浜田内閣官房参与、株価急落「そんなにびっくりしていない」
2013/5/30 16:57
浜田宏一・米エール大名誉教授(内閣官房参与)は30日午後、記者団に対し日経平均株価が700円を超す下げ幅を記録したことについて「市場は動くものなので、そんなにびっくりしていない」と述べた。荒い値動きが続く市場に対し感想を求められたが「しゃべるなと叱られたので、今がどうとは言えない」と言及を避けた。
長期金利の動きも「そんなに心配していない。インフレ期待以上に長期金利が上がらない限り企業活動はプラスの影響を受けるからだ」と語り、現状では問題はないとの立場を明らかにした。併せて日銀の取り組みについて「外の驚きが少なくなるように黒田東彦総裁は努めているのではないか」と語り、理解を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
NHK
5月30日 15時58分
30日の東京株式市場は、先週の株価急落の動揺が収まらないなか、午後に入ってリスクを避けようという売り注文が一段と増えて全面安の展開になり、日経平均株価は終値で700円以上急落して、ことし2番目の下げ幅となりました。
先週、日経平均株価が1100円以上急落してからちょうど1週間となった30日の東京株式市場は、午後に入って外国為替市場で円高ドル安が進むと売り注文が一段と増えて全面安の展開になり、日経平均株価は一気に下げ幅を拡大して700円以上の急落になりました。
▽日経平均株価、30日の終値は29日より737円43銭安い1万3589円3銭と、今月23日に次いでことし2番目の下げ幅になりました。
これで日経平均株価は、1週間余りで2000円以上値下がりしたことになり、先月末の終値を270円以上下回って、今月に入ってからの値上がり分がすべて失われた形です。
また、▽東証株価指数=トピックスは44.45下がって1134.42、▽1日の出来高は44億7963万株でした。
市場関係者は「記録的な株価急落から1週間たったが、市場の動揺が収まったとは言えず、多くの投資家はリスクを避けようという姿勢を一段と強めている」と話しています。
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