2016年1月31日日曜日

甘利氏問題の「告発者」、現金授受証言 領収書など示す:朝日新聞 ; 建設会社の総務担当者・一色武氏(62)が31日、朝日新聞の取材に応じた。・・・一色氏は、甘利氏が説明した3回にわたる現金授受計600万円以外に、900万円超を秘書に渡していたことを証言した。 / 甘利氏会見と食い違い、「告発者」が証言 現金授受問題:朝日新聞デジタル ; 甘利氏自身の現金授受をめぐっても、「道路建設の補償交渉のお礼」と述べるなど、趣旨や状況に食い違いをみせている。  


 甘利明前経済再生相の現金授受問題で、現金などを渡した建設会社の総務担当者・一色武氏(62)が31日、朝日新聞の取材に応じた。甘利氏側から受け取った領収書や、秘書らと面会した際に記したメモなどを示しながら、現金授受の詳細を語った。

(略)

 一色氏は、甘利氏が説明した3回にわたる現金授受計600万円以外に、900万円超を秘書に渡していたことを証言した。秘書らとの会話の録音などについては、「万が一に備えて日頃から記録している」と語った。

(略)



霧の安曇野~2016.1.31安曇野市— shinsyu_photo

窓  (茨木のり子)

京都 鴨川 2015-12-31
*
窓      茨木のり子

   1

輝く額縁

黒いカーテンをひくいわれもなく
灯りを細めるいわれもない

うなじの細い子供や
すがすがしい眉の少女が
水族館の小魚のように
ひらひらと 窓をよぎる

海のものとも
山のものともわからぬ者らが
なにやら一心不乱になっているが
行きずりの窓に
ちらりと見えるのはいい・・・

道ばたの暗闇で
ひやかしの口笛が
ピイと鳴る

あれは私の今日のお祈り

   2

烏たちは鳥の唄をうたい
花々は黙って花の香気を薫らせる
どうして人間だけが
人間の唄をうまく唄えず
ぎくしゃくしてしまうのだろう
恋をするような しないような
喧嘩をするような しないような
新しい星を飛ばすような 飛ばさないような

大都会のてっぺんから覗くと
人間はみんな囚人であるらしいことが
よくわかる
もっとみずみずしいもののことを
憶いなから
若い兄弟はぼんやり立っている

   
       第二詩集『見えない配達夫』(1958年、飯塚書店)所収


どうして人間だけが、自然な、みずみずしい唄をうたえないのだろうか。

どうして自由に、のびのびと振舞うことが出来ないのだろうか。

どっちつかずな生き方、不自由な生き方、それでいいのだろうか。

若い兄弟は窓のそばで、そんなことを考えてぼんやり立っている。






甘利問題、検察が捜査着手を躊躇する理由はない (郷原信郎 ハフィントンポスト) ; 高井康行弁護士による「あっせん利得罪不成立」論の誤り 「権限に基づく影響力の行使」とは 甘利氏とURの関係と「議員の権限に基づく影響力」...

甘利疑惑 ; 東京地検がUR職員らを聴取へ…甘利氏献金疑惑 : 読売新聞 ; 議員や秘書の口利きを禁じたあっせん利得処罰法や、政治資金規正法に抵触する可能性が指摘され、特捜部は聴取で面談内容を確認するなどし、違法性の有無を慎重に見極めるとみられる。

甘利疑惑。TBS報道特集(30日で東京地検特捜部元検事の堀田力弁護士は、「典型的な斡旋。絶対にお金をもらってはいけない行為でお金をもらっているわけだから、これでやれないならば、なんの為にあっせん利得罪をつくったのか」と述べる。 「やっぱり検察はここで頑張らなきゃいけない」 / 「これって典型的な“あっせん”であり、絶対にお金をもらってはいけない行為でお金もらってるわけだから、これがやれないんならばなんのために“あっせん利得罪”つくったんだ」



企業収益が急減速 10~12月、新興国不振響く :日本経済新聞 ; 10~12月期の経常利益は前年同期に比べ5%減になった。中国をはじめとした新興国経済の不振と資源安が逆風になっている。円安効果も薄れてきた

「本能寺の変」4千万回再生 お笑いや歌に歴史ネタ脚光:朝日新聞デジタル ; エグスプロージョン まちゃあきとおばらよしおの2人からなるダンスユニット 日本史に題材をとった「踊る授業シリーズ」

1月31日 川崎ヘイトデモを許すな (ツイッター写真 追加中) 胸が熱くなる、ヘイトスピーチを許さない、カウンターの皆さん 今日は多分歴史に残るカウンター行動じゃないか シットインでヤツらを追い返した! / #0131川崎ヘイトデモを許すな 1000人超えでカウンター圧勝!レイシストに居場所なし - Togetterまとめ / 【閲覧注意】追い詰められて開き直るレイシスト残党の醜悪ヘイトデモ in 川崎 2016/1/31 - Togetterまとめ
























【カナロコ・オピニオン】(6)カウンターを呼び掛ける (神奈川新聞) ; 私たちの問題としてヘイトを撃つ / 20160130 神奈川新聞社報道部デスク・石橋学氏の講演会まとめ - Togetterまとめ / 【カナロコ・オピニオン】(5)「時代の正体」批判について ; 「偏ってますが、何か?」 / 「私は抗議行動への参加を呼び掛け、いかに多くの人が沿道に集まったかを記事に書く」




陛下の前で涙を流した彼らは何者か~放置され続けたフィリピン「無国籍邦人」という問題 (現代ビジネス) ; 日本に見放されてきた慟哭の歴史 「捨てられた」日本国籍 立ちはだかった壁 救済はなされていない 戦後置き去りにされた問題のひとつ

ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』を読む(138) 「第21章 二の次にされる和平 - 警告としてのイスラエル -」(その6終) 「南アフリカでも、ロシアでも、ニューオーリンズでも、富裕層は自らの周りに防御壁を築いてきた。だがイスラエルの切り捨て策はその一歩先に踏み出した。 自分の周りではなく、危険な貧者の周囲に壁を築いたのである。」

材木座海岸 2015-12-28
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イスラエルの分離壁(「防御壁」)ビジネス
 世界各国で要塞化が進むなか(インドとカシミール、サウジアラビアとイラク、アフガニスタンとパキスタンの各国境沿いにも壁やハイテク・フェンスが建設されつつある)、惨事関連業界でもっとも大きな市場となるのは「防御壁」かもしれない。イスラエルの分離壁に対する世界中からの非難の声を、エルビットもマガールも意に介していない - それどころか、ただで宣伝できて好都合とまで考えている - のはそのためだ。

 「この装置を現実に試した経験を持つのはイスラエル人だけだと信頼してもらっている」と、マガールのCEOジェイコブ・エヴェン=エズラは胸を張る。9・11以降、両社の株価は倍以上に上昇したが、イスラエルのセキュリティー関連株はどこも同様だった。・・・

 ・・・イスラエルが「テロ対策」を輸出経済の中心に据えた時期と、和平交渉を放棄すると同時に対パレスチナ紛争を見直す明確な戦略を打ち出した時期とがぴたりと一致するのは、けっして偶然ではない。このときを境に、イスラエルはパレスチナとの戦いを、領土や権利など特定の目標を掲げた民族主義運動との戦いではなく、グローバルな「テロとの戦い」 - 非論理的で狂信的な破壊分子との戦い - の一環として捉えるようになったのである。

 セキュリティー・ブームによって、暴力の継続から利益を得る強力な分野がまたひとつ生まれた
二〇〇一年以降のイスラエル・パレスチナ情勢悪化の主要な犯人が経済だったというわけではない。
 ・・・それでもそうした和平実現が困難な状況下で、九〇年代初頭のように、経済が腰の重い政治指導者を交渉の場に押し出す力になった時期もあった。

 ところがそうした力学を大きく変えたのがセキュリティー・ブームであり、それによって暴力の継続から利益を得る強力な分野がまたひとつ生まれたのである。

貧富の格差拡大
 それまでシカゴ学派の政策が導入された他の国々と同様、9・11以後のイスラエルの経済ブームは国内の貧富の格差を急速に押し広げていった。
 セキュリティー産業の発展に伴って民営化の波が起き、社会支出も削減された。これは労働シオニズムというイスラエルの経済的遺産の事実上の崩壊を意味し、同国がかつて経験したことのない不平等が社会に蔓延することになる。

 二〇〇七年には、国民の二四・四%が貧困層に属し、子どもの貧困率は三五・二%にも達した(二〇年前は八%)。
 ところが、この経済ブームは社会の裾野まで恩恵をもたらさなかった代わりに、ごく一部のイスラエル人、とくに軍と政府に密接に結びついた産業界にとって膨大な旨みがあったため(おなじみの汚職スキャンダルも多発した)、和平実現へのインセンティブがすっかり消え失せてしまったのだ。

イスラエル産業界の政治的方向性は、まさに劇的に変化した
 ・・・テルアビブ証券取引所はもはや中東地域の貿易拠点になることではなく、たとえ四方を強固な敵に閉まれても生き残れるような要塞国家となることを、国の将来像として思い描く。
 その方針転換が明白になったのは二〇〇六年夏、イスラエル政府がヒズボラとの捕虜奪還交渉を放棄して全面戦争へと舵を切ったときだった。イスラエルの大手企業はこのレバノン侵攻を支持しただけでなく、資金援助も行なった。民営化したばかりのメガバンク、レウミ銀行は「われわれは必ず勝利する」「イスラエルは強い」と書かれた車用のステッカーまで配布し、イスラエルのジャーナリストで作家のイツハク・ラオルによれば、「大手携帯電話会社は今回の戦争をブランドを売り込む初のチャンスと捉え、大々的な販促キャンペーンを展開」していた。

 ・・・レバノンと悲惨な交戦状態にあった二〇〇六年八月、テルアビブ証券取引所の株価は上昇した。

 同年一月のパレスチナ評議会選挙で強硬派のハマスが圧勝したのを受けて、ヨルダン川西岸地区とガザ地区での紛争が激化した同年の第4四半期にも、イスラエル経済は八%(同時期のアメリカの経済成長率の三倍以上)という驚異的な成長を遂げた。

 一方、同年のパレスチナ経済は一〇~一五%縮小し、貧困率は七〇%近くになった。

 八月に国連がイスラエルとヒズボラの停戦決議を可決してから一ヵ月後、ニューヨーク証券取引所の主催により、イスラエルへの投資に関する特別会議が開かれた。参加した二〇〇社を超えるイスラエル企業のなかには、多くのセキュリティー企業が含まれていた。

 当時、レバノン経済は文字どおりの活動停止状態にあった。国内約一四〇ヵ所の工場 - プレハブ住宅から医薬品、牛乳まで、ありとあらゆる製造業 - がイスラエルの爆撃やミサイル攻撃によって破壊され、瓦礫の山と化していたからだ。

 だが、ニューヨークで開かれたこの特別会議は戦争の衝撃をものともせず、明るい展望に浮き立っていた。「イスラエルはこれまでずっとビジネスに門戸を開いてきた。それは今も変わりない」と、イスラエルのダン・ギラーマン国連大使は会議の参加者を歓迎した。

