NHK
“認めたほうが処分軽くなる”
10月21日 4時5分
横浜市のホームページに小学校への襲撃を予告する書き込みがされた事件で、事件とは無関係だったのに逮捕された男子大学生が、「『容疑を認めたほうが処分が軽くなる』という趣旨のことを警察から言われたので、家庭裁判所に送られる直前に容疑を認めた」と警察に説明していたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
横浜市のホームページに「市内の小学校を襲撃する」といった書き込みをしたなどとして逮捕され、その後、家庭裁判所に送られて保護観察処分を受けた、19歳の男子大学生について、神奈川県警察本部は20日、大学生や家族に対し、誤認逮捕を認めて謝罪しました。
警察によりますと、大学生は逮捕されたあと、容疑を否認したり、認めたりを繰り返していましたが、家庭裁判所に送られる直前で再び容疑を認めたということです。
この理由について、今月17日、警察が大学生に改めて話を聴いた際、「『容疑を認めたほうが処分が軽くなる』という趣旨のことを警察から言われたので容疑を認めた」と説明していたことが、捜査関係者への取材で分かりました。大学生は事件とは無関係でしたが、検察の調べに対して「楽しそうな小学生を見て、自分にない生き生きとしたものを感じ、困らせてやろうと思った」と動機についても具体的に話していたということです。
こうした点について、警察や検察は「これまでのところ、自白を誘導するような事実は確認できていない」としたうえで、引き続き取り調べの状況などについて検証を進めています。
読売新聞
神奈川県警、少年の上申書誘導か…不自然な詳述
不正操作されたパソコンから横浜市のホームページ(HP)に小学校への襲撃予告が書き込まれた事件で、神奈川県警に威力業務妨害容疑で誤認逮捕されたとみられる少年(19)(保護観察処分)が、手口や動機を不自然なほど詳述した上申書が県警に提出されていることが捜査関係者への取材でわかった。
また、横浜地検が、容疑を認めた内容が上申書とほぼ一致する自白調書を作成していたことも判明。捜査当局は誘導された可能性があるとして検証を進めている。
県警は誤認逮捕を認め、20日午後、少年に直接謝罪する。
捜査関係者によると、少年は任意の調べ段階から容疑を否認していた。だが、7月1日の逮捕から数日後、犯行を認める上申書を書いたとされる。翌日には否認に転じ、その後の横浜地検の調べに再び容疑を認め、自白調書が作成されたという。
上申書には、HPに書き込まれた「鬼殺銃蔵(おにごろしじゅうぞう)」という名前について「鬼殺は日本酒の商品名。13が不吉な数字だからジュウゾウと読ませようとした」との説明や、「楽しそうな小学生を見て自分にない生き生きとしたものを感じ、困らせたかった」との動機が書かれている。また、襲撃予告先の小学校を選んだ理由について、インターネットで二つのキーワードで検索した結果、「一番上に出てきた」としている。
同趣旨の内容が、地検が作成した自白調書にも記載されているという。
少年は10分間ほど、何も言わずに泣き続け、上申書を書き始めたという。
(2012年10月20日14時58分 読売新聞)
誤認逮捕だけではなくて、
自白の誘導、
犯人にでっち上げ、
冤罪、
ということだ。
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