2012年11月30日金曜日

東京 江戸城(皇居)本丸広場のもみじ 2012-11-29

江戸城(皇居)二の丸雑木林のもみじの紅葉は始まっている。
(11月27日の状況はコチラ)

下は、11月29日の本丸広場の状況。
こちらは、なんと言っても松の廊下周辺のもみじ林の紅葉が待たれるところ。
まだもう少しかな。

その他の単独のもみじでは紅葉しているのもある。


▼松の廊下周辺のもみじ林


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11月29日のジュウガツザクラ、フユザクラはコチラ



原発族一覧(出典・社会新報8月31日号)




維新の「原発消失(フェイドアウト)」は公約ではない(11月29日)。 「原発フェイドアウト」撤回(11月30日)


橋下の「脱原発」のコロモの下に何があるのか、みんな知っている。


石原はもっと明解。
「んなハナシ前から何度も(推進と)言ってるだろぉ!?」と逆ギレ。
脱原発などさらさら考えたこともない。







なんのことはない、
原発消失(フェイドアウト)は公約ではない。

きっこさんの纏め










「原発消失」公約でない=石原、橋下氏が会見-維新【12衆院選】
 日本維新の会の石原慎太郎代表と橋下徹代表代行は29日午後、都内で記者会見し、衆院選公約「骨太2013~2016」を正式に発表した。橋下氏は、公約に政策実例として掲げた「既設の原発は30年代までにフェードアウト(消失)」は、公約には当たらないと軌道を修正。エネルギー政策に関する公約は、あくまで「脱原発依存体制の構築」や「電力市場の自由化」だと説明した。
 橋下氏は、「骨太」後半部分に列挙した「政策実例」について「決まったことではない。議員がアイデアとして出したもので、まだまだ議論の余地がある」と述べ、実現を約束したわけではないことを強調。脱原発に対しては、維新と合流した太陽の党のメンバーの慎重論が強いため、位置付けを曖昧にしたとみられる。 
 また、橋下氏は選挙公約全般に関し「政治家に制度設計をしろというのは無理。大号令をかけ、官僚に複数の案をつくらせ、選択するのが政治の役割だ」と語り、具体的な年限や数値目標を盛り込むのは妥当ではないと指摘。民主党が公約せずに進めた消費増税に関する各種報道を取り上げ、「メディアは消費増税を一切批判せずに『やれ』と言った。公約をどこまで重要視しなければいけないのか」と語った。
 石原氏も「こまごました政策の話をしてもしょうがない」と述べ、個別具体的な政策にとらわれるべきではないとの持論を展開。「硬直した中央官僚の支配を壊す」として、維新としては「実行力」を重視し、政権に就いた場合、人事権、予算編成権、組織編成権の内閣一元化に最優先で取り組む姿勢を示した。(2012/11/29-19:45)


「原発フェードアウト」撤回=維新・石原氏、奔放発言連発【12衆院選】
時事通信 11月30日(金)18時35分配信
 日本記者クラブでの30日の各党党首討論会で、国政政党の党首として初めて論戦に臨んだ日本維新の会の石原慎太郎代表が奔放な発言を連発した。党の衆院選公約「骨太2013~2016」に盛り込んだ「既設の原発は30年代までにフェードアウト(消失)」とした表現について、「それは違う。公約は直させた」とあっさり撤回した。
 石原氏は「(エネルギー配分の)シミュレーションの中で、原発はトータルで考えていくことになった」と説明したが、衆院選の重要な争点での方針転換は波紋を広げそうだ。
 また、選挙後の特別国会で行われる首相指名選挙に関し「平沼(赳夫元経済産業相)君を推挽(すいばん)したい」と述べ、党首の自らではなく、国会議員団代表の平沼氏を推す考えを示した。 
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ああこれで、下の記事はまだ有効だ。

維新・橋下、いまだに「脱原発」? これバレバレの詐欺でしょ

【再確認】 11月26日、石原慎太郎は「原発ゼロ」を目指さないと明言。 従来通りデスネ。


大恥石原
















「日本のナショナリズムの高まりは衰退の表れ」(米政治学者、英FT誌)

ANN News
米政治学者「日本の右傾化は衰退の表れ」と指摘(11/29 11:42)

 アメリカの政治学者、ジョセフ・ナイ氏がフィナンシャル・タイムズに寄稿し、日本のナショナリズムの高まりについて警告しました。

 ナイ氏は、イギリスのフィナンシャル・タイムズに「日本のナショナリズムの高まりは衰退の表れ」と題した文章を寄稿しました。このなかで、日本は総選挙を控えていて、世論調査を見ると右傾化しているように見えると指摘しています。これに対し、中国政府が「日本の右派軍国主義が台頭している」と懸念を持っているが、その心配は必要はないとしています。それよりも問題なのは、日本が内向きになって大衆迎合的なナショナリズムが高まってアジア地域の安定が損なわれ、日本の地位がさらに低くなることだと訴えています。右傾化が政界再編を促し、日本に安定した政権ができることは望ましいが、近隣諸国を敵に回す危険性もあると日本の政治の行方に強い関心を持った内容になっています。

2012年11月29日木曜日

「東京にもお笑い枠か」と馬鹿にしてたら・・・東国原氏は比例近畿。 





でも・・・
橋下、中田、東国原と、このメンツが揃ったらアノ話しかない。
それに、民主ホソノ・・・
(おいで、おいで)

思い出した、ワタシャ横浜市民
中田(投げ出し元横浜市長)には言いたいことがイッパイある。
みんな、忘れてないよ。
あっ! だから「北信越」か。

東京 北の丸公園 もみじの紅葉始まる 2012-11-29

【最新】12月10日のもみじはコチラ
【最新】12月7日のもみじはコチラ
【最新】12月3日のもみじはコチラ

北の丸公園のもみじ林(やまもみじ)の
紅葉が始まった
11月29日現在

これからの紅葉シーズン
今年は予報で見る限り曇天が多い

見ごろだの、まだ早いだの言ってないで
好天なら即行くべし。





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東京 北の丸公園 銀杏が色づき始めた 2012-11-21






【痛い写真】聴衆から距離をおかないと危ない民主党議員街頭演説




【再確認】 11月26日、石原慎太郎は「原発ゼロ」を目指さないと明言。 従来通りデスネ。

中日新聞
「原発ゼロ目指さない」 維新・石原代表、インタビューで
2012年11月26日 23時24分

 日本維新の会の石原慎太郎代表は26日、本紙などのインタビューで、現時点で「原発ゼロ」を目指す考えがないことを明らかにした。
 橋下徹代表代行(大阪市長)が「原発ゼロに向けてやる」と主張していることについて石原氏は「個人的な発言だと理解している」と、党方針ではないとの考えを示した。
 原発を含むエネルギー政策については「どういう産業をどうやって盛り上げていくか考えなければ(原発を)何パーセント残す、残さないという議論にならない。綿密な経済のシミュレーションをやった上で(火力や水力との)エネルギーの配分を決めていくのが妥当だ」と述べた。
 衆院選の対応については「自民、公明両党に過半数を取らさないように、強力な『第二極』をつくらないといけない」と、自公の過半数獲得阻止を目指す考えを強調。その上で「強力なキャスチングボートを持ちたい。肝心なことを決めるのに過半数が要るなら協力する」と、自民党と連携する可能性に言及した。
 みんなの党との小選挙区の候補者調整が難航していることについては「(みんなの渡辺喜美代表は)視野狭窄(きょうさく)と自己過信がある」と批判した。
 石原氏は、河村たかし名古屋市長の合流が実現しなかったことについて「大阪側に拒否反応があった。減税という名前も良くない。(名古屋市で)市民税の減税に成功したから他の自治体で通用するわけではない」と指摘した。
(中日新聞)

橋下、いまだに「脱原発」? これバレバレの詐欺でしょ



国政選挙投票者の平均年齢57歳って、知ってました?




