【4月30日更新↓】
togetter コチラ ↓
〔報道検証〕五輪誘致:NYタイムズ紙が報じた猪瀬都知事のイスラム誹謗発言は事実なのか
NYタイムズ紙の担当記者に同行した同社タブチヒロコ氏との一問一答を簡単にまとめてみました。
タブチさん、迅速なご対応ありがとうございました。
※まとめ後、猪瀬氏にも確認すべきという意見をいただいたので、このまとめの内容を丸ごと猪瀬都知事本人のアカウントに投げ、見解を求めました。現在回答待ち。(4/29 15時現在)
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ogetter
都知事選: 猪瀬直樹候補の外交感覚…イノセ流『ケンカのイロハ』
…やっぱり“作家”センセイ?
YAHOOニュース
猪瀬都知事、他候補を批判=20年五輪招致への影響も―米紙
時事通信 4月29日(月)21時4分配信
【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は26日付で、2020年夏季五輪招致を目指す東京の猪瀬直樹都知事が他の立候補都市を批判する趣旨の発言をしたと報じた。国際オリンピック委員会(IOC)は招致活動において、他の候補都市のイメージを損なう行為や発言を禁じており、知事の発言が五輪招致に影響を及ぼす可能性もある。
同紙によると、猪瀬知事は「選手にとってどの都市で開催するのが最高か? 社会基盤や洗練された施設が整備されていない他の二つの国と(東京を)比べてください」と話した。また、「イスラム諸国が共有しているのはアラーの神だけで、彼らは互いに争っている。彼らの国には階級がある」とし、イスラム圏初の五輪開催を目指すイスタンブール(トルコ)を意識した発言をした。
IOCは「翻訳(された記事)であるため知事の発言の真意は定かではないが、全ての立候補都市は招致活動における規則を思い出してほしい」との声明を出した。
NHK
猪瀬知事「イスラム諸国はけんかばかり」
4月29日 18時59分
アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズは、2020年夏のオリンピック招致を巡る東京都の猪瀬知事のインタビュー記事を掲載し、猪瀬知事がほかの立候補都市を引き合いに「イスラム諸国はけんかばかりしている」などと発言したと伝えました。
IOC=国際オリンピック委員会の行動規範は、ほかの立候補都市との比較を禁じており、「すべての候補都市にルールを守るよう強調したい」とする声明を発表しました。
ニューヨーク・タイムズによる猪瀬知事のインタビューは、今月、招致活動のため訪れていたニューヨークで行われ、26日に掲載されました。
この中で、猪瀬知事は「アスリートにとって、いちばんよい開催地はどこか。インフラや洗練された競技施設が完成していない、2つの国と比べてください」とほかの立候補都市に言及しています。そのうえで、「イスラム諸国で人々が共有しているのは唯一、アラーだけで、互いにけんかばかりしている」という内容の発言をしたということです。
IOCはオリンピックの招致活動についての行動規範で、各都市は互いに敬意を払うべきだとして、ほかの都市との比較を固く禁じています。
ニューヨーク・タイムズは「発言で立候補都市の資格を失うことは考えにくいが、IOC側の信頼は揺らぎかねない」と指摘しています。
トルコのクルチ青年スポーツ相は、記事が掲載された翌日、ツイッターでコメントを発表し「発言は公正ではなく、悲しいことだ。オリンピック精神に反している。イスタンブールはほかの立候補都市に対して否定的な声明を出したことはないし、これからも出さない」としています。そのうえで、「われわれは日本の人々を愛しているし、日本人の信仰心や文化を尊重している。そして若者も、高齢者も同じように尊重する」としています。
IOC=国際オリンピック委員会は声明を発表し「記事に掲載された発言の翻訳を見ただけでは知事が本当は何を言おうとしていたのかは定かではない」として、今後、東京都に対して真意を問いただす考えを示唆しました。そのうえで、「IOCとしてはすべての候補都市に対して招致活動に関連したルールを改めて強調したい」として、招致活動に伴う行動規範を順守するよう各都市に対して改めて求めています。
猪瀬知事の発言について、JOC=日本オリンピック委員会の会長で東京の招致委員会の竹田恒和理事長は「猪瀬知事がどういう思いでどのようなことを話したのかまだ確認できていないので、何も申し上げることはできない。招致委員会としては、ほかの立候補都市と比較はしないというIOCのルールをよく理解して今後も招致活動を進めたい」と話しています。
記事の内容は
ニューヨーク・タイムズに26日、掲載された記事によりますと、猪瀬知事へのインタビューは訪米中、ニューヨークで行われました。
インタビュー記事によりますと、猪瀬知事は開催都市について「アスリートにとって、いちばんよい開催地はどこか。インフラや洗練された競技施設が完成していない2つの国と比べてみてください。ときには例えばブラジルのように、初めて開催するのもよいでしょう。しかしイスラム諸国では人々が共有しているのは唯一、アラーだけで、互いにけんかばかりしていて、階級もある」という内容の発言をしたということです。