だからこれはイスラエルの戦争であるだけでなく、世界にとっての戦争なのです
 ほんの一〇年前・・・和平という歴史的機会を捉えてイスラエルを「中東のシンガポール」にしようと呼びかけたのは、当時イスラエル商工会議所連合会会長の座にあった、ほかならぬギラーマンだった。そのギラーマンが今や戦争支持のタカ派の急先鋒となり、さらなる暴力拡大を主張していた。CNNに出演した際、彼はこう発言している。「すべてのイスラム教徒はテロリストだと言うのは差別的かもしれないし、事実に反しているかもしれない。けれどもほとんどのテロリストがイスラム教徒だというのはまさに事実だ。だからこれはイスラエルの戦争であるだけでなく、世界にとっての戦争なのです」

世界規模の戦いの終わりなき継続というイスラエルの目論見
 世界規模の戦いの終わりなき継続というイスラエルの目論見は、9・11後にブッシュ政権が生まれたばかりの惨事便乗型資本主義複合体に対して提示した事業構想と同じものだ。
 それはどこかの国が勝利するという戦争ではない。そもそも勝つことは重要ではない。壁の外側で低レベルの紛争が果てしなく続くことによって強化される要塞国家を築き、その内部の「セキュリティー」を保つことこそが重要なのだ。

 ある意味では、イラクで民間セキュリティー企業がやろうとしていること - 周辺を固めて本体を守る - と同じである。バグダッドやニューオーリンズ、そしてサンディ・スプリングスといった都市は、惨事便乗型資本主義複合体によって築かれる未来の要塞社会を垣間見せてくれる。だが要塞化がもっとも進んでいるのはイスラエルだ。なにしろ国全体が要塞化されたゲーテッド・コミュニティーと化し、壁の外には永久に見捨てられた人々が暮らすレッドゾーンが広がっているのである。

 ある社会が平和構築への経済的インセンティブを放棄し、勝利者のいない終わりなき「テロとの戦い」を戦い、それによって利益を得ることにのめり込んだときの姿が、まさにここにある。それは、イスラエルのような部分とガザのような部分で構成される、分断された社会である。

 ・・・惨事便乗型資本主義複合体はいわゆる低強度紛争と言われる状況を好むが、ニューオーリンズからイラクまで、災害や惨事に見舞われたあらゆる地域が行き着く先もそこにあるようだ。

 二〇〇七年四月、米軍はバグダッドのいくつかの危険区域のゲーテッド・コミュニティー化に着手した。その地域の周辺をコンクリートの塀で囲い、検問所を設け、生体認証技術を使って住民の出入りを管理しようという計画である。「俺たちもパレスチナ人のようになるんだろうよ」と、アドハミヤ地区のある住民は、自分の住む地域が塀で囲われていく様子を見ながら言った。

 バグダッドを第二のドバイに変えたり、ニューオーリンズをディズニーランド化したりできないことが明らかになれば、次なる計画はコロンビアやナイジェリアのようにすること - つまり「終わりなき戦い」を継続させることだ。戦闘はおおむね民兵か傭兵に任せ、紛争をあるレベル以下に抑えつつ、傭兵たちにパイプラインや発射基地や水資源を守らせて天然資源を首尾よく手に入れるという寸法である。

 ・・・「被占領パレスチナ地域(OPT)で施行されているイスラエルの法律や政府によるやり口はアパルトヘイト政策とじつによく似ている」と、南アの弁護士で国連パレスチナ人権問題特別報告官を務めるジョン・デュガードは、二〇〇七年二月に述べている。

 たしかにきわめてよく似ているが、両者の間には違いもある。南アのバンツースタンは実質的には労働キャンプであり、アフリカ人を厳しい監視と支配のもとに置いて鉱山労働者として安くこき使うことを目的としていた。しかしイスラエルで考案されたシステムは、それとはまったく逆の考えに立っている。パレスチナ人労働者に仕事を与えず、数百万の人間を「余計者」として放置しておこうというのだ。

 ・・・南アフリカでも、ロシアでも、ニューオーリンズでも、富裕層は自らの周りに防御壁を築いてきた。だがイスラエルの切り捨て策はその一歩先に踏み出した。 ー 自分の周りではなく、危険な貧者の周囲に壁を築いたのである。
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小保方晴子の手記「あの日」について ; 手記 『あの日』 が明らかにした「不都合な真実」 (Kindai Picks 榎木英介) ; 手記は“その日”に出版された 自己弁護の本 利益に群がる組織文化 理研と早稲田の過ち 「不都合な真実」 科学コミュニティへの教訓 / 小保方晴子氏が、手記『あの日』で主張した3つのポイント — ハフィントンポスト日本版



高浜原発再稼働 : 30キロ圏2府県8市町で容認舞鶴市だけ (毎日新聞) ; 回答の多くは「国の責任で判断すべきだ」と賛否を明言しなかったが、広域避難計画の実効性への疑問や住民への周知不足を指摘した。

時事ドットコム:1億活躍「工程表」に着手=国民会議、同一賃金も柱に ; 「『非正規』という言葉を使うのをやめるべきだ」との声も上がった ← 言い方変える? 「武器」を「防衛装備」と言い変えるように? こんなヤツらに何が出来る?

