税金返せ! 猪瀬知事また夫婦で豪華海外出張
- ゲンダイネット(2013年5月26日07時00分)
ニューヨーク出張に公費で夫人を同伴させ、都民から「税金の無駄遣いだ」と批判を浴びた猪瀬直樹知事(66)。てっきり反省しているのかと思ったら、とんでもなかった。5月28日からのロシア出張にも公費で夫人を同行するつもりなのだ。
都庁の幹部は「奥さまには私費で行っていただいた方がいいですよ」とアドバイスしているそうだが、知事は「税金を使ってなにが悪い!」と言わんばかりだ。
「都庁の職員は、知事が夫人同伴を強く求めるので頭を抱えています。先方から招待された形にしようとしたり、招待されない時は、猪瀬夫妻が現地でホスト役になってレセプションを開くようにするなど、なんとか正当化しようと必死です。今年1月、夫婦でロンドンに行った時も、高級ホテルでの懇談会を設けた。この時、夫人の出張経費は144万円だったそうです」(都政関係者)
猪瀬知事がフザケているのは、副知事の頃から公費で夫人を海外に連れて行っていることだ。資料では、副知事時代、8回、海外出張に行き、分かっているだけでも4回夫人を伴っている。しかも経費がベラボーなのだ。
2012年8月、ロンドンに出掛けた時は、猪瀬副知事、夫人、都職員3人の、計5人で2618万円も使っている。単純計算で、夫人のために500万円も税金を費やしているのだから、許しがたい。
「猪瀬知事は、公務で海外に行く時は夫婦で行くのが普通だと言い張っていますが、関東地方の神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木県の知事は、誰ひとりとして公費で夫人を同伴していない。埼玉の上田知事は、同伴する時はポケットマネーで賄っています。猪瀬知事も自腹でいけばいい。なぜ、税金を使うのか」(政界関係者)
いったい、これまで猪瀬知事は、夫人の海外旅行のためにいくら税金を使っているのか。都庁に聞いた。
「たしかに副知事時代には8回海外に行っていますが、昔のことなので、資料は直近の2回分しか残っていません。2010年10月には台湾へ、2012年8月にはロンドンに出張しています。2回とも夫人を伴っています。ただ、夫人にいくらかかったか、個別経費は発表していません。先月、ニューヨークに出張した時の経費は、まだ精算が済んでいません。今月末のロシア行きも、予算が確定していない状態です」
夫人のために1000万円や2000万円の税金が浪費されていておかしくない。こうなったら都民全員で返還を求めた方がいいのではないか。
(日刊ゲンダイ2013年5月23日掲載)
0 件のコメント:
コメントを投稿