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東日本大震災:オオクチバスからセシウム検出−−伊豆沼 /宮城
毎日新聞 2012年07月26日 地方版
県伊豆沼・内沼環境保全財団は、東京電力福島第1原発事故による両沼の動植物などの放射性物質濃度の測定結果を、「伊豆沼・内沼研究報告第6号」で発表した。
測定対象物は主に今年3月採取。
魚ではオオクチバス成魚の放射性セシウムが1キログラム当たり平均109・5ベクレルで、ギンブナの同63・5ベクレルを上回り、食物連鎖で肉食性のオオクチバスで生物濃縮が進んだことをうかがわせた。原発事故以前に捕まえた魚からは放射性物質は検出されなかった。
岸辺のヨシでは同67・5ベクレルだったが、ヨシを燃やした焼却灰では同1050ベクレルだった。
同財団はこの結果を両沼の環境保全活動に生かすという。【小原博人】
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