維新の公約、「最低賃金制度の廃止」「解雇規制の緩和」もある。→日本は、現代の「蟹工船」社会になる。




維新の「最賃制廃止」批判=野田首相【12衆院選】
時事通信 11月29日(木)18時59分配信
 野田佳彦首相は29日午後、川崎市などで街頭演説し、日本維新の会が衆院選公約に盛り込んだ最低賃金制度の廃止について「驚いた。デフレの原因は賃金デフレだった。撤廃するのは格差拡大路線だ」と批判した。最低賃金に関し、民主党の公約は「早期引き上げを図る」としている。 
 一方、首相は北朝鮮による拉致問題について「民主党には(前進は)できないとやゆする人もいるが冗談じゃない」と強調。来月5、6日に北京で行う日朝局長級協議に触れ、「他の野党の皆さんも、ぜひ注視するとともに応援してもらいたい」と語った。
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石原・橋下もアンタ(ノダ)には言われたくないだろー。

派遣法をズタズタにして、
おまけに45歳定年制とか言い初めたのはダレなノダ

「維新の会」は小泉「構造改革」の焼き直しで小泉「遺臣の会」


朝日デジタル
最低賃金廃止、橋下氏「雇用狙い」 維新公約に波紋
 日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は30日、維新の政権公約「骨太2013~2016」に盛り込んだ「最低賃金制の廃止」について、雇用の創出が狙いだと説明。「ハードルを課せば、最低賃金を出せない企業や、本当ならあと2、3人雇えるのに1人しか雇えないという企業もある。できるかぎり多くの雇用を生み出したい」と述べた。市役所で報道陣に語った。
 一方で、収入が一定水準を下回る人については、所得税を免除し、逆に国が一定額を給付する「負の所得税」の考え方を導入し、国が最低限の収入を保障する考えを表明。最低限の収入の水準については「専門家が意見を出して制度設計する話。今の段階で出せない」として明示せず、「今の生活保護の支給基準は高すぎるところがある。負の所得税的な考え方では、水準は下がる」とも述べた。
 ネット上では、維新が公約に明記した「最低賃金制の廃止」について書き込みが相次いでいる。「労働する国民を奴隷化するものだ」「望むのは財界だけだろう」との批判の一方、「反対が出るだろうが、一石を投じるのは悪くない」と理解を示すものもある。















2012年11月28日水曜日

経済の面からも健全な民主政治の面からも、格差は大問題である。 ロバート・ライシュ(元米労働長官)

経済の面からも健全な民主政治の面からも、格差は大問題である。
もっと議論されるべきはずのものだ。
ロバート・ライシュ(元米労働長官)

日経ビジネス11月19日号掲載

東京 靖国神社の銀杏がようやく見ごろに 2012-11-28

靖国神社の銀杏がようやく見ごろに。
ただ、今日、11月28日は、残念ながら曇天(のち冷たい雨に)
黄色の鮮やかさはイマイチ

▼大鳥居下から

▼反対側の、大村益次郎像の前から

日本維新の会、宗教法人からの裏献金報道めぐり「文春」を賠償提訴

MSN
今度は「文春」とガチンコ 維新、賠償提訴へ 「裏献金」報道めぐり
2012.11.27 13:54 [west政治]
 日本維新の会側が宗教法人から裏献金を受け取っていたと報じた「週刊文春」の記事は事実無根として、維新が27日、発行元の文芸春秋を相手取り、2千万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こすことを明らかにした。提訴は30日に行われる。
 同誌10月25日号では、維新側が宗教法人側から7億円の裏献金を受け取っていたと報じていた。
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生長の家のことだったか

北朝鮮が3週間以内にミサイル発射か、との報道。 選挙前に国防を煽り、安倍、石原を文字通りの援護射撃。

YAHOO
北朝鮮が3週間以内にミサイル発射か、衛星写真が準備活発化示す
ロイター 11月27日(火)12時20分配信
[ワシントン 26日 ロイター] 米商業衛星企業デジタルグローブ<DGI.N>は26日、北朝鮮のミサイル発射基地の衛星写真を公開し、長距離弾道ミサイルが3週間以内に発射される可能性があると指摘した。
これに先立ち朝日新聞は、米情報当局のアナリストが長距離ミサイルの発射準備とみられる動きを捉えたとし、今月中にも発射可能な段階にあると報じていた。
米政府などに衛星写真を提供しているデジタルグローブは、東倉里の「西海衛星発射場」でミサイルの発射準備が活発化していると説明。衛星写真によると、人やトラック、部品搬入の動きが増えており、失敗した4月の発射前に見られた動きと一致するという。
公表された衛星写真について、米国防総省からのコメントは得られていない。



NHKへ身内を就職させた政治家








2012年11月27日火曜日

東電株保有の国会議員ランキング 小宮山、石破、今村、塩崎、井上…20人中16人が東電救済法案に堂々賛成




我部政明琉大教授、オスプレイの飛行訓練について「沖縄への配慮消えた」と論評


■宜野湾市長伊波洋一さんのツイッターより






















ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』を読む(52) 「第4章 徹底的な浄化 - 効果を上げる国家テロ - 」(その1)

東京 江戸城(皇居)東御苑
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ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』を読む(52)
「第4章 徹底的な浄化 - 効果を上げる国家テロ - 」(その1)

アルゼンチンにおける壊滅行為は自然発生的なものでも、偶然によるものでも、理件を欠いたものでもない。それはアルゼンチンという国民集団の「相当部分」に対する組織的な破壊行為であり、この集団を変容させ、その存在様式や社会関係、運命そして将来をも書き換えようとの意図に基づいて行なわれたものである。
- ダニエル・ファイアースタイン(アルゼンチンの社会学者、二〇〇四年)

私が目指したのはただひとつ、次の日まで生きていることだった。(中略)ただ生き延びるだけでなく、自分として生き延びることだ。
- アルゼンチンの強制収容所に四年間拘留されたのちに生還したマリオ・ピラーニ

オルランド・レテリエルの不満
 一九七六年、オルランド・レテリエルはふたたびワシントンにいた。駐米大使としてではなく、彼は今や進歩的なシンクタンク「政策研究所」の活動家だった。
今なお軍事政権によって拷問を受けている同僚や友人たちの姿が脳裏から消えぬまま、新たな自由を手にした彼は米中央情報局(CIA)のプロパガンダに抗すべく、ピノチェトの犯した罪を暴き、アジェンデの実績を擁護するために活動していた。

 その活動は功を奏し、ピノチェトの行なった人権侵害に対して国際社会からは大きな非難が浴びせられた。
だが経済学者であるレテリエルには不満があった。ピノチェト政権の行なったおぞましい処刑や電気ショックの報告は世界を震え上がらせたものの、同政権の経済的ショック療法に関してはほとんど反応がなかった。
国際金融機関がチリ軍事政権にどんどん融資を行なったことに至っては、ピノチェトが「自由市場原理」を推進しているとして国際社会は称賛を惜しまなかった
チリ軍事政権には大胆な経済改革の実験と、身の毛もよだつような拷問とテロによる邪悪なシステムという二つの明確に分かれたプロジェクトがあるという見方がしばしばされるのに対し、レテリエルはこれを真っ向から否定した。
存在したのはひとつのプロジェクトにすぎない。テロは自由市場経済への転換のための主要な手段だったのだ、と彼は主張した。

 「人権侵害、制度化された残虐性のシステム、そしてあらゆる形の異議申し立てに対する徹底した管理と弾圧は、軍事政権が遂行してきた典型的な歯止めのない「自由市場」経済政策とは間接的な関係しかない - それどころかいっさい関係がない - 現象として議論されており、多くの場合、別のものとして非難されている」と、レテリエルは『ネーション』誌に掲載された舌鋒鋭い論文で述べている。
「「経済的自由」と政治的テロが互いに開通することなく共存しているという、社会システムについてのなんとも都合のいい概念のおかげで、これらの経済スポークスマンたちは「自由」の概念を振りかざす一方、言葉の上では人権擁護を唱えることができるのだ」

