日刊スポーツ
桜宮高 保護者ら応援の会結成 「市長の発言は言葉の暴力だ」
大阪市立桜宮高の男子生徒自殺で、部活動の自粛や体育系学科の募集中止が決まったことを受け、保護者や卒業生の有志が27日、大阪市内に集まり「桜宮応援団」(仮称)を結成した。
会場には約170人が詰め掛け、4時間にわたり議論。発起人として加わった伊賀興一弁護士は「保護者や生徒が議論の中心になって考えていく必要がある」と訴えた。今後、市教育委員会に意見書を提出するなどの活動をする。
橋下徹市長はこれまで「学校の間違いを受け止めるのが大切だが、在校生にはその認識がない」などと発言。教員の総入れ替えも求めている。
これに対し、保護者らが猛反発。「(教員総入れ替えで)全てをリセットするのは、良かった指導まで全否定することになる」「夢があって桜宮高に入った。市長につぶす権利はない」との声が上がった。「『大人は何も分かってくれない』と子どもが嘆くようになった」との批判も出た。
体罰について「今後、暴力や暴言での指導は認めない」との意見を拍手で承認。運動部に所属する生徒の父親は「日本の体罰問題を考える原点にしていこう」と訴えた。
[ 2013年1月27日 18:31 ]
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