2012年7月5日木曜日

福井県議会、大飯原発の再稼動反対の意見書を全会一致で可決

毎日JP
福井・大飯原発:県議会が再稼働反対 全会一致で意見書可決 /福島
毎日新聞 2012年07月05日 地方版
 県議会は4日の6月定例会で、大飯原発(福井県)3、4号機の再稼働について「原発事故の被災県としては受け入れがたく非常に残念」とする意見書を全会一致で可決した。
 意見書は「福島第1原発事故はいまだに収束しておらず、16万人を超える県民が住み慣れた故郷を追われ、将来の見えない不安な生活を送っている事実から目を背けてはならない」と被害の大きさを強調。政府の安全対策についても「防潮堤、免震重要棟、フィルター付きベント設備などが未整備で、事故が起こった場合の放射能被害予測や住民避難計画も立てられていない」と不備を指摘、住民の安全・安心の確保を最優先に対応するよう求めた。事故原因の究明や原子力安全規制体制が確立されていないことにも言及した。
 福島市議会では一部議員提案の再稼働反対決議が否決された。県議会では一部会派が出した意見書の文言を全会派が合意できる形に修正、委員会提出議案として追加提案した。
 県議会はこのほか、補正予算案など県提出の18議案を可決し閉会した。【乾達】

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