日刊ゲンダイ 【緊急連載】 [シロアリ役人だけじゃないゾ 復興予算に群がる第マスコミ]予算流用の実態をスクープしたNHKも〝おいしい思い〟 復興番組の多言語化と海外放送で、ナント4億4000万円 復興予算はどこへ…
— 株式会社 日刊現代さん (@nikkan_gendai) 10月 25, 2012
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【10月26日追加】
ネタりか
【シロアリ役人だけじゃないゾ 復興予算に群がる大マスコミ】予算流用の実態をスクープしたNHKも“おいしい思い”
2012/10/26 10:00
先月、看板番組「NHKスペシャル」で復興予算流用問題を追及していたNHK。ところがこの公共放送も、復興予算の恩恵にあずかっている。総務省や外務省の予算が、子会社を通じてNHKにドッと流れているのだ。
NHKに復興予算が流れている“カラクリ”はこうだ。
総務省は昨年11月の復興補正予算に「海外への情報発信強化」の名目で、8億1000万円を計上した。復興の状況を各国に伝え、風評被害の拡大を防ぐというのが狙いだ。
総務省はこのうち4億4000万円を、復興をテーマにした30分番組の制作費や多言語化、NHK国際放送を通じての放送費用にあてた。おいしい思いをしたのはNHKだ。
「番組の制作は、2月の公募で優れた企画を出した13の放送局・制作会社に依頼しました。制作費は1本200万~500万円。これとは別に、民放がすでに放送した29本のドキュメンタリー番組も購入しました。計42本を今年2月から10月にかけて、NHK国際放送を通じて世界約130の国と地域に放送した」(総務省情報通信振興課)
番組の多言語化はNHKの子会社、「日本国際放送」が担当。これを放送するに当たり、親会社のNHKに費用を払った。番組を作らせた後は、NHKが丸儲けしたということだ。
総務省は「『NHK』や『子会社』にいくら支払ったのかはお答えできません」と言うが、復興予算の使い道はすべてを明らかにすべきだ。この歯切れの悪さは何なのか。
TV関係者は「NHKや子会社にかなりの予算が流れているのは確実」と言う。
「1本の制作費が仮に400万円としても13本で総額5200万円。番組購入もせいぜい1本数十万と推測されるので、こちらの総額は900万円ぐらいでしょう。公募の選定に関わった広告会社への手数料を差し引いても、3億円以上がNHK子会社とNHKに流れているのではないか。VTRの多言語化は大変ですが、NHKの子会社はノウハウがあり、お手のもの。他国への放送も、今ある機械で完成された番組を流すだけなので、経費はそれほどかかりません。今回の事業には、それなりの意味があると思いますが、額を聞くと“エエッ”と思いますね」(ある放送作家)
この件について、NHKや子会社に詳細を聞いたが、「お調べします」と言ったきり、なしのつぶて。NHKが子会社を財布にしているのは広く知られた話だが、復興でも儲けているとは仰天だ。
NHKは復興予算にたかるシロアリ官僚の実態をいち早く報じた。しかし、それは消費税法案が成立した後だった。オカシイと思ったら、この背景。しかも、NHKに流れたのは総務省がらみの予算だけではない。外務省からも怪しいカネが渡っているのだ。
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