2016年1月30日土曜日

1月30日 安保法制に反対する京都高校生デモ (ツイッター写真) 




新党大地と衆参選挙協力を 首相、自民幹部に指示 民主・鈴木氏の離党視野 (北海道新聞) ; 首相は昨年12月28日に官邸で鈴木氏と会談した際、貴子氏を評価していると伝えた上で「ぜひ(自民党で)育ててみたい」と持ちかけた。 / 衆院北海道5区補選 野党共闘停滞、焦る共産 民主に異例の呼び掛け (北海道新聞) ; 昨年8月の出馬表明以降、街頭演説を続ける共産党新人の橋本美香氏(45)に対し、他の野党からも「気の毒だ」と早期決着を望む声が強まっている。 / こうした動きを警戒する民主は30日の党大会で、貴子氏を大会運営の議長に指名。関係者は「自民に行かせないためだ」と語る。









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【北海道5区補選で自民支援】宗男は〝毒まんじゅう〟を食わされたのか 昨年12月 安倍首相と密談 2人を引き合わせたのは、安倍首相の〝お友達〟荒井広幸参院議員だともっぱら 宗男も大地も、「おおさか維新」と同じで〝ゆ党〟(日刊ゲンダイ)


元永3年/保安元年(1120) 藤原頼長誕生(関白忠実(42)の二男) 関白藤原忠実失脚(内覧を停止される) 平忠盛、越前守となる(2期8年)

皇居東御苑 2016-01-19
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元永3年/保安元年(1120)
・この頃の日宋貿易。
前年元永2年12月~翌保安元年(1120)6月のこと、丹後国守藤原顕頼、目代に白臈(錫)30斤の入手を命令、目代は若狭国人にこれを依頼、その人物が敦賀の「唐人」に尋ねたところ、1、2年、国司の苛法が続き若狭に「唐人」が来航しなくなったとの回答。少量の白臈しか得られず、別の「唐人」にもあたるが、これ以上得られないと報告。院政期初頭、院近臣が敦賀津で活発に宋人と交易をしていたことがわかる。

若狭・越前は大宰府に次いで日宋貿易が盛んであったが、宋人と国司らとのトラブルも多発。若狭・越前への宋人の来航は、平安時代ではこの前年元永2年頃が最後となる。
最後の史料「唐大和上東征伝」紙背文書では、若狭国にここ1、2年ほど宋人が来ないのは、国司の「御苛法」によるとされている。国司が宋人から不当に貨物を差し押さえるため、来航しなくなり貿易も衰退。
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・頼通の異母弟頼宗の孫宗通、没。
幼時から白河の寵愛を得て叙位任官のたびに諸人を越えて昇進して権大納言に到り、没に際し、「上皇は何事につけて彼に相談したから天下の権威は彼に集中し、家は富み子孫は繁盛した」(『中右記』)と評された。
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・ヘンリ1世とルイ6世、休戦。
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・この頃、ランのアンセルムス学派、「標準的註解、グロッサ・オルディナリア」。聖書研究。
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・フランス、プレモントレ派「聖堂参事会」設立。
ラン近くのプレモントレでクサンテンのノルベール(ノルベルトゥス)が創設した「律修参事会」(ノルベール後任者ユーグ・ド・フォス)。最も組織的なまとまりを持った参事会(設立後30年間で東は聖地(エルサレム)、西はイングランド 迄、100に及ぶ程に拡大)。

聖堂参事会:
教区の司祭達が「使徒的生活」を実践するため集団で生活。修道生活を送りながら、司祭の職務である司牧(宣教)にも従事。教皇庁の奨励によりイタリアで始まる。
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・ヴェルフェン家バイエルン大公ヴェルフ5世(47)、没(1073?~1120、1101年、父ヴェルフ4世没しバイエルン大公を世襲)。弟ハインリヒ黒大公(46)、バイエルン大公を世襲(1074?~1126、ハインリヒ尊大公ユーディット(シュヴァーベン大公フリードリヒ妻)の父)。
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・この頃、フライブルク(西南ドイツ、シュヴァルツヴァルト西南)、シュヴァルツヴァルト伯ツェーリング家コンラート、建設。
12世紀前半、従来の国王都市・司教都市に加え、有力諸侯の建設都市が増大し、都市法を与える(市場設立、商人招聘、自由な土地所有と保護、関税・直接税の免除)。
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・この頃(1120~1138の間)、ヴェローナ、サン・ツェーノ教会建設。
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・ゴルドバ民衆暴動。総督宮殿を掠奪、守備隊を追放、アミールに自分たちを罰しないよう同意させる。
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・バルセローナ伯ラモン・ベレンゲール3世(位1076~1096)、タラゴーナ奪回。トルトーサ(エブロ川下流)に貢納を強要。しかし、ムラービト朝がカタルーニャを攻撃したため、海岸地方に限られバレアース諸島に届かず、内陸部はアラゴンに進出を阻まれる。
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・アラゴン王アルフォンソ1世武人王、タラソナ、ボルハ奪取。
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・聖人ヨハネ修道会1代目総長修道士ジェラール、没。
レーモン・ド・ピュイ(デュピュイ)が2代目総長に就任。この新総長のもとで急速に経済力と軍事力を高め、エルサレム王国の中では、テンプル騎士団と並ぶ軍事集団となり、十字軍や聖地防衛で主要な役割を演じるようになる(聖ヨハネ騎士団創立)。
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・北宋、江南、最大の農民反乱、方臘(ほうろう)の乱(1120~21)。
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1月21日
・ハインリヒ5世、ゴスラールで会議開催。世俗諸侯の大部分が参加。教会諸侯は不参加。
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3月18日
・平忠盛(清盛の父)は早くから実務にも能力を示したことから、父の北面下臈という立場を越え、貴族の家としての地位の基礎を固めていった。
この日の石清水の臨時祭に、院殿上人(いんのでんじようびと)として舞人に召され、大治4年7月の白河院の仏事では院庁(いんのちよう)の「判官代(ほうがんだい)」の筆頭としてその名が見えている(『中右記』)。
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4月10日
・「保安」に改元。
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4月19日
・堀河院、焼失。
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5月
・藤原頼長、関白忠実(42)の二男として誕生。
母は摂関家の家司(けいし)藤原盛実(もりざね、土佐守)の娘。この時代には固定化しつつあった貴族の家格=身分秩序からいえば、いわゆる「諸大夫(しょだいぶ)」の娘。村上源氏・右大臣顕房の娘を母とする異母兄忠通(24歳)とは、出生の時点で歴然たる格差があった。
この頃は、白河院政の晩期で専制権力の頂点のころで、摂関家は、院の分断策と介入によって翻弄される。
翌年(1121年)、忠実が娘泰子の鳥羽天皇への入内を拒否して”院勘”を蒙り宇治に蟄居し、忠通が代わって氏長者・関白となる。そして、摂関家存続の安全牌として、頼長は6歳(1125年)の時、兄忠通の猶子となる。

