NHKニュース2012年(平成24年)7月27日[金曜日]
東北電力社長 “感覚のずれ反省”
7月27日 20時32分
東北電力の海輪誠社長は、将来の原発の比率などの意見を聞く政府の聴取会で幹部社員が発表者として意見を述べていたことについて、「感覚のずれがあったことは、真摯(しんし)に反省しなければならない」と陳謝しました。
今月、仙台市で開かれた政府の聴取会では、東北電力の幹部社員が「会社の考え方を述べます」としたうえで、2030年時点での原発の比率について20%から25%程度にするとの選択肢を選び、「東北の復興には安い電気が必要だ」などと述べました。
この幹部社員は意見聴取会に参加することを事前に会社に相談していましたが、東北電力の海輪社長は27日の記者会見で、この幹部社員が聴取会の場で発言することを直前、聞いていたことを初めて明らかにしました。
海輪社長は「個人として参加しながら、会社として組織的な対応をしているのではないかという疑念を抱かせたことは配慮が足りなかったと受け止めている」と述べました。
そのうえで海輪社長は、「幹部社員の発言をきっかけに聴取会の運営方法の見直しなどに至った。世の中が電力会社の社員の参加をどう見るかについて感覚のずれがあったことは、真摯(しんし)に反省しなければならない」と陳謝しました。
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