2012年7月3日火曜日

朝日の天声人語 「民主党離党議員を「ひよこ」呼ばわりする傲慢」(有田芳生)


親の代からの「朝日新聞」
しかし、社説と天声人語を読まなくなって久しい。

特に最近は読む気がしない。

密室談合による福祉置き去り消費税増税を「決められる政治」と礼賛し、
増税に反対する人たちを「小沢派」でひとくくりし、反対の動きを単なる政争と断じている。
そのくせ、新聞だけは消費税増税の対象外にする画策をコソコソやっている。

「朝日」は反権力じゃなかったんですか?
*
*
今日は、どういう訳か、その天声人語を読んでしまって、ホントに呆れた。

そして、たった今、最近は毎日チェックしている有田芳生さんのツイターを見たら、彼もまた同じような感想を持ったようだ。

有田芳生 ‏@aritayoshifu
皮肉をこめて書けばツイッターには読解力のない人がいるなとしばしばあきれるのだが、朝日の「天声人語」でも同じだから世間の縮図なのだろう。http://goo.gl/v52v 民主党離党議員を「ひよこ」呼ばわりする傲慢。筆者は冨永格氏(社会部出身)か福島申二氏(経済部出身)。
*
*
私も、こういう揶揄は嫌いだ。
揶揄する相手を間違っている。
「朝日」は反権力じゃなかったの?
揶揄する相手はもっと他に、でかいのがいるだろう。

堂々と公約を破って、大衆増税を進める為政者。
しかも、その為政者、クリンチした野党に、わき腹をドンドンやられ体力を消耗しながら、しがみついている。
何でもありの大連立だって囁かれているそうじゃないか。

昔の「朝日」だったら、揶揄や攻撃の相手は、ヤッパシここでしょうよ。
*
*
以下は今日の天声人語。


2012年7月3日(火)付
子どもの頃、お祭りの露店で「カラーひよこ」を買ったことがある。面白うてやがて悲しきというか、愛玩用の幼鳥は毒々しい赤や緑に着色され、思い返せば哀れな姿だった。〈染められてなお売れ残るひよこたち〉古俣麻子▼チルドレン、ガールズと十把一絡(じっぱひとから)げに呼ばれる国会議員の行く末を思うたび、この川柳が胸をよぎる。実力者の色に染まってバッジをつけたはいいが、「数こそ力」の駒に使われ、先々の保証はない▼子飼いのひよこたちを引き連れて、民主党の小沢元代表が離党する。衆参50人ほどで新党だという。離党届を小沢氏に預けていた議員は、身の処し方までを、有権者ではなく親分に委ねたことになる▼離党者に多い当選1回組は、世論が雪崩を打った「政権交代バブル」で永田町に職を得た。失礼ながら大半は、バブル崩壊の民主党では再選がおぼつかない。ここは選挙上手に身を任せ、反増税、なんなら脱原発も掲げて生き残る策だろう▼朝日歌壇に、先の句と対照をなす一首がある。〈自らの色で濃くなる苺(いちご)ジャム私は私であり続けよう〉大堂洋子。煮詰まるほどに紅(くれない)を深めるジャムには、他力で飾らぬ無着色の潔さがある。政治家もかくありたい▼激動の世で問われるのは「自らの色」だ。着色に甘んじ、独り立ちしないチルドレンは消えてゆく。ひよこじゃないとお怒(いか)りの皆様、集団離党の次のステップは自分で決めませんか。余計な色を落として出直すもよし、国政の経験を生かして転職するもよし。
*
*
こういうのも(↓)すごく気になる。
野田首相が朝日・読売・毎日の編集幹部らと会食
*
*

0 件のコメント: