福島原発地下水、月内にも海へ 東電「安全性問題ない」
河北新報 5月8日(水)6時10分配信
東京電力は福島第1原発の放射能汚染水対策として、敷地内でくみ上げた地下水を海に放出する方針を固めた。「汚染前の水で安全性に問題はない」とし、地元市町村や漁業関係者の了承を得て5月中にも踏み切る。
構内では大量の地下水が1~4号機の原子炉建屋に流れ込み、原子炉冷却水と混ざって1日約400トンの放射能汚染水がたまり続けている。放水対象は建屋に流入する前にポンプでくみ上げた地下水で、「放射性セシウム137の濃度は1リットル当たり1ベクレル以下で通常の地下水と変わらない」(東電)としている。
東電は13日の福島県漁連の組合長会議で方針を伝え、理解を求める。県漁連は「注意深く水質検査しながら行ってほしい」(野崎哲会長)と承認する考えだ。
渡辺敬夫いわき市長は「東電が『汚染されていない』と言っても消費者は理解してくれるのか。現時点では承知できない」と話した。
最終更新:5月8日(水)10時39分
FNNニュース
福島第1原発汚染水問題 東電、5月にも海への放水開始へ
福島第1原発の汚染水問題で、東京電力は、増え続ける汚染水の要因になっている地下水の水質を確認し、5月にも海への放水を始めることがわかった。原発の敷地内から出た水が、計画的に海に放出されるのは、これが初めて。
福島第1原発では、1日あたり400トンもの地下水が、山側から建屋に向かって流れ込むことで、汚染水増加の要因となっている。
このため東京電力は、地下水をくみ上げる井戸を12カ所設置し、海への放水を検討してきた。
その結果、設置工事が完了した4つの井戸では、いずれも放射性物質が検出限界値未満だったことから、13日に漁業関係者への説明を行ったうえで、5月中にも海への放水を行うことが、関係者の話でわかった。
相馬市の漁業関係者は、「(放射性物質が)ゼロであっても、絶対、風評被害があるから」、「(地下水は)たまっていくばかりだから、最終的に水を流すしかないんだろうけど」などと語った。
東京電力は、すでに国の関係機関への説明を行っているが、地下水の海への放水は、放射性物質が検出限界値未満であることや、地元の理解が前提としている。
(05/07 12:21 福島テレビ)
福島第1原発汚染水問題 東電、5月にも海への放水開始へ fnn-news.com/news/headlines… #FNN 検出限界値未満は東電が勝手に計測した数値。国、県の監視員、住民代表、漁協関係者などの第3者を立ち会わせて計測せねば意味なし。また、東電のねつ造データだ。
— 南相馬市鹿島区さん (@sue_tu) 2013年5月7日
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