忠実は、右大臣顕房の女(従一位師子)との間に一男一女を得ている。一男は忠通、一女は高陽院泰子。泰子は忠通より2歳年長で、鳥羽上皇の後宮に入って后位に昇り、ついで女院となって高陽院と称される。

頼長とその実母の生家(藤原盛実)との密接な関係:
盛実の男顕憲を始め、その子盛憲・憲親・経憲は頼長の家司として近習。
保元の乱では、故人であった顕憲を除き、盛憲ら三兄弟は最後まで頼長の身辺に従い、乱後は遠流(おんる)に処される。頼長が重傷の身を寄せてついに息をひきとった所も、盛実の男である奈良の千覚律師の房であり、その最後をみとって朝廷にそれを申告した僧玄顕(げんけん)も顕憲の子である。
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・アンジュー伯フルク5世、エルサレム巡礼。騎士100人を1年間自分の費用で養い、海外の諸侯達を感動させる。この巡礼が1129年メリザンドと再婚する契機となる
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6月3日
・教会分離終了。
教皇カリストゥス2世、ローマ帰還。対立教皇グレゴリウス8世、ストゥリに逃亡、ノルマン軍に逮捕、ア・カバの僧院に幽閉。
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6月18日
・クタンダの戦い。
アラゴン・ナバーラ王アルフォンソ1世、カラタユー(ハロン川とヒローカ川の合流点近く)を包囲、ムラービト朝イブラーヒーム・イブン・ユースフ率いるムラービト朝の援軍を撃破。十字軍兵士600が参加。
24日、アルフォンソ1世、カラタユー攻略。後、ハロン川上流アラーマ・デ・アルゴン、ブビエルカ、アリーサ、ヒローカ川上流モンレアル・デル・カンポまで攻略。
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7月12日
・清盛(3歳)の母、没。清盛を祗園女御の融子とする。
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10月
・白河法皇、熊野参詣。
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11月
・平正盛、讃岐守補任。
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11月12日
・関白藤原忠実(43)が娘泰子(26)を鳥羽天皇の妃にすることを拒んだため、白河法皇は忠実の内覧の職を停止。

この日、鳥羽殿(京の南郊の離宮)から京中三粂殿に入った法皇は、ただちに忠実の内覧を停止する決定を下し、左大臣源俊房に命じて、宣旨を出させた。内覧とは、天皇に奏上される文書を内見する職務であり、関白の職掌の根幹をなしている。内覧を止められた忠実は、関白の地位にある意味を失った。
関白も内覧も天皇による任命ということになっているが、実際には追認でありその地位は事実上、道長の子孫、つまり摂関家に世襲されてきた。そのために、いちおう摂関家に配慮して、直接関白罷免というかたちにしなかっただけで、実際には関白の罷免に等しいのである。
これを聞いた忠実の衝撃は激しく、驚いて駆けつけてきた藤原宗忠に「運が尽きた」ともらしたという。
『愚管抄』によると、法皇が熊野御幸で留守の間に、鳥羽天皇からの申し入れをうけて、忠実が勲子入内の交渉に入ったことが、法皇激怒の原因であるという。

忠実は自邸の門を閉ざして謹慎し、2ヶ月後の保安2年(1121)正月1日、いったん内覧に復帰ののち、嫡子忠通が父に代わって内覧となる。
そして、忠通が正式に関白に就任したのは、3月。忠通は以降、4代38年、摂関をつとめる。
こうして、忠実は関白を罷免され、宇治に配流同然の身となる。以後、法皇存命中は、上洛も許されなかったのである。

(法皇の在世中は全く宮廷に出仕せず、宇治に寵居して11年の歳月を送り、その間摂関家の勢威は地に墜ちて、宮廷は藤原顕隆などのいわゆる院の近臣の跳梁にゆだねられた)

摂関政権の確立以来、摂政・関白の地位は事実上前任者の譲渡によって補任されて来たのであり、この慣例を破った白河法皇の関白罷免の挙は、摂関家を始め廷臣間に甚大な衝撃を与えた。

忠実女泰子の入内問題
永久元年(1113)頃、白河法皇は忠実の女泰子を鳥羽天皇の後宮(こうきゆう)に納れようとした。それはこの年正月天皇が元服の礼を挙げたので、これを機に摂関家の女子を入内させようとしたものであろう。
忠実も7月4日には、法皇の催促によって入内の祈祷を春日社以下に修しているが、その日の日記に「但し思う所ありて入内は暫く遅々なり」と記している。
その後泰子入内のことは全くこの日記には見えないが、結局忠実は考える所があって入内を固辞し、永久5年法皇はやむなく、忠通に嫁がせようとしていた法皇の猶子藤原璋子(公実女)を宮中に納れた。
しかるにその後保安元年、この問題が再燃し、ついに現任の関白が事実上罷免される事態にまで発展し、宮廷内外に大きな衝撃を与えた。

