Democracy Now 2012/10/10(水)
ウォルマート従業員が12州で歴史的ストを決行 職場での報復的行為に抗議
ウォルマートの従業員が12州にわたる28店舗で歴史的な抗議ストライキを始めました。同社50年の歴史の中で初めての小売店員によるストです。主催者によると従業員たちは「労働条件改善のために立ち上がった労働者を黙らせ報復的措置をとろうとしている」会社側に抗議しています。アーカンソー州ベントンビルにいるマイク・コンプトンに話を聞きます。彼は今日 ウォルマート本社前で抗議活動を行います。数日前にはイリノイ州エルウッドの同社供給倉庫でストを成功させました。また、10月初めにこのウォルマートのストをスクープしたジョシュ・アイデルソンにも話を聞きます。アイデルソンはサロン(Salon)とイン・ジーズ・タイムズ(In These Times)に寄稿する記者です。
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「ウォルマート」の社員によるストライキ
ウォルマートには労働組合が無いため、ストライキは起こらない筈だが、最近社員による職場放棄が起こっており、事実上社員によるストライキに発展している。最初は、9月に南カリフォルニアにあるウォルマートの商品を扱う倉庫の社員が職場放棄を始め、その後イリノイ州、エルウッドにあるウォルマートの配送センターに働く社員が続いた。彼らは、組合結成の運動をした社員に対して会社が制裁を加えた事に対する反発であった。その後南カリフォルニアのピコ・リベラの店舗の社員30名ほどが、10月4日に1日の職場放棄を行い、店舗の前には250名ほどの支持者が集まる集会に拡大した。5日後の10月9日には、ウォルマートの他の店舗にも広がり、ダラス、マイアミ、シアトル、ローレル、カリフォルニア全般と全米5州に広がっている。しかし、これらの店舗は通常の営業をしており、大きな影響は受けていない。今日から、本社のあるアーカンソー州、ベントンビルで、投資家対象の年次会議を開いている同社は、ストライキの事実は認めているものの、事の重要性は否定している。同社の労働条件に関しては、最近だけでも20件以上の苦情が全米労働関係委員会(NLRB)に提出されており、全米食品商業労働組合(UFCW)も強力に指示を表明している。勿論、このまますぐには同社の労働組合結成には到らないだろうが、その方向付けになるかもしれない。ハフィントン・ポスト
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