レテリエルの告発論文
 さらにレテリエルは、「現在のチリ経済を動かしている経済学者チームにとっての知的設計者であり非公式顧問」としてのミルトン・フリードマンは、ピノチェトの犯罪の共同責任者であると言い切り、経済的ショック療法を実施するよう働きかけたのは、「専門的」助言にすぎないというフリードマンの弁解を退ける。
「フリードマン流の自由な「私的経済」の確立とインフレ抑制」を平和的に実施することなど不可能だと、レテリエルは主張する。
「経済計画は至上命令であり、チリの状況においてそれを行なうには、何千何万もの人を殺害し、国中に強制収容所を建設し、三年間で一〇万人以上の人を拘束する以外に方法はなかった。(中略)大多数の人々を退行させ、ひと振りの特権階級に「経済的自由」を与えることは、同じコインの裏表だったのだ」。
そして「自由市場」と無制限のテロとの問には互いに手を取り合う「調和的関係」が存在していたと彼は書いている。

レテリエルの暗殺
 この論議を呼ぶ内容の論文は、一九七六年八月末に発表された。
それから一カ月も経たない九月二一日、四二歳の経済学者レテリエルが車でワシントンDCのビジネス街にある職場に向かう途中、大使館が集まる地区の中心部を走行中に運転座席の下にしかけられていた遠隔操作爆弾が爆発、車は宙に舞いレテリエルは両足を吹き飛ばされた。
路上に切断された足を残して、レテリエルはすぐにジョージ・ワシントン病院に運ばれたが、到着したときにはすでに息はなかった。車に同乗していた二五歳のアメリカ人の同僚ロニー・モフィットも、同じくこの爆発で死亡した。
ピノチェトがクーデター以来犯したもっとも非道で挑発的な犯罪だった。
米連邦捜査局(FBI)の捜査で、この爆弾をしかけたのはピノチェトの秘密警察の上級職員マイケル・タウンリーであることが突きとめられた。
タウンリーはその後、米連邦裁判所で有罪判決を受けた。
暗殺犯らが偽造パスポートでアメリカに入国したことをCIAは承知していた。
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東京 江戸城(皇居)二の丸雑木林 もみじの紅葉始まる 2012-11-27

【最新は12月5日←コチラ】
【12月5日の本丸広場の状況はコチラ】
江戸城(皇居)二の丸雑木林では
もみじの紅葉が始まった。
11月27日の状況








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11月29日の本丸広場のもみじはコチラ



紅白歌合戦、韓流の歌手が誰もいない、極右化する世を反映したのだろう。ことなかれのNHKはビビって「自粛」したのか。








戦争に参加できる日本にするーーそれが安倍路線だ。戦争経験なき戦意高揚の典型だ。(有田芳生)












維新・橋下、いまだに「脱原発」? これバレバレの詐欺でしょ 

【最新更新12月5日(関連記事追加)】



MSN
「言っていることは変わっていない」橋下氏、石原氏との街頭演説で強調 脱原発後退の批判に
2012.11.27 21:13
 日本維新の会代表の石原慎太郎氏と代表代行の橋下徹大阪市長は27日、東日本大震災の被災地、福島、宮城両県を訪れ街頭で演説を行った。両氏がそろって街頭で政策を訴えるのは初めてで、東京電力福島第1原発事故後の政府の対応などを批判した。
 福島市のJR福島駅前で、橋下氏は「(政府は)復興庁をつくり、よく分からない復興大臣おいてぐちゃぐちゃになっている」と政府の対応を批判。その上で「福島、宮城、岩手の知事に復興担当大臣になってもらったらいい」と持論を展開し、被災地の首長に権限と財源を委ねた対応策を考えることが必要と強調。石原氏も「この国に力がありながら滅びていくのを見るにみかねて決心し、橋下さんと一緒に立ち上がった」と述べ、維新への支持を求めた。
 また、石原氏が代表だった太陽の党との合流で、維新の「脱原発」の動きが後退したとの批判を受けていることに対し、橋下氏は「次の世代に対し新しい電力体制を作っていく。言っていることは変わっていない」と反論した。

YAHOO
<日本維新>「脱原発」後退がっかり 橋下氏、被災地で演説
毎日新聞 11月27日(火)12時7分配信

 日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)が27日午前、福島県会津若松市で街頭演説を行った。原発事故の被災地・福島で街頭に立ち、被災者に語りかけたのは初めて。集まった有権者からは期待する声も聞かれたが、維新の「脱原発」路線が旧太陽の党と合流後に後退したことに「がっかりした」「脱原発の数値目標を示してほしかった」と話す人も目立った。【川崎桂吾、乾達】

【太陽との合流で原発に言及できず】維新・橋下氏 みんな・渡辺氏と隔たり

 「原発はなくなってほしい。だから原発政策について聞きに来ました」 

 小雪舞い散る27日午前9時半、会津若松市・飯盛(いいもり)山のふもとにある維新陣営の事務所前。会津坂下町(あいづばんげまち)からやってきた農業の男性(72)は寒さに体をすぼめながら、橋下氏が登場するのを待っていた。「でも(戊辰(ぼしん)戦争中、飯盛山で自決した)白虎(びゃっこ)隊が見守る場所で『維新』というのも何か複雑だね」

 陣営は集まった有権者を「800人」と発表したが、記者からは200~300人に見えた。「会津を敵対視しているわけじゃありませんよ」。そんな「つかみ」から話を始めた橋下氏は冒頭、旧太陽との合流で「原発ゼロ」の表現がなくなったことを釈明した。「(マスコミは変わったと指摘するが)なーんにも考え方は変わっていません」「どの政党も、具体的なプランは持っていないんです」

 身ぶり手ぶりの演説は17分間。「演説はうまいけど、あんまり言うことは他の政治家と変わんねえな」。耳を傾けていた会津若松市内の女性(72)はぽつりと言った。原発政策については「選挙目当てでしょ」と冷ややかだった。

 市内には、警戒区域内の同県大熊町から避難した住民2850人が暮らす。借り上げ住宅で避難生活を送る鈴木文雄さん(60)は橋下氏の演説に「総論で細かいところに踏み込まなかったのが残念。脱原発の数値目標を示してほしかった。福島への対応の話もなく、大都市と地方の温度差があるのかもしれない。実行力を強調していたので、もう少し見てみないと分からないが、期待はしたい」と話した。遊説場所から約1キロ離れた仮設住宅で暮らす60代女性は「福祉などが削られないか不安。実行力の裏返しで、何をするか分からない怖さがあり、冷静に見極めたい」と語っていた。

 橋下氏は前日の26日夜は市内のホテルでも1時間を超える演説をしたが、原発政策への言及は最終盤の6分間だけ。「タウンミーティング」と銘打たれていたが、参加者から質問を受け付ける時間はなかった。

 ◇脱原発を巡る橋下氏の発言の変遷◇

(4月24日)電力供給体制の改革をやる。可及的速やかに原発廃止という文言に集約しないと政治的なエネルギーが生まれない。

(8月9日)電気料金はそんなに問題にならない。2030年原発ゼロに向け、道筋を見せれば絶対いける。

(10月24日)安全性は当然だが、国を強くするために原発依存度を下げる。2030年代ゼロの方向性を目指すべきだ。

(11月18日)原発稼働のルールを再確立し、電力市場を自由化すれば、結果として新しい電力供給体制に転換する。原発ゼロを打ち出すことが問題ではない。

(11月24日)脱原発と言っている人はどういうプロセスでやるのか。選択肢ができてないのに2030年代ゼロなんて言えない。スローガンだけでは実現できない。

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橋下は政治ゲーム屋から一刻も早く足を洗うべきだ。





関連記事 (↓)
維新の「原発消失(フェイドアウト)」は公約ではない(11月29日)。 「原発フェイドアウト」撤回(11月30日)

橋下の言ってることを要約すると、「政策なんて絵に描いたモチだぞ」「運転手はオレだ」「為政者はムチを持ってりゃオッケー」ぐらいです。あとおまけとして「新聞ざけんな」。