『愚管抄』の伝えるところによると、保安元年10月、法皇の熊野詣の留守中に、天皇から泰子入内の叡慮が忠実に伝えられ、忠実も内心これを悦んで御意に副おうとしたところ、これを伝え聞いた法皇は、自分が召した時には固辞しながら、いまになって自分に知らせもせずに入内させようとするとははなはだ不都合であると激怒し、忽ち忠実の内覧停止を宣下させたという。
この泰子の入内問題には、宮廷内の複雑な事情が背後にかくされているらしいが、一方法皇が忠通に嫁がせようとした璋子については、当時いろいろな風聞があり、忠通との結婚には忠実が強く反対しているから、このこともからんで泰子の入内問題が忠実失脚の原因となったのであろう。
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11月25日
・臨時除目。
平忠盛を越前守に、藤原顕盛を伯耆守に任じる(「中右記」)。
忠盛の越前守は、2期8年、その間の保安4年に強訴事件発生。更に、大治2年(1127)に備前守と、大国の受領となって富を蓄えていった。右馬権頭という顕官についたのも正盛の地位を継承したものである。
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11月25日
・ヘンリ1世(52)1人息子ウィリアム(19)の乗ったホワイト・シップ号、ノルマンディー・バルフルール沖で難破、水死。ウイリアム妻マチルダ・ダンジュー、事故後、フォントヴロー修道院に戻り、数年後、修道院長に就任。
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ゴッホ「タンギー爺さん」(1887年) (「美の巨人たち」2016-01-09) コミューン戦士として獄中経験のある画材商タンギー爺さん 貧しい画家たちのモンマルトルの守護神だった

1月9日のテレビ番組『美の巨人たち』でゴッホの「タンギー爺さん」が取り上げられていた。
特に、絵の背景にある6枚の浮世絵の意味と、タンギー爺さんとは一体何者かという点に焦点が絞られていた。

「タンギー爺さん」は縦92cm、幅75cmの作品。
手を重ねて座る爺さんは真っ直ぐ正面を見つめている。
爺さんの名はジュリアン・フランソワ・タンギーで、当時モンマルトルで小さな画材屋を営んでいた。ゴッホはその店の常連客。

フィンセント・ファン・ゴッホは1853年オランダで牧師の長男として生まれた。牧師を志すも果たせず、その後、画家として活動出来たのは僅か10年。そのうち32歳からの2年間をフランスのモンマルトルで過ごした。

1886年、無一文同然でパリに来たゴッホは、モンマルトルで画商をしていた弟テオのアパートに転がり込むが、そんな厄介者を何かと面倒をみたのが近所に住むタンギーだった。
タンギーの画材屋は貧しい画家たちのたまり場だった。




ゴッホは浮世絵の独創性に注目し自身でも400点以上の浮世絵を集めていたという。

「日本美術を研究すると、明らかに賢く哲学的で知的な人物に出会う」

「その人は、ただ一本の草の芽を研究しているのだ」

「しかし、その芽がやがて、あらゆる植物を、移ろう四季を、そして人間を、描かせるようになる」

「こんな素朴な日本人が教えてくれるものこそ真の宗教ではないだろうか」

と、ゴッホは言った。

浮世絵と真摯に向かい合い、新たな絵画表現をつかんだゴッホは、それを教えてくれた日本画への感謝と尊敬を率直に6枚の浮世絵で伝えている。

「タンギー爺さん」の背景
右上の桜は、歌川広重の「東海道五十三次名所図会 石薬師」を手本にし、ゴッホ特有の強いタッチで満開の様子を描いている。
中央の富士は「富士三十六景 さがみ川」の山の重なりはそのままに、空は茜色に変えた。
左上の雪景色の元絵は不明。
その下は歌川国貞の「三世岩井粂三郎の三浦屋の高尾」を手本にして、花魁の役者の表情や仕草、背景の菖蒲までほぼ忠実に描いている。
左下には「いり谷」(作者不詳)の朝顔。
右下の花魁は当時発行されていた雑誌(『パリ・イリュストレ』)の表紙を参考にしている。





では、タンギー爺さんって一体何者か?
画材屋を開く前、タンギーは獄中にいた。
1870年の普仏戦争にフランスは惨敗。この時、政府に抗してパリ市民が蜂起し自治政府パリ・コミューンを結成。
タンギーもこれに加わっていたが、コミューンは鎮圧されタンギーは逮捕された。

そんな経歴を持つタンギーは、社会的弱者を排除する世の中が許せなかった。
貧しい画家たちには画材だけでなく食事や一夜の宿まで提供した。
そんなタンギーは画家たちにとって最大の理解者であり庇護者であった。
ゴッホはタンギーについて「もし僕がかなり高齢になるまで生きのびられたらタンギー爺さんのようになるだろう」と言っていた。

ゴッホにとって「タンギー爺さん」は単なる肖像画ではなく、聖なる像イコンなのだ。
そのためタンギーの周りには聖人を讃えるかのごとく浮世絵が描かれている。
孤独な画家がやっとパリで見つけた芸術的恩恵に対する深い感謝が「タンギー爺さん」であった。




番組では簡単に紹介されただけだが、もう一枚のタンギー爺さんの背景にも浮世絵が描かれている。

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(略)

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同じ年の8月6日、URは建設会社側に、およそ2億2000万円の補償金を支払う契約を結んだということです。
甘利前大臣の28日の会見によりますと、秘書が建設会社側から現金500万円を受け取った時期は8月20日で、建設会社は補償金の契約を結んだ2週間後に現金を提供したことになります。

(略)

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天皇訪比 「日本人が忘れてはならないこと」 — ハフィントンポスト日本版 ; 「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」いう昨年8月の安倍首相談話に相対する考え方


天皇陛下が今回のフィリピン訪問に託したメッセージは「貴国の国内において日米両国間の熾烈な戦闘が行われ、(略)貴国の多くの人が命を失い、傷つきました。このことは、私ども日本人が決して忘れてはならないこと」という晩餐会での言葉に凝縮されていた。

太平洋戦争でフィリピンでは51万8千人の日本人が命を落とした。外地では最大である。食糧も兵站も乏しいなかの悲惨な戦いについて、日本では多くの記録が残され、小説や映画にもなった。多数の慰霊碑がフィリピン国内に建立された。だがフィリピン側の犠牲について思いを寄せたり、悔悟をつづったりした例は極めて限られている。

