7月のギリシャ失業率は25.1%、2年11カ月連続上昇 若年層は54%
2012年 10月 12日 01:26
[アテネ 11日 ロイター] ギリシャ政府は11日、7月の失業率が25.1%となったと発表した。前月の24.8%から上昇。上昇は2年11カ月連続となる。
年齢別では15─24歳の失業率が54%に達した。若年層の失業率の上昇は、政府の緊縮財政措置に抗議するデモの激化にもつながっている。
こうしたなか、この日は米飲料大手コカ・コーラ(KO.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下のコカ・コーラ・ヘレニック(CCH)(HLBr.AT: 株価, 企業情報, レポート)が、アテネ証券取引所からロンドン証券取引所に株式上場先を変更し、本社機能もスイスに移転させると発表。
ギリシャで時価総額が最大のCCHによるこうした動きは、ギリシャ経済にとり新たな打撃となる可能性もある。
CCHはロシアやナイジェリアを含む28カ国で飲料の生産を行っており、米コカ・コーラが同社の株式23%を保有する。CCHはギリシャ国内に持つ工場は今回の決定に影響は受けないとしている。
ブルームバーグ
ギリシャ失業率:7月は25.1%に上昇、過去最悪-国家統計局
10月11日(ブルームバーグ):ギリシャの7月の失業率は上昇し、過去最悪を更新した。労働人口の4分の1以上が失業状態にあることが示された。5年に及ぶリセッション(景気後退)は深刻化している。
ギリシャ国家統計局が電子メールで配布した発表によると、7月の失業率は25.1%と、6月の24.8%(改定)を上回った。これは、月次統計の公表が2004年に始まって以来最も高い。
ユーロバンク・エルガシアスの金融市場調査部門責任者、プラトン・モノクルソス氏は「失業率は国内経済活動の遅行指標だ」と指摘し、「景気低迷が続く限り、失業率はさらに上昇するだろう」と付け加えた。
原題:Greece’s Unemployment Reaches More Than Quarter ofWorkforce (1)(抜粋)
▼ギリシャの失業率推移
http://ecodb.net/exec/trans_weo.php?type=WEO&d=LUR&c1=GR
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