橋下・大阪市長、公務ほぼ休業 大阪市民らが給与返還などを求めて市に監査請求 橋下の呆れた反論

橋下「維新の会。公約をコロコロ変え、他人を攻撃することで、自らが一貫しないことを隠したい?」(金子勝)

あきれた日本維新の会 こっそり自党のプレスリリース文章を改ざん







2012年11月26日月曜日

東京 竹橋のユッカ蘭 満開 2012-11-22

竹橋の清水濠畔のユッカ蘭がいま満開
下の写真は11月22日のものだが、今日26日の段階でもまだ同じ状況だった。
このユッカ蘭は、風雨に弱く、多分もう少ししたら、徐々に倒れ始める。
今でも、一つ倒れているのが見える(一番下の写真)。

ユッカ蘭のもう一つの特徴は、年に二回咲くということ。
梅雨の頃に咲き、紅葉の頃に咲く、と大雑把に記憶している。

いまが見ごろ。



「放射能汚染の山河穴惑」(養父市 足立威宏) 「朝日俳壇」11月26日より

東京 江戸城(皇居)東御苑
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「朝日俳壇」11月26日

放射能汚染の山河穴惑        (養父市)足立 威宏

原発の見学順路冷(すさ)まじき  (塩尻市)古厩 林生

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「朝日歌壇」11月26日

猪の肉がセシウム基準越え雑食のわが身にも及ばむ  (宇都宮市)渡辺 玲子

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昭和17年(1942)10月24、25日 ガダルカナル第二次総攻撃失敗

東京 江戸城(皇居)東御苑
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昭和17年(1942)
10月24日
・夜、ガダルカナル、第2次総攻撃失敗
第2師団(丸山政男中将)夜襲。
右翼隊(東海林俊成大佐の第230聯隊)失敗、左翼隊(那須弓雄中将)第29連隊(古宮政次郎大佐)突進、頓挫。古宮連隊長、敵中脱出できず後自決。
25日、丸山第2師団長、再度夜襲命令。失敗。那須少将・第16連隊長広安寿郎大佐、戦死。
第29聯隊の損害:2日間で戦死522、戦傷と併せ損害は50%。
26日午前6時、第17軍百武司令官、ガダルカナル第2次総攻撃中止命令。
一木支隊、川口支隊に続き、日露戦争以来の伝統に輝く第2師団の攻撃も失敗に終わる。

【戦闘概観】
24日午前5時、師団長出発、予備隊と共に左翼隊後方を4km前進
(前日の辻の報告とは異なる。理由不明)。
正午、師団長の攻撃開始に関する最後の命令。
「・・・ 三 両翼隊ハ一七〇〇(東京時間)ヲ期シ突撃ヲ決行シ敵線深ク殺到スへシ 
四 予ハ一四〇〇迄現在地二在り 爾後左翼隊後方ヲ飛行場ニ向ヒ前進ス」。
これと前後して、軍戦闘司令所に辻参謀から報告。
「第二師団の第一線は敵に察知せられることなく飛行場南方約二粁附近に進出し、両翼隊は各々四条のジャングル道により前進中。歩兵第十六連隊は『ムカデ』草原南側に集結しあり。師団司令部は今より『ムカデ』南側地区出発、前方に進出す。電話線の余力なき故、爾後軍戦闘司令所との連絡はきれるも、本夜は確実故次回に無電にて『バンザイ』を送る」。

12時20分、第17軍は、大本営とラバウルの司令部と連合艦隊に対し、
「一 第二師団ハ敵ニ発見セラルルコトナク一二〇〇頃飛行場南方約二キロ附近ニ達シ数条ノ「ジャングル」道ヲ続イテ敵ニ近迫中ナリ 二 第一線ヨリノ報告ニ依レハ予定時刻ニ突入シ得ル状態ニ在リ」と楽観的電報。

米軍は、マタニカウ川東方に住吉部隊関係(岡、中熊部隊)の動きを発見しており(住吉部隊正面は牽制作戦の意図があり、発見されてもよい)、24日午後遅く、第7海兵隊巡邏隊の落伍兵が戻り、双眼鏡でプラディ峰(ムカデ高地)を観察している日本軍将校がいたと報告。
同時に、分派偵察狙撃隊の一海兵は、プラディ峰南斜面の南方約1浬3/4、ルンガ川のU型屈曲部付近の密林に沢山の炊煙が昇るのを見たと報じる。
しかし、日も暮れており、防禦強化の工事を施すことが出来ず、長い戦線に薄く配備された第7海兵隊第1大隊で敵の攻撃を待ち受けた、となっている。(ジョン・ミラー書)

住吉部隊(砲兵部隊、岡部隊、中熊部隊)の状況。
住吉支隊砲兵隊は、当初計画に基づき、21日午後2時半~4時、第1砲兵群をもって飛行場滑走路、第2砲兵群によって「サル」「トラ」高地、マタニカウ川右岸陣地、砲兵陣地を砲撃するが、使用弾薬制限の為、砲兵火力をもって敵を打ちのめす本来の砲兵戦効果からは程遠い。
総攻撃が23日に延期されても、住吉支隊は攻撃を続行、岡部隊は支隊長から22日夕、アウステン山とマタニカウ川右岸の敵陣地攻撃を、23日以後は「ネコ」「シシ」高地陣地攻撃を命ぜられる。
岡部隊は、22日夜、その1中隊がマタニカウ川一本橋南東約1kmのアウステン山北西鶴に辿り着く、主力はジャングルに前進を阻まれ、22日は1日1kmしか前進できず。

22日夜、第17軍司令官は、住吉支隊を海岸方面の助攻正面としてでなく、独自の決戦任務を与える必要を認め、「住吉支隊ハ二十三日ナルへク早ク「マタこカウ」河右岸ノ陣地ヲ攻略シ爾後ノ攻撃ヲ準備スへシ(爾後の攻撃は飛行場周辺主陣地のこと) 住吉支隊ニ独立戦車第一中隊及独立速射砲第二大隊(一中隊欠)ヲ増加配備ス」と命令。
22日午後10時、住吉支隊長はアウステン山西麓で、「岡部隊ハ万難ヲ排シ速ニ一本橋附近草原ニ進出シ「マ」河右岸ノ敵陣地ニ対シ攻撃ヲ準備スへシ(攻撃開始は砲兵協力の下に23日午後1時)」、「中熊部隊ハ岡部隊ノ「マ」河右岸陣地突入後機ヲ失セス「マ」河ヲ渡河シ「マ」河右岸敵陣地ヲ攻略スへシ」と、命令。

岡部隊は、23午前10時、アウステン山北端で攻撃準備を整え、午後1時30分攻撃前進。地形錯雑とし、敵間隙への潜入進出を図る部隊の企図は捗らず。23日の攻撃は24日払暁になって、第1線の歩兵第4連隊第3大隊と岡連隊第2大隊の先頭がようやく「イヌ」高地東方の草原地帯に連出し、先頭中隊は敵陣地攻撃を始めた筈だが、密林が深く連絡がとれず状況不明。

中熊部隊(歩四)は、配属された独立戦車第1中隊を第2大隊に配属し、23日午前11時20分、行動開始を命令。
第1大隊は、第2大隊がマタニカウ川右岸に進出すれば、クルツ岬南西地区に進出する予定。しかし、第2大隊は11時20分に命令を受け、午後3時に機動開始、4時30分、各中隊に攻撃前進命令。第1線が渡河点附近に達するまで、米軍第1線は沈黙し、突如、砲兵含む熾烈な射撃を開始し兵力を増強。中熊部隊は損害続出し前進停止。
中熊部隊第2大隊に配属された独立戦車第1中隊は、午後2時頃、マタニカウ河口方向に前進するが、歩兵の進出が遅れ、敵陣前200mで停止し、5時頃迄歩兵の進出を待つ。歩兵が追求し、戦車隊は、各車各個にマタニカウ川渡河攻撃を開始。味方砲兵の掩護はない。米軍は37ミリ砲を並べて対戦車戦の用意をしていたが、まずルンガ岬方面の砲兵陣地が15榴・迫撃砲で濃密な集中射撃。戦車隊10両全部が破壊。歩兵も、敵第11海兵隊がマタニカウ川・クルツ岬間の600~800ヤード幅に絶え間なく浴びせられる弾幕に遮られ、1人も渡河し得ず。