フィリピン側の死者は111万人に及んだ。当時の国民の16人に1人にあたり、ロムロ元外相は「人口に比してアジアで最も大なる惨禍を受けた国」と語っている。

太平洋戦争を始めた日本は7200万の人口のうち310万人を失った。つまりフィリピン人の死亡率がはるかに高い。なぜかくも多くの人々が戦渦に巻き込まれたのか。日本が侵略したからにほかならない。

しかしながら、われわれ日本人の多くは、忘れる以前に歴史的事実そのものを知らない、あるいは関心がないように私にはみえる。天皇は旅立ち前の羽田空港で「マニラの市街戦においては,膨大な数に及ぶ無辜のフィリピン市民が犠牲になりました」と述べたが、1945年2月のマニラで10万人もの命が奪われたことをどれほどの日本人が知っているだろうか。

自国に不都合な歴史的事実を知ろうとしない、認めたがらない風潮が強まるなか、天皇の言葉は重く響いた。さらに言えば「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」いう昨年8月の安倍首相談話に相対する考え方だと私には思えた。

今回の訪問は、日比国交正常化60年を記念し、昨年訪日したアキノ大統領の招待にこたえるという形をとったが、天皇自身の強い意志を反映した「巡礼の旅」という印象が強かった。

(略)


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インタビュー マニラ市街戦から70年 作家 F・ショニール・ホセ (『朝日新聞』2015-02-27) : 「日本人は不可解な存在だ。変化へ向けてムードが変わると、すべてを受け入れる。国民的雰囲気とでもいうか。しかも一夜にして変わることがある。常に理性に基づいて行動するわけではないことは41年の開戦で明らかだ。国粋主義的になれば危ない。第2次大戦の黒幕のような扇動者が出てきたら、簡単に説得されてしまうのではないか。平和を求める雰囲気が続くことを願う」

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『朝日新聞』2016-01-26


(略)

・・・バーニー・サンダース候補はことあるごとに「私は社会主義者だ!」と自称し、「社会主義」なる言葉を売り文句にする候補者だ。そんな候補者が、一躍、候補者レースでトップに立つのは前代未聞。こんなことはいまだかつてなかった。・・・

(略)

 にもかかわらず、日本のメディアは、「トランプ躍進」の報道ばかり。まるで民主党候補者レースでのサンダース候補の躍進はないもののように扱われている。選挙予想めいた報道でさえ、「もしトランプが候補者になってヒラリーと対決したら」という枠組みのものしか見当たらない。

 日本のメディアは「あのアメリカで、社会主義者が好意を持って迎えられている」という事実を直視できないのか、はたまた、その事実に「驚く」感度を持っていないのか… どう考えてもやはり不思議と言わざるをえない。

(略)


ドン・キホーテ、「3カ月で415時間」残業させた疑いで書類送検 (ハフィントンポスト日本版) ; 従業員2人に労使協定で定める残業の限度(3カ月120時間)を上回る最長415時間45分の残業をさせた疑い / 【労働法違反で書類送検 ドン・キホーテ】激安でも高利益のカラクリ 10年以上前から〝要注意〟企業だった(日刊ゲンダイ)



東京新聞:辺野古移設 米国からも反対 地方議会で決議広がる兆し:国際(TOKYO Web) ; カリフォルニア州のバークリー市議会に続いて二十一日には、東海岸マサチューセッツ州ケンブリッジ市議会が反対を決議

実質消費支出、12月は前年比4.4%減 4カ月連続マイナス (ニューズウィーク日本版) ; 勤労者世帯の実収入は実質前年比で2.9%減少、減少は4カ月連続 / 鉱工業生産速報12月は予測以上の落ち込み、年末にかけ失速 (ニューズウィーク日本版)


日銀、マイナス金利導入を決定 (ロイター) / で、マイナス金利、それ何? → 日本銀行が出した通知文 / 日銀、マイナス金利を導入 日本の金融政策で初 (朝日新聞) わかり易い説明あり / マイナス金利、その不思議な世界 (WSJ) / 「マイナス金利が望ましい」 元日銀副総裁・岩田一政氏 (朝日新聞) / マイナス金利って、そもそも何? エコノミストに聞く / 円は各国通貨に対してダダ下がり / 株はドーンと上がってドーンと下げてる(途中) / 日銀、マイナス金利導入を決定:識者はこうみる (ロイター) ; 市場の反応も時間の経過とともに剥げ落ちる可能性が高い / マイナス金利でも円安は続かない=亀岡裕次氏 / 3次元緩和? ちなみに3次元とは 量=マネタリーベースの拡充 質=リスク資産の購入 金利=マイナス金利 を指してます。「異次元緩和」の正式名称は量的・質的金融緩和だったのですが、これにマイナス金利を加えて「3次元」というわけですね。アホらし。  


日銀から出たペーパー 





で、当然、円は各国通貨に対してだだ下がり ↓

株はジェットコースター (ドーンと上がって、ドーンと下げてる)


















秘書面談直後に補償金 (niftyニュース) ; 千葉県の建設会社に、都市再生機構(UR)が道路工事をめぐる約2億2千万円の補償金を支払う契約が成立したのは、当時の秘書とUR職員が初めて面談した約2カ月後の2013年8月だった


経済再生担当相を辞任した甘利明氏らに現金を渡した千葉県の建設会社に、都市再生機構(UR)が道路工事をめぐる約2億2千万円の補償金を支払う契約が成立したのは、当時の秘書とUR職員が初めて面談した約2カ月後の2013年8月だったことが29日、URなどへの取材で分かった。現金授受が始まったのも同月からだった。

(略)

