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母親に「優しい」国、首位はフィンランド 日本31位
2013.05.08 Wed posted at 17:00 JST
(CNN) 子どもを産んで母親になろうとする女性にとって、最も恵まれた条件がそろった国はフィンランド――。子どもの権利保護を訴える非政府組織(NGO)「セーブ・ザ・チルドレン」がこのほど、「母の日レポート」と題した年次報告書の中で母親に「優しい」国のランキングを発表した。
ランキングでは、データ不足や人口10万人未満の国を除いた世界176カ国を対象に、妊産婦死亡の生涯リスク、5歳未満の子どもの死亡率、国民が受ける学校教育の年数、1人当たり国民所得、国会で女性が占める議席の割合の計5項目を調査し、「母親指標」を算出した。
最高の指数をはじき出したフィンランドに、2位スウェーデンと3位ノルウェーが小差で続いている。9位まではすべて西欧諸国が占め、10位にようやくオーストラリアが登場する。
米国は30位だった。ほかの先進国に比べて妊産婦や子どもの死亡率が高く、女性議員が少ない。特に新生児死亡率は先進国の中で最悪だった。これは早産の率が高いことと関係があるとみられる。また、10代の出産率が先進国の中で最も高いのも目につく。日本は米国に続き、韓国と並ぶ31位だった。
下位の10カ国はすべてサハラ以南のアフリカ諸国が占め、最下位はコンゴ(旧ザイール)だった。
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