市長は、市の教育委員との会合に出席し、市立桜宮高校の男子生徒の自殺について、「重大な要因に体罰があったと認めざるをえず、いじめによる自殺よりはるかに重い」と述べました。

会合では、初めに市教育委員会の長谷川委員長から、今回の男子生徒の自殺について経緯が報告されたあと、出席者全員で黙とうしました。
このあと、橋下市長が今回の自殺について、「重大な要因に体罰があったことは認めざるをえず、いじめの自殺よりはるかに重い、とんでもない事案だ」と述べました。
そのうえで橋下市長は、「教育委員会と共同で外部監察チームを立ち上げて、徹底的に事実解明をする」と述べ、自殺を巡る事実関係を徹底的に調査する方針を示しました。
また、橋下市長は、「子どものSOSを受け止めるチャンネルを直ちに立ち上げてほしい」と述べ、教育委員会に対し、子どもが悩みを相談できる窓口を早急に設けるよう指示しました。
一方で、橋下市長は、「体罰を禁止するといったスローガンだけで、現場をコントロールするのは無理だ。これだけ『体罰はダメだ』と言っても出てくるのは、学校や先生の事情もあるかもしれない。どんなときに体罰をしてしまうのか、真正面から分析をして考えていかなければいけない」とも述べました。
教育委員会では、今後市立学校の校長らを集めた緊急の会議を開き、今回の自殺の経緯を説明するとともに、部活動での体罰をなくすよう徹底することにしています。



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