住吉支隊長はアウステン山西麓で無線により第1線両部隊と砲兵隊を指揮するが、統一的指揮がとれず、各大隊・各中隊が分離して相互連絡ない状態で戦況が推移。
支隊長も第1線連隊長も24日朝まで部下部隊を掌握出来ず。

○総攻撃(24日)。
午後2時頃~7時過ぎ、土砂降りの豪雨。
雨が止んだ時点で、突入時刻は過ぎているが、どの地点もまだ米軍と接触していない。

右翼隊第1線の歩兵第230連隊(東海林大佐。第2大隊欠)は、右第1線を第1隊(関谷少佐)、左第1線を第3大隊(大根田少佐)とし、各大隊から1個中隊を抽出し連隊予備としている。
東海林大佐が右翼隊長に任命されるのは前日23日夕方で、もともと東海林部隊は行進が遅れており、また右翼隊には歩兵部隊として本来川口少将直属の一色大隊(歩124第3大隊。一色少佐は前大隊長渡辺中佐の後任) があり、東海林大佐としては、密林内を難行軍中の右翼隊を掌握しきれなかったと推測できる。
24日総攻撃の夜の右翼隊の行動に関しては、戦史資料は3通りあるが、部隊掌握の不備が推測でき、敵側が右翼隊の攻撃を認めていないことを考慮すると、東海林右翼隊長の戦後の回想が真相に近いものと思われる。
「右翼隊は草原を北進し、零時敵陣地に接近したが、猛烈な敵火のため前進は頓挫し、敵陣地前において敵と近く相対したまま二十五日天明を迎えた」。

左翼隊は、歩兵第29連隊(古宮大佐)主力を第一線とし、第2大隊(第7中隊欠)を予備とする。
左翼隊も暗夜と豪雨と密林に悩まされる。
第1大隊は連隊進路の右方凹地を北進するが、右に偏し、連隊長との連絡を失う。
第3大隊第10中隊(1小隊欠)も第3大隊長との連絡を失い、第1大隊と行動を共にする状態となる。
そこで、連隊長は、初めの軍隊区分と任務を変更し、第1大隊を右第1線、第3大隊を左第1線(混入した中・小隊をそのまま配属)とし、連隊の攻撃重点を第3大隊正面とする。
「戦闘詳報」では、
「・・・漸ク二十四日二時三十分頃敵陣地前ノ林縁ニ達セリ、然レ共地形意外ニ錯雑シ準備ノ為ニ時間ヲ要シ突入ノ機ヲ失シ天明トナリ、而モ敵前ナリシ為メ敵火ノ爆撃ノ為ニ損害続出スルこ至り、巳ムナク一時密林中ニ兵力ヲ集結シ爾後ノ攻撃ヲ準備ス」とあり、第1大隊は突入せず。
第3大隊では、尖兵中隊の第11中隊の路上斥候が、午後10時30分頃、米軍陣地の鉄条網に衝突し、忽ち激しい火力を浴び、中隊長以下決死の突撃も挫折。

左翼隊長那須少将は、左第1線増加の為、予備の第2大隊を連隊に復帰させる。
歩29連隊長古宮大佐は、第1線の突撃頓挫を見て、付近に進出の第3機関銃中隊(重機4・自動砲1)に火力発揮を命じ、第3大隊と連隊予備の第7中隊を自ら率いて突撃敢行。敵火力は熾烈をきわめ、戦線は前後に分断され、連隊長以下の連絡は途絶える。
「・・・連隊長ハ軍旗ヲ奉シ十数名ノ残存兵卜共ニ敵飛行場近キ森林中ニ在リテ十月二十九日夕ニ至ル迄軍旗ト共ニ孤軍奮闘シ敵ニ多大ノ損害卜恐慌ヲ与へ、三十日遂ニ軍旗ヲ完全こ処置シ(推定)タル後戦死セリ」(「歩兵第二十九連隊戦闘詳報」)。
「優勢ニシテ而モ組織的縦深火網ヲ有スル堅陣飛行機絶対卜各種ノ近接察知ヲ講シアル敵ニ対シ 三週日ニ亘るル疲労ト餓ノ為メ其ノ困憊極度ニ達シアル軍隊カ 敵前錯雑不明ノ密林ヲ溢過シ敵情捜索其ノ準備ナスノ余裕殆トナク所謂夜襲必勝ノ信念ニ到達セスシテ勇敢無比白兵ノミヲ以テ猪突セサスヘカラサルニ至リタルハ寔ニ遺憾ノ極ミニシテ ソモ何ノ誤リソヤ 第一線軍隊ノミノ失敗ナリヤ 翻ツテ作戦計画ヨり其適否ヲ検討セハ 其ノ禍根ノ何レニ在リヤ明瞭ニ断シ得へシ」(「同」)。

(左翼隊の攻撃:異なる説明)
軍旗を先頭にした古宮政次郎大佐の第29連隊は、プラー中佐陣前の前哨点を突破。
守備の海兵46人中45人が忍び寄る日本軍に刺殺。
午前零時半、プラー中佐の前線に殺到。鉄条網を銃剣で切り破り、手楷弾を投げ、小銃を乱射して突進。米第164歩兵連隊第3大隊が来応援し、後方の曲射砲隊の射撃開始により日本軍の突撃は鈍る。地形が悪く、古宮連隊は全力を集中できず、攻撃したのは第3大隊だけの為、第3大隊は大損害を受け攻撃頓挫。
古宮大佐は予備の第2大隊を動員し、午前3時軍旗を先頭に再び攻撃。暗闇の戦闘で連隊長と第2大隊の連絡は途切れ、一旦プラー中佐の前線を突破したものの、連隊長と軍旗は敵陣内に取り残される。

第2師団戦闘司令所は左翼隊後方約3kmを前進するが、通信不良で第1線の状況は全く不明。
午後3時、師団長は平間参謀を第1線に派遣。
午後8時頃、右翼隊から後方通信所を経て、「右翼隊ハ敵線ヲ突破シ 目下飛行場東方ノ草原地帯ヲ北方ニ向ヒ前進中」との朗報が、また左翼隊からは「左翼隊ハ第一線部隊ヲ以テ攻撃中ナルモ細部不明、目下連絡中」と報告が来る。
午後10時過ぎ、左翼隊長から「第一線ハ攻撃中 本夜中ニ誓ツテ飛行場ヲ攻略スル」と希望的な連絡。後半夜、米軍の猛火を浴びていると想像される銃砲声。右翼隊から、「前回ノ報告ハ誤リニシテ、右翼隊ハ二十一時頃依然方向地点ヲ判定シ得ス、飛行場方向ヲ求メツツ前進中」と報告。
25日午前1時、玉置師団参謀長が左翼隊前線へ出発。夜明け近く、「左翼隊ノ一部ハ攻撃奏功セサルモ 歩兵第二十九連隊長以下主力敵陣地ヲ突破シ敵陣地内ニ突入セリ 其ノ後連絡遮断セラレ目下同連隊ノ状況不明ナリ」と師団参謀長の電話報告。

第17軍戦闘司令所は、第2師団からの朗報を待ちわびる。
真夜中、第2師団参謀から飛行場占領の報が入る、軍戦闘司令所は喚声をあげる。直ちに、飛行場占領成功の信号「二一〇〇バンザイ」が発信。
続いて、各方面に電報。
「二一〇〇梢前 第二師団右翼隊ハ飛行場ヲ占領セリ 同時頃左翼隊ハ飛行場附近ノ敵卜交戦中」。

ところが、後夜半、第2師団から「唯今の飛行場占領は飛行場付近で激戦中の誤りなり。歩兵第二百三十連隊の突撃は成功せず」と電話報告。
午前2時30分、各方面に訂正電。
「一 両翼隊共飛行場附近ニ於テ激戦中ナリ 二 飛行場ハ未夕占領シアラス」

