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年間積算被曝 4地点で1ミリシーベルト超える 茨城
2012.7.31 02:33
県は30日、東日本大震災に伴う福島第1原発事故の影響による県内61カ所の年間積算線量は0・24~2・4ミリシーベルトで、年間積算被曝(ひばく)線量の目安である1ミリシーベルトを数カ所で上回ったと発表した。1日のうち屋外に8時間いた場合の年間積算被曝線量は0・14~1・4ミリシーベルトで、法令値の1ミリシーベルトを上回ったのは、ひたちなか市や鉾田市、大洗町の小中学校など3市町4地点となる。
県が同日、水戸市内で開いた県東海地区環境放射線監視委員会で報告。同委員会は、原子力施設がある東海村や大洗町を周辺市町村を含めて東海・大洗地区として定期的に監視している。
昨年4月~今年3月に県内61カ所で測定した年間積算線量から、事故前の平成17~21年度の5年間の平均値を減算。もともと自然界に存在する放射線量を差し引き、事故による追加の影響を推定した。
ただ、測定値は周辺に樹木が多い場所で高くなるなど環境条件により変化するといい、県は「地区全体を代表する値ではない」としている。
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