また、若者の人口の割合が大きいイスタンブールが有利なのではないかという指摘に対して、猪瀬知事は高齢者が健康を維持できるよう、運動できることが日本社会のよさだと説明したうえで、「トルコの人々も長生きしたいでしょう。長生きしたければ、日本のような文化をつくるべきだ。若い人は多いかもしれないが、早く死ぬようではあまり意味がない」という内容の発言をしたと伝えられています。
インタビューは日本語で行われ、同席したニューヨーク・タイムズの日本人記者は「記者による翻訳の偏見を避けるため、通訳の翻訳のことばを採用した」と、個人のツイッターで説明したうえで、「誤訳があったとは認識していない」としています。
Afternoon Cafe ↓
差別体質まるだしの猪瀬知事には五輪招致する資格無し
私の真意が正しく伝わっていない。 ← コチラ
(「釈明」の「真意が正しく」伝わらない文章だネ。こりゃ。)
毎日新聞
猪瀬知事:「真意伝わらず残念」 トルコ批判を疑われ
毎日新聞 2013年04月29日 23時31分(最終更新 04月30日 00時15分)
2020年夏季五輪招致を目指す東京都の猪瀬直樹知事が、米紙とのインタビューでライバルのイスタンブール(トルコ)を批判したと疑われる発言をしたとされる問題で、猪瀬知事は29日夜、「東京が他都市を批判したとされていますが、私の真意が正しく伝わっていない。他の立候補都市を批判する意図はまったくなく、このようなインタビューの文脈と異なる記事が出たことは非常に残念だ。今後もIOCルールの順守、他都市の招致活動への敬意をもって、招致活動に取り組んでいく」とのコメントを発表した。
また、20年夏季五輪東京招致委員会は「我々がIOCのルールを順守して進めてきた招致活動に疑問が投げかけられ、批判の対象になってしまったことは本当に残念だ」としている。【竹内良和】
YAHOOニュース
<猪瀬知事>発言を撤回し謝罪「「イスラム圏に誤解招く」
毎日新聞 4月30日(火)11時45分配信
2020年夏季五輪招致を目指す東京都の猪瀬直樹知事は30日、米紙のインタビューで国際オリンピック委員会(IOC)の倫理規定に反して立候補都市のイスタンブールを「イスラム教国は互いにけんかしている」などと批判したとされる問題について、報道陣に「不適切な発言で撤回する」と述べた。また「イスラム圏の方に誤解を招く表現でおわびします」と謝罪した。
【猪瀬氏発言】ニューヨーク・タイムズ「記事に完全な自信」 (↓)
猪瀬知事はこの日、登庁しない予定を急きょ変更し、今後の対応協議のため午前11時過ぎに都庁入りし、報道陣に笑みも浮かべながら対応した。
問題とされた発言は、インタビュー終了後の雑談での「感想」だったとしたうえで「甘かったと言えば甘かった」と釈明。今後については「他都市に敬意を払いながら(招致)活動を続けたい」として、5月にロシアである各立候補都市のプレゼンテーションにも参加する姿勢を示した。
昨年12月に就任した猪瀬知事は「五輪招致はJOC(日本オリンピック委員会)の仕事」と公言していた石原慎太郎前知事と違い、招致活動の先頭に立つ意欲を見せてきた。今年1月の初の海外出張は、ロンドンでの五輪開催計画の記者会見。今月のニューヨーク出張も、主目的は日米交流団体の招きによる講演だったが、実質的には五輪招致PRの場として活用した。
それだけに、都議会五輪招致特別委員会副委員長の浅野克彦議員(民主)は「招致機運が下がってしまう。(作家の)知事は、普段から『言葉の力』の大切さを訴えているのに」と憤る。29日夜にはインターネット番組に出演し「知事はおわびしなくちゃならない」と批判を展開。特別委は臨時会開催の検討も始めた。
スポーツジャーナリストの谷口源太郎さんは「(開催都市決定の投票権を持つ)IOC委員は五輪の理念を非常に重視しており、発言は招致活動にも大きな影響を与えるだろう。猪瀬知事は五輪の歴史的価値や意味を理解しないまま、招致に夢中になっている」と批判する。【竹内良和、佐々木洋】
毎日JP
猪瀬氏発言:ニューヨーク・タイムズ「記事に完全な自信」
毎日新聞 2013年04月30日 09時50分(最終更新 04月30日 11時25分)
猪瀬直樹東京都知事が2020年夏季五輪招致のライバル、イスタンブール(トルコ)を批判したと疑われる発言をした問題で、発言を報じた米紙ニューヨーク・タイムズは29日、猪瀬氏による「真意が正しく伝わっていない」との批判に反論し「記事には完全な自信がある」とする編集幹部の談話を明らかにした。
同紙スポーツエディターのジェイソン・ストールマン氏は記事について「猪瀬知事をインタビューした記者2人は流ちょうな日本語を話す。また知事は自身の通訳を用意しており、記事に引用した言葉はその通訳によるもの。通訳の言葉は録音している」と説明した。(共同)
猪瀬知事の「謝罪」に見る「法令遵守」への逃避(郷原信郎)
(
略)
猪瀬知事の発言の最大の問題は、オリンピックの基本理念に反し、オリンピックを通して実現しようとする「他者、他国を尊重し合うフェアネス」という社会の要請そのものに反したところにある。
猪瀬知事の会見での「謝罪」は、問題を「五輪招致規範」の規定の「遵守」にすり替え、「法令遵守」に逃避しているに過ぎないのである。
東京五輪招致をめざす都知事としての基本的な姿勢自体を問われかねない発言をしたことを真摯に反省し、謝罪しない限り、東京五輪の招致活動に重大な支障となることは避け難いであろう。
