祇園祭2012 宵々山(9)
(山鉾に関する説明は京都新聞HPより借用してます)
引き続き新町通りを北進。
三条通の少し手前に新町通りでは最北の八幡山。
▼八幡山
京都市中京区新町通三条下ル三条町
八坂さんの祭りに石清水八幡をまつるのは不思議だが、当時それだけ八幡さんが信仰されていたあかしだろう。社殿は江戸時代後期天明年間の作と伝えられる総金箔押しの華麗なもの。前面の鳥居の笠木のうえに、向かい合って八幡さんのシンボルの鳩が2羽、止まっているのが愛らしい。
▼伝左甚五郎作の「鳩」
次に、新町通りを少し下って、六角通りを東に進み、室町通りにでる。
▼黒主山
京都市中京区室町通三条下ル烏帽子屋町
油天神山が梅なら、こちらは桜を松と共に飾り、華やいだ雰囲気をかもす。謡曲「志賀」のなかで、
六歌仙の1人、大友黒主が志賀の桜を眺めるさまをテーマにしている。杖をつき、白髪の髷(まげ)の翁の人形は、いかにも品格がある。失火で町家(ちょういえ)を失ったのを機に、5階建てビルにし、祭りのときだけ町会所にするのは時代をさきどりしたと話題になった。山を飾る桜の造花は、家に悪事を入れないお守になる。
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