2013年1月6日日曜日

中国広東省の週刊紙「南方週末」の元記者ら50人以上、広東省共産党委員会宣伝部部長に公開謝罪と辞任を要求

日経新聞
記事介入で異例の辞任要求 中国リベラル紙の元記者ら 
2013/1/5 19:34

 【香港=川瀬憲司】中国広東省の週刊紙「南方週末」の元記者ら50人以上が連名で、メディアを監督する広東省共産党委員会宣伝部の●(席の巾が尺)震・部長に公開謝罪と辞任を要求する公開書簡を発表した。同紙は腐敗追及などリベラルな報道姿勢で知られるが、中国当局が最新号(3日付)の発行直前に、立憲政治の重要性を説いた部分など大幅な書き換えや削除を指示したという。

 中国共産党は体制維持のためメディア監督を重視しており、その幹部への辞任や謝罪要求が表面化するのは異例だ。中国当局は4日、改革志向の強い雑誌「炎黄春秋」のインターネットサイトも閉鎖した。年明けに政治体制改革における憲法の重要性を指摘する論文を掲載しており、これを問題視したとみられる。中国外務省の華春瑩・副報道局長は4日の記者会見で「中国に新聞検閲制度は存在しない」と主張した。

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