MSN
「最後の雑談だけクローズアップ、残念」「不適切発言についてはおわび」 知事とのやりとり
2013.4.30 17:00
(詳細なやりとり)
ニューヨークタイムズ紙(The New York Times)の掲載記事に関する知事コメント
Governor's comments regarding the April 27, 2013 The New York Times article
平成25(2013)年4月30日(火曜)、猪瀬知事は、2020年オリンピック・パラリンピック招致活動に関するニューヨークタイムズ紙の記事について、以下のコメントを発表しました。
IOCの行動規範第14条について、ルールを完全に遵守していくことを強調したいと思います。
インタビューにおいては、私は選手、オリンピック関係者、観客の皆様に東京が最高の場所を提供できる能力があるという強みを強調しました。
残念ながら、ご指摘の記事は他の立候補都市について触れたごくわずかなコメントに焦点があたり、私の真摯で広い意味での2020年招致への想いは完全には反映されませんでした。
しかしながら、私は自分のコメントの一部が不適切と認識される可能性があることを認め、心よりお詫び申し上げたいと思います。
私の招致にかける情熱は変りません。今後とも残りの招致期間において、他都市に敬意を表し、親愛なる気持ちをもって、招致活動を継続して参ります。
2013年(平成25年)4月30日
In reference to Article 14 of the International Olympic Committee's (IOC) Code of Ethics, I wish to underline that I am fully committed to abiding by the rules established by the IOC.
At the interview I underscored Tokyo’s strengths as a city and its ability to provide the best platform for athletes, Olympic Family members and spectators alike. Unfortunately, the article in question focused on a small number of comments relating to another bid city and therefore did not reflect my sincere and wider thoughts on the 2020 bid campaign.
I regrettably acknowledge, however, that some of my words might be considered inappropriate and consequently would like to offer my sincere apology.
My overwhelming passion and desire for Tokyo to host the 2020 Olympic and Paralympic Game remain strong. I look forward to the remainder of the bid campaign, where we will continue to enjoy a respectful and friendly rivalry with the other Bid cities.
April 30, 2013
YAHOOニュース
<五輪招致失言>猪瀬知事「真意なかった」
毎日新聞 5月2日(木)20時50分配信
東京都の猪瀬直樹知事は2日の定例記者会見で、2020年夏季五輪招致を巡って国際オリンピック委員会(IOC)の倫理規定に反してライバル都市のイスタンブールを批判した問題について「(発言に)真意はなかった」と述べ、イスラム社会を侮蔑する内容ではなかったとの認識を示した。今後も招致活動を続けるとしたうえで、トルコ側とは謝罪するのではなく「世界史について語り合いたい」と話すなど、強気の姿勢を貫いた。
【猪瀬都知事発言は】「ルール抵触の可能性」JOC会長が認める 招致は継続
猪瀬知事はニューヨーク出張中に米紙のインタビューで「イスラム教国は互いにけんかしている」などと発言し、報道後に不適切だったとして撤回・謝罪した。会見では、他都市に言及した点は問題だったと認める一方で、内容については「そんなに真意はないんです」と説明を避け、IOCが処分しない決定をしたことを持ち出し「もう終わったこと」と繰り返した。「他都市に触れるつもりはなかった」と、質問者に一定の誘導があったとの見方も示唆した。
猪瀬知事は発言撤回後の1日、自身のツイッターで「今回の件で誰が味方か敵か、よくわかったのは収穫でした」などと書き込み、ネット上で批判が殺到した。この点については「正当な批判なら敵ではない」と釈明。また、昨年8月にもイスタンブールやマドリードより東京が優位だとのツイートをし、後に削除したことを認め「(当時は)行動規範を詳細に認識していなかった」と述べた。【竹内良和、清水健二】