NHK理事会の「ウラ議事録」入手! モミイ会長のチョー怖い恫喝 (現代ビジネス) ; 「職務怠慢だ!」「NHKは病んでいる」——次々と飛び出すドラマ顔負けの過激な言葉。不適切な土地取引をめぐって追い詰められた籾井会長と造反した理事たちの激しい応酬

UR職員、甘利氏秘書と12回面談 検査院が調査開始 (日本経済新聞) ; 検査院は補償に至る経緯のほか、補償金額が適切だったかなどについて調べているもようだ



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甘利氏元秘書「少しイロ付けても」 URが面談内容を公表— 東京新聞 / 甘利事務所とURのやり取りが公表された… これを 「公表」と言う? / 大臣秘書から「顔を立ててくれ」っていう意味を理解しない大人はまずいないだろう。 / URがようやく開示した資料から甘利事務所の口利きの実態がますます明らかになりました / 甘利事務所の秘書の方が相当にURに対して 露骨な圧力をかけたことが分かります。 これを見る限り(秘書に) 「あっせん利得処罰法」の適用はできるのではないかと思う


今回の件における、安倍政権にとっての真の打撃とは何か。甘利氏を失ったことではありません。甘利氏をついにかばいきれなかったことです。甘利氏の問題を通して安倍政権を攻撃してくるメディアに対して対抗しきれなかったということ。つまり支配力が落ちているのです。強権による支配の限界が見えた。

「政治家である前に人間としての品格の問題」とか「生きざまに反する」とか、そう言えばすべて秘書がやったことで自分は「きれい」な印象で責任を取れる、という仕掛け。それ自体、本当なのかどうか。内ポケットに入れたのかどうか。閣僚を辞すれば、検察が動かないと裏約束があったのか。次はそこ。 — 北丸雄二 / 辞めるしかないような事態だったということを、自らが一番知っていたということです。・・・



読売二面。読売でさえ「アベノミクスは目に見える成長戦略に繋がらず、息切れ状態にある」と言い始めました。

秘書のせいにするのは「政治家としての美学、生き様に反する」という甘利氏。ならば差し出された「菓子折りの入った紙袋と封筒」を受け取ってしまたことは「美学と生き様に反」しないのだろうか。 / 甘利氏の矛盾 「お祝いの現金を受け取って秘書に渡した」と言っているのに、記者との質疑では現金とは知らなかったと言ってしまっているのです。 / そもそも閣僚が公務を行う大臣執務室に業者を出入りさせ、しかもその場で自らの手で現金を受け取ったことは、その「美学」に反しなかったのか!?




甘利大臣の“茶番”辞任会見を称賛するテレビ局の異常! 日本テレビは会見当日朝のラテ欄で「幕引き」を宣言 (リテラ) ; 読売グループが政権を忖度して、ダメージを減らすような報道をしようと考えたようにしか見えない

甘利氏辞任表明も晴れない疑惑 霞が関に飛び火で一大疑獄へ (日刊ゲンダイ) ; 「現役大臣や秘書たちの便利屋まがいの“口利きビジネス″が蔓延しているのではないでしょうか」


(略)

 文春の第2弾記事には、告発者の録音データに基づく腐り切ったエピソードがわんさと出てくる。千葉の建設業者とURとの土地トラブルを巡る補償交渉のやりとりは、恐喝さながらだ。

「あんたたち、俺たちの顔立てるっつったよな、わかんなかったの?」

(略)

「甘利大臣が選挙区でもない千葉県内のトラブルにクビを突っ込み、所管官庁でもない国交省傘下のURに口利きを図ったことも不可解です。うがった見方をすれば、安倍官邸と霞が関との間には、この手の利害調整の話が恒常的にはびこり、一声かければ簡単に解決できるシステムが完成しているのかもしれません。つまり、汚職の構造は氷山の一角。安倍自民の1強体制に霞が関がなびき、現役大臣や秘書たちの便利屋まがいの“口利きビジネス″が蔓延しているのではないでしょうか」(政治評論家・山口朝雄氏)

 長期政権下では必ずといっていいほど、汚職の横行などで政界は腐敗していく。釈明と大臣辞任で終わりになるわけがない。


2016年1月28日木曜日

『おもてにゃし 酒場の癒やしにゃんこたち』発売まであと15日! 表紙はもちろん、「猫」×「酒」♪ — セブン&アイ出版 生活書編集部




陽が沈み、薄暗い七尾北湾は、うっすらと霞がかり穏やかで幻想的な風景でした。 / 夕焼けに染まる七尾北湾。 (石川県穴水町) — 写真家&災害ジャーナリスト 高橋智裕



こんなにあった!石原伸晃氏のこれまでの失言まとめ - NAVER まとめ / 「福島原発第一サティアン」  「ナマポ」  「最後は金目でしょ」 「反原発は集団ヒステリー」 「(胃瘻患者を)エイリアン」・・・ / 読売新聞が石原氏を不安視(調整力不安、発言軽い) ← 「軽い」のは「発言」だけじゃない




















甘利経済再生担当相、辞任を表明 (シナリオ;秘書は悪いけどボクは誠実) / 秘書が建設会社側から受け取った500万円のうち300万円は秘書が使ったと説明 / 2回の現金(100万円)の受け取り認める 「秘書が菓子折りの中にのし袋と報告」  / 「いい人とだけつきあっていると選挙落ちちゃう」 / 後任は、「金目」「サティアン」ダイビング好きでで有名な・・・








自身が大臣室で現金を受け取ったとされた件については「秘書から菓子折りの紙袋の中にのし袋が入っていたとの報告を受け、政治資金としてきちんと処理するようにと指示した」などと説明した。「お客の前で、紙袋から封筒を取り出し、スーツのポケットに入れるというのは、人間としての品格を疑われる行為。そんなことをするわけがない」と述べた。


後任はつり革、あっ!ちゃう、・・・ノブテル ↑