25日。
25日朝、第2師団長は、歩兵第29連隊長が部下の一部を率い軍旗と共に敵陣内に突入しているので、攻撃続行・戦果拡張を決心。
第17軍司令官も同様意図の為、午前11時、その夜の夜襲敢行を命令。

第17軍司令官は、コリ支隊に対し、26日朝迄にコリ岬付近に強行上陸し、東川河口付近に兵力を集結して第2師団指揮下に入るよう命令。
また、第38師団長に対し、歩兵第228連隊(第1大隊欠)と第38師団通信隊の1分隊を、海軍艦艇により迅速にコリ岬付近上陸と、歩兵第230連隊第2大隊のタサファロング強行上陸を命令。

この頃、第38歩兵団司令部と第228連隊(第1大隊欠)及びコリ支隊(歩228連隊第1大隊基幹)はプインで待機、第38師団司令部と歩兵第230連隊第2大隊はラバウルに位置している。
これらのガダルカナル投入は、第2師団の機動開始以前に決定されていながら、第2師団の攻撃に即応出来るようには部署されていない。  

「第二師団命令 十月二十五日一一〇〇 ルンガ飛行場南方 一、昨二十四日夜ノ戦闘ニ於イテ左翼隊主力ハ敵線深ク突進セリ 二、師団ハ現成果ヲ維持シツツ依然攻撃ヲ続行セソトス 三、左翼隊ハ本二十五日夜突撃セル歩兵第二十九連隊主力ヲ増強シ且敵陣突破ヲ挙行シ飛行場ヲ攻略スペシ 歩兵第十六連隊及ビ工兵第二連隊(二中隊欠)ヲ新タニ其ノ指揮下ニ入ラシム 四、右翼隊ハ本二十五日夜ソノ攻撃ヲ再興、新飛行場ヲ攻略シ前任務ヲ遂行スべシ」

右翼隊は態勢を整え、夜撃準備をする。
この日の任務は、新飛行場(ルンガ飛行場東方約1500m、中川東岸近くに米軍が新たに設けた)を攻略し、飛行場北側林縁の敵陣を奪取し、海岸線に進出すること。
右翼隊は、右側方から米軍の激しい射撃を受けたので、第2線攻撃部隊の歩兵第124連隊第3大隊(元の川口支隊第3大隊)を右側面警戒に配置。

この日夜半、師団戦闘司令所と右翼隊との電話連絡がつき、師団長は右翼隊の攻撃中止と、左翼隊右側方を掩護する任務を与える。理由など詳細不明。

左翼隊は、25日夜、師団予備から増加された歩兵第16連隊及び工兵第2連隊主力を右翼に増加し、重点を正面に保持、左翼隊長那須少将自ら陣頭に立って夜襲敢行。
那須少将は、歩兵第29連隊長古宮大佐以下一部兵力が、前夜突入したままその後の状況が不明なので、非常に焦慮。
左翼隊正面の米軍は前夜より更に火力の激しさを増す。
歩29連隊第1大隊は密林内で集中火を蒙り、敵第1線に接触するのは26日午前3時半頃。死傷続出し天明とともに攻撃は頓挫。

第2大隊の夜襲地点は飛行場に通ずる本道に沿っており、突入開始と同時に敵の猛火に覆われ、大隊長鉄条網内で戦死、続いて第1線中隊の幹部以下殆ど死傷し突撃頓挫。
午前2時頃、歩兵第16連隊の一部が鉄条網を破壊して、敵陣地に突入するが、天明迄にその陣地の縦深を突破出来ず。
天明、米軍の自動火器・迫撃砲等の火力は激烈をきわめ、左翼隊全線に死傷続出、攻撃は再び失敗。

この夜襲で、左翼隊長那須少将は重傷(のち死亡)、歩兵第16連隊長広安大佐戦死。
各隊、大隊長以下各級幹部の大半が負傷もしくは戦死。
歩29連隊の場合、24日夜~26日朝の損害は、戦闘参加人員2554、戦死552、戦傷479名、生死不明1、損耗率43%。将校の場合、総数101、戦死33、戦傷16、不明1(「歩兵第二十九連隊戦闘詳報」)。

周到な準備をして、正面から力攻する筈の第2師団の総攻撃は、重資材、弾薬糧秣等の輸送及び揚陸を計画通りに遂行できず、密林迂回の奇道を選択し夜襲に失敗。

26日早朝、第2師団長は、第17軍戦闘司令所に天明迄の攻撃頓挫の状況を報告。
第2師団に派遣されている辻参謀も、損耗多大で疲労困憊の師団現兵力では敵陣突破は不可能と判断し、攻撃中止を意見具申。

百武第17軍司令官は、26日午前6時、攻撃中止を命令。

26日、大本営は参謀総長名で第17軍司令官に、「諸情報ヲ綜合スルニ「ガ」島ノ敵ハ孤立包囲セラレ極メテ窮境ニ陥リアルモノノ如ク正ニ連続力攻 一挙撃滅ノ好機ナリ 軍ニ於テハ要スレハ更ニ所要ノ戦力ヲ至急投入シ 形而上下ノ全力ヲ発揮シ 飽ク迄目的ノ貫徹ニ邁進セラルルモノト確信シアリ 切ニ御健闘ヲ祈ル」と電報。

大本営はガダルカナルの前線の惨澹たる実情を知らず、「連続力攻」「一挙撃滅」が出来るとまだ思っている。
*
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2012年11月25日日曜日

横浜 東戸塚駅前の銀杏並木 2012-11-24

横浜、東戸塚駅前の銀杏並木
11月24日時点
今がピークか、少しピークを過ぎたくらい。





自民安倍の集会・街頭演説風景がヒドイ。「この国難の時、草莽崛起」「日本一心 救国」 時計の針の逆回し



東京のおぼっちゃんが「草莽」はないだろう。



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自民党の改憲案、憲法第97条「基本的人権は、・・・侵すことのできない永久の権利として・・・」を全部削除

戦争に参加できる日本にするーーそれが安倍路線だ。戦争経験なき戦意高揚の典型だ。(有田芳生)





「アホか」発言で叱られた大阪の公募アホ区長、今度は、「ごみだらけの中国と同じ」発言

読売新聞
「ごみだらけの中国と同じ」…あの区長が発言

 橋下徹大阪市長の肝いりで始まった「公募区長」に就任した榊正文淀川区長(45)が10月、同区内の市民イベントのあいさつで、「花火大会が終わった後の淀川は、ごみだらけの中国と同じ」と発言していたことがわかった。

 市民からは「汚さの例えに中国を持ち出すのは不適切」と批判が出ている。

 10月21日に開かれた「よどがわ河川敷フェスティバル」開会式での発言。8月の区長就任後、淀川河川敷で行われた「なにわ淀川花火大会」が終わった後の状況を指したという。

 インターネット上で指摘があったことを受け、榊区長はツイッターで「反応していただけましたか。ありがとうございます!」と書き込み。これに対し、「問題発言としての自覚はないのですね」「そういう表現は公人には好ましくない」との批判が寄せられた。

 榊区長は読売新聞の取材に区総務課を通じ、「中国の海水浴場でごみが散乱している様子を報道で見たことがあったので発言した。中国をおとしめる意図はなく、淀川をきれいにしようという趣旨だ」と釈明。榊区長は就任直後にも、ツイッターで批判的な意見を述べた投稿者に「アホか、相当な暇人やな」などと書き込み、橋下市長から厳重注意を受けていた。

(2012年11月25日09時40分  読売新聞)

*

橋下だったらセーフなんだけど、ついつい自分も橋下並みと勘違いすると、こうなる。

大阪人の「アホ」発言は愛嬌。
こっちのほうは、問題大きい。



「反原発デモに参加して本当に申し訳ない。」 ・・・ 「再稼動のために私もしっかり頑張る」(民主党尾立参院議員)

