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しいたけ原木 32万本基準超
原発事故のあと、千葉県の10の市で、原木しいたけから基準を超える放射性物質が検出されたことから、千葉県が県内で使われている原木を検査したところ、全体の17%にあたる32万本が基準を超えているとみられることがわかりました。
千葉県は生産者にこれらの原木を廃棄するよう指導するとともに、安全な原木の調達を進めています。千葉県では、おととし10月以降、10の市で原木しいたけから国の基準を超える放射性物質が検出され、出荷制限が続いています。
原木しいたけは、成長する過程で原木に付着した放射性物質を吸収するため、国は1キログラムあたり50ベクレルを超える原木を使用しないよう、基準を設けています。
これを受けて千葉県が、去年9月から県内で使われている原木186万本についてサンプル検査をしたところ、全体の17%にあたる32万本が基準を超えているとみられることがわかりました。
これらの半分は千葉県産、残りは福島県や宮城県といった県外から仕入れたもので、いずれも国が基準を示す前に生産者に渡っていたとみられています。
千葉県はこれらの原木を廃棄するよう指導するとともに、安全性が確認された原木を新たに調達する事業などを進めています。
さらに県は出荷の再開を希望するすべての生産者について、原木しいたけの検査をし安全性を確認した上で、出荷制限の解除に向けて国と調整を進めることにしています。
03月15日 16時22分
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