岩手日報
釜石沖のクロソイ基準超 本県海域水揚げで初
県は1日、釜石市沖で水揚げされたクロソイから国の食品衛生法上の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える400ベクレルの放射性セシウムを検出したため、漁業者や漁協などに釜石海域(同市と大槌町の海域)でクロソイの水揚げ自粛を要請した。県内の海域で捕れた魚が基準値を超えたのは初めて。
クロソイは5月29日に釜石市沖の定置網に掛かり、同31日の測定で400ベクレルの放射性セシウムが検出された。県は、クロソイが定置網などで捕れた際の再放流や遊漁業者にもクロソイの案内を控えるように呼び掛ける。
県内のクロソイ水揚げ量は年間2~3トン。今後検査の重点魚種に指定し、3週連続で基準値を下回れば水揚げ自粛要請を解除する。(2012/06/02)
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