「反原発デモに参加して本当に申し訳ない。・・・」
・・・
「再稼動のために私もしっかり頑張る」と表明した。

これは、
「朝日新聞」11月25日39面
「原発ムラを守るため 電力議員今日も行く」
の「ひれ伏す民主議員」にある風景。

民主党参議院議員 尾立源幸(49)大阪選挙区
の言葉。





えっ 吉田松陰、三島由紀夫、安倍晋三が並ぶ!! 大リーガーの後にリトルリーグのガキの名を載せるようなものではないか。

私も悪いジョーダンかと。

ある本の宣伝文句(↓)

<至誠天に通ず>
この日本をどうするのか。
吉田松陰、三島由紀夫、安倍晋三

「約束の日」 安倍晋三試論

ハァ~? ですな。







大阪市の公募区長、応募論文に同和地区名称を明記して、「暗いイメージ」と

MSN
区長論文で大阪市が謝罪 同和地区明記
2012.11.14 13:58
 大阪市の公募で8月に就任した田畑龍生都島区長が応募時に提出した論文に、同和地区に関する差別的な表現があるとして、市は14日、部落解放同盟大阪府連と意見交換会を開いた。住民も参加し、市は「誠に残念で、深くおわび申し上げる」と謝罪した。

 論文は田畑区長が当初、東淀川区長に応募した際、具体的な同和地区の名称を挙げて「開発が進んでいない状態で、暗いイメージが拭い切れていない」と記述。市は7月にホームページに掲載したが、市民から指摘を受け修正した。

 意見交換会で田畑区長は「インターネットでそのような記述があったので論文に書いた。自分の思いではない」と釈明した。

 解放同盟の出席者は「極めて重要な問題。(区長公募に)合格で良かったのか」と訴えた。

 選考途中で担当者は問題のある内容だと認識していたが、対応を取っていなかった。
*
この区長、クビちゃうのッ?
任命責任!!

「開発が進んでいない状態で、暗いイメージが拭い切れていない」
は、アカンやろ。
差別助長、固定化。

しかも、これ、インターネットからの剽窃だと。

自民党の改憲案、憲法第97条「基本的人権」を全部削除(天賦人権説否定:片山さつき) 第18条「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」削除 第9条「戦争の放棄」文言削除

更新 8月20日】
最高裁判所判事の山本庸幸氏(前内閣法制局長官)、集団的自衛権に関する憲法解釈の見直しについて「半世紀以上維持されてきた憲法解釈であり、私自身は見直すことは難しいと思う」と述べる

自衛隊を軍隊にして誇りを取り戻そうと言う人がいる。 ・・・ 他の国と同じで何が誇らしいのだろう。 不安と闘いながら世界に理念を示し続けたこの国に生まれたことを僕は何よりも誇りに思う。(森達也)

「過半数」は絶対か? 憲法96条改正のハードルを考える 少数派も納得する「正当性」が問題 (朝日新聞2013-07-03)

「自民党の改憲草案には軍法会議の設置を盛り込んでいる。今の自衛隊法では上官の命令に従わなくても最高で懲役7年。これでは「死にたくない」と出動命令に従わない者が出て国を守れなくなる。死刑なら死刑、懲役300年なら300年、そんな目に遭うぐらいなら命令に従おうとなる」(自民党幹事長石破茂)

自民党の憲法草案で一番、不気味なのはは36条「拷問及び残虐な刑の禁止」の改正。「絶対に」が消えた。

「憲法を変えることについては、反対に決まっています。選挙をやれば得票率も投票率も低い、そういう政府がどさくさに紛れて、思いつきのような方法で憲法を変えようなんて、もってのほかです」(宮崎駿)

最新自民党憲法改正草案 起草者名言集(togetter)

(憲法)96条の改正を主張する議員は、小平市長と同様、民意を恣意的に扱おうとしているか、それ以上に民主主義を脅かそうとしていると言わざるをえない。

自民党の憲法改正草案 「公益と公の秩序」が「国民の自由」をここまで縛る!(週刊プレイボーイ)

日本ペンクラブ、憲法96条改憲に反対する声明を発表。「改憲に高いハードルを設ける96条は、権力の恣意や専横を退ける立憲主義の基礎。単なる手続きの問題ではなく、憲法の根幹や、社会を動かす原理をも変えてしまう恐れがある」

「96条という外堀を埋めた後、憲法前文や各条文という内堀、立憲主義という本丸を崩してゆく。そんな危うい筋道が見えます。自民党が昨年発表した憲法改正草案のことです」(樋口陽一)

「日本人は民主主義も捨てたがっているのか?」想田和弘 (『世界』6月号) 

「96条改憲に大反対」「憲法の平和主義は『世界遺産』」(自民党、古賀誠元幹事長)

「グローバル化の総仕上げとしての自民党改憲案」(内橋克人X小森陽一、『世界』6月号)

「憲法は何のためにあるのか 自由と人権、そして立憲主義について」(青井美帆、『世界』6月号)

「なぜ九六条を変えてはいけないのか」(伊藤真、『世界』6月号)

「96条改正論 国の信用下げる」(岡崎哲二) 「憲法改正の要件を議会の過半数の賛成に緩和することは、国家の裁量を過度に大きくするリスクがあり、国家のコミットメント能力を低下させる。」

「改憲論議 急ぐな。 国民の判断を待て」(清水まり子) 日本国憲法はGHQの押し付けだったのか?

占領当局は「1院制がいい」と言ったが、当時の日本政府は異例なほど頑張って2院制にさせた。そのときのキーワードが「多数の暴走をやめさせる」「国民は間違うことがある」だ。日本人の知恵が今、試されている(樋口陽一)

96条改正は「裏口入学」。憲法の破壊だ(小林節・慶大教授、「朝日新聞)

「安倍改憲」が葬り去ろうとしているのは、憲法9条だけではなく、日本国憲法に結晶した近代立憲主義憲法の論理と価値である。(愛敬浩二)

96条改正という「革命」(石川健治、「朝日新聞」2013-05-03) 立憲国家への反逆に動く議員政治家たち 真に戦慄すべき事態 「勝つためのルール変更」選手はできぬ

グローバリストたちにとって、市場への最適化を阻む最大の障害は「国民を守る」ために設計された諸制度です。医療、教育、福祉、司法、そういったものは市場の変化に対応しません。だから、邪魔で仕方ない。その惰性的な諸制度を代表するのが憲法なのです。(内田樹)

憲法記念日(2013-05-03)の各紙の社説 朝日新聞 読売新聞 毎日新聞 日経新聞 東京新聞 京都新聞 北海道新聞 琉球新報 河北新報 神戸新聞 西日本新聞 高知新聞 愛媛新聞 南日本新聞 宮崎日日新聞 沖縄タイムス 信濃毎日新聞

改憲バスに乗る前に(江川 紹子) 「自民党が目指すゴールは、・・・まさに「革命」に匹敵するほどの価値観の変容を、国民に迫るもの」

自民党憲法草案 「表現の自由の制約につながり、弁護士らが反発するのは当然。 私もおかしいと思う。」(小林節・慶大教授)

気鋭の憲法学者8人に聞く〈AERA 2013.04.08〉 自民党改憲草案は、「立憲主義の理解も怪しい人々が自分の思いや主張を並べたようなところがある」(水島朝穂)

自民党の憲法96条改訂案 「だが、これでは基本的に政権与党だけで改憲発議できることになり、統治権に対する制約としての憲法の意味がなくなってしまう。」(浦部法穂・神戸大学名誉教授)

立憲主義を知らない自民党「憲法起草」委、事務局長、「礒崎陽輔」議員に関する法律関係者のコメント(togetter)

軍法会議復活めざす自民党憲法改正草案の時代遅れ(ダイヤモンドオンライン、田岡俊次)

憲法改正条項の改正論 心許ない政治家の技量 「自民党などが現在提起している改正条項の改正案の妥当性には疑問を抱く」

憲法第96条 「米国など先進国の多くの憲法は、改正手続きを難しくしており、日本だけが特別なのではない。」(ジェラルド・カーティス)

「・・・憲法。つまり国民が権力者を縛るための道具なんだよ。それが立憲主義、近代国家の原則。だからこそモノの弾みのような多数決で変えられないよう、96条であえてがっちり固めているんだ。」

『婦人公論』4/7号、澤地久枝さんとの対談。自民党憲法草案について徹底検証。「敗戦で得た”宝”を失うのか」(上野千鶴子さん)

「自民・憲法改正案は個人の権利を損なう」 明大・レペタ特任教授が懸念示す ← コチラ

「率直に言って、憲法の前文、九条を読んだときには、本当にこれで日本は良い国になると思いましたね。戦争をもうやらない国なんだ、ということは、新しい日本の生き方だと心底思いました。」(半藤一利) ← コチラ

映画作家・想田和弘の「観察する日々」  第1回 法律が大の苦手な僕が改憲問題を論じる必要に迫られる理由<その1>  ← コチラ

(安倍改憲政権) 「「戦後レジーム」が日本の近代史の積み重ねと無縁に「押しつけられた」、という相変らずの見方には、継承されるべき戦前の立憲主義への敬意が全く欠け落ちている」(樋口陽一)  ← コチラ

マガ9対談‐川口創さん×半田滋さん「検証:9条を骨抜きにするいくつかの方法について」その1(マガジン9) ← コチラ

自民党の改憲草案 「言論の自由」制限するな 
(日本雑誌協会編集倫理委員長 山了吉)「朝日新聞」2013-02-04「私の視点」

「9条を改悪する必要なんてありません。今の政治家は戦時中の軍人と同じです。そういう連中が、憲法改正、改正と言って、また日本を戦争にひきずりこもうとしている。彼らこそ非国民です。」(美輪明宏さん)

第147回参議院憲法調査会(2000年5月2日)でのベアテ・シロタ・ゴードンさんの参考人発言

ベアテ・シロタ・ゴードンさん

日本国憲法 今も最先端 米法学者ら 188ヵ国を分析(2012/5/3「朝日新聞」)

憲法9条と核兵器廃絶の初志忘れずに(河野洋平)

「人類が国家権力に押しつけ、制限することを学んできた知恵が立憲主義。」(Koichi Nakano)

ベアテ・シロタ・ゴードンさんが亡くなった。男女の本質的平等を定めた憲法第24条を起草した。ゴードンさんの言葉「憲法9条は、戦争が生んだ真珠です」。

NAVERまとめ
自民党の憲法改正草案がひどすぎる!!【法律を勉強した人が誰でも感じる疑問】

NHK双方向解説で西川解説委員が先の衆議院選挙を違憲状態で行なわれたと指摘すると、安逹解説委員は「違憲状態で選ばれた議員が憲法改正に言及している」と皮肉る。

天賦人権論の「天賦」に翻訳の妙を感じる。「神授」としなかったのはすごい。」(中沢けい)

「朝日新聞」論壇時評 高橋源一郎 民主主義の行方 憲法改正の「アート」な世界
「そもそも憲法創設するの精神は、第一君権を制限し、第二臣民の権利を保護するにあり」(伊藤博文)
諸外国における戦後の憲法改正【第3版】

室井祐月が片山さつきに「弱者のことは頭にないんだな」と憤る(週刊朝日)

「支持率20%そこそこの自民党が小選挙区効果で大量議席獲得し、憲法改正していいのか?」(金子勝)

宮台真司 「自民党の改憲案 問題点はここにある」 2012.06.01

憲法改正の限界を超えた改正を企むような直弟子は、破門、絶縁になるだろう。芦部説の基本には、日本国憲法の基本原理に対する強い支持、信頼がある。」(落合洋司)

うーん。我々法曹関係者からみて、片山さんの憲法論は酷いもの。」

天賦人権説についての議論は、僕と片山さつきさんとのやりとりを読んでみてください。」(想田和弘)

「その「改正」案99条・・・これはまさに、全権委任法と同じ効果を持つ、恐るべき案です。」
:たきもと しげこ(法律学者)

私は芦部教授の直弟子ですよ。あなたの憲法論はどなたの受け売り?」(片山さつき) 
まあ、仮に直弟子だとしても、即、破門か絶縁だろ」(落合洋司) 
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★97条を全削除
Hiromi Fujii@cobta 
自民党の改憲案で全削除→「第九十七条 …国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである 」 geocities.jp/le_grand_conci…


★18条の奴隷的拘束禁止を削除
@cvc7
【超重要。強制徴兵の恐れも。】 @ 安倍自民党の改憲草案からは憲法第18条「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」がミゴトに削除されている。つまり安倍自民党は「政府が国民を奴隷的拘束できる国」にしたいわけだ。 — Mariaさん (@cvc7)
2012年11月28日

 須藤玲司@LazyWorkz 
これは見落としてた…。Q&Aでは無視してるけど、「徴兵は憲法が禁止する奴隷的拘束にあたるかどうか」って長年の議論を根こそぎ無効化する意図だよなあ、これ。QT @sedzir: 自民の改憲案では18条から奴隷的拘束の禁止が削られている。実質これで徴兵への最大のハードルが外れている。


togetter(↓)
自民党が公式に国民の基本的人権を否定し、さらに改憲案で日本国憲法第18条「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」を削除してしまいました

★自民党改憲案Q&A
Q2 「今回の「日本国憲法改正草案」のポイントや議論の経緯について、説明してください。」

答 「今回の草案では、日本にふさわしい憲法改正草案とするため、まず、翻訳口答調の言い回しや天賦人権説に基づく規定振りを全面的に見直しました。」

Q13 「日本国憲法改正草案」では、国民の権利義務について、どのような方針で規定したのですか?

答 「権利は、共同体の歴史、伝統、文化の中で徐々に生成されてきたものです。したがって、人権規定も、我が国の歴史、文化、伝統を踏まえたものであることも必要だと考えます。現行憲法の規定の中には、西欧の天賦人権説に基づいて規定されていると思われるものが散見されることから、こうした規定は改める必要があると考えました。




★片山さつき
国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たちの基本的考え方です。
国があなたに何をしてくれるか、ではなくて国を維持するには自分に何ができるか、を皆が考えるような前文にしました!
総選挙の争点6 驚き・桃の木・片山さつきの憲法解説 やはり安倍自民党は徴兵制を目論んでいる

togetter
ドキュメンタリー監督、想田和弘氏が抱く改憲への危惧。 「自民改憲案を認めると、僕らの基本的人権が事実上なくなってしまうよ」

自民党の西田昌司と片山さつきが、国民主権と基本的人権を否定してしまいました

権利と義務はセットではない

【個人の尊重の否定】公民の先生が呆れかえる自民党改憲案の問題点の凄まじさ【立憲主義の否定】

片山さつきさんと想田和弘さんの権利義務に関する憲法論議。そしたら地震が…


 渡辺輝人@nabeteru1Q78 
片山さつきの日本国憲法敵視発言は、本当に何の誇張でもなく、軍靴の音が聞こえてくるな。

 渡辺輝人@nabeteru1Q78 
「私は芦辺先生の直弟子です」にワロタ。いや笑ってる場合じゃないのだが。この人、本当に東大法学部を出ているのか? / “片山さつきさんと想田和弘さんの権利義務に関する憲法論議。そしたら地震が… - Togetter” htn.to/p1T6uo

 Shoko Egawa@amneris84 
片山さつき氏が「直弟子」を自称する芦部教授という方は、「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」には、どういう義務がセットでついてくると教えていらしたのでろうか…
2012年12月8日 返信リツイートお気に入りに登録



@amneris84 不肖の弟子ですね。天国で嘆いているでしょう。>芦部教授
— 落合洋司さん (@yjochi) 12月 7, 2012


山口二郎@260yamaguchi 
またぞろ権利と義務というカビの生えた議論を自民党は得意になってやっているのか。義務は大事だ。東電は被害者への賠償義務を果たせ。経産省および関連行政機関は、東電に対する監督責任を怠ったことについて、制裁を受ける義務がある。義務とは国民に対する説教ではない。

渡辺輝人@nabeteru1Q78
2012年12月8日
自