福島民報
風評払拭へ小売店表彰制度 森消費者相が新設方針
森雅子少子化・消費者行政担当相(参院本県選挙区)は19日、東京電力福島第一原発事故の風評払拭(ふっしょく)に取り組んでいる全国の小売店関係者らを表彰する制度を新設する方針を明らかにした。同日、東京都のイトーヨーカドー葛西店内「ふくしま市場」を視察後、記者団の取材に答えた。
県内で行われている農産物の検査態勢などを積極的に説明し、消費者の理解を得ている小売店の店長、店員らが対象。事例は全国に発信する。
森氏は、ふくしま市場で取り扱っている県産米や野菜、日本酒などの販売状況について担当者から説明を受けた。同店によると、売り上げは東日本大震災前の水準に戻った。イトーヨーカドー各店舗でも県産米の全袋検査のPRに力を入れ、平成24年産米の販売量は22年産の2倍となる見通しだという。
視察後、森氏は「ふくしま市場やイトーヨーカドーでは取り組みが成果を挙げているが、全国的には風評はまだ深刻だ。官民合わせて闘っていきたい」と語った。
(2013/04/20 11:33)
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