「従わなければ予算を凍結する」という制裁をちらつかせながら、教員の総入れ替えや入試の中止を迫る。こうした手法を民間では脅しと言う。暴力の一種である。」（斎藤美奈子：1月23日東京新聞）

元官僚R.S. ‏@k049118
１　桜宮高校体罰生徒自殺事件がいつの間にかに教育委員会による同校体育科入試中止に。「暴君に屈した判断」これが橋下信徒以外の国民の大方の印象であろう。橋下はいまや「裸の王様」に過ぎない。新聞のコラムから。筆者は文芸評論家の斉藤美奈子氏（東京新聞1月23日）


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２「桜宮高校の体罰事件。橋下徹市長のやり方はそもそも強圧的だった。「従わなければ予算を凍結する」という制裁をちらつかせながら、教員の総入れ替えや入試の中止を迫る。こうした手法を民間では脅しと言う。暴力の一種である。」（斎藤美奈子：1月23日東京新聞）


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３　橋下市長の脅しに屈する形で大阪市教委は桜宮高体育系二科の入試中止を決めた。が、実は体育系分の定員120人は普通科として募集し、入試科目も従来通り。市長の顔を立て受験生にも配慮した「折衷案」という。なんて老獪な、そして卑屈な判断だろう。」（斎藤美奈子：1月23日東京新聞）


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４　「君たちも上（注：この場合は本当は「横」なのであるが）には逆らわない方がいいよ。裏の抜け道を探しなさいね」。そうメッセージしているのと同じ。教育とは程遠いダブルスタンダードの勧めである。」（斎藤美奈子：1月23日東京新聞）


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５　「なぜ生徒や保護者の声は無視されたのか？最近まで橋下市長も体罰肯定論者だった。学校や教師に成果主義を迫り、従わなければぺナルティを科すと脅してきた。学校の体罰と同じ構図だ。体質改善が必要なのは誰なのか。」（斎藤美奈子：1月23日東京新聞）


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６「市教委の決定に御満悦な橋下市長。顔色をうかがう教育現場。「暴君による圧政」という言葉を思い出す。（終）」（斎藤美奈子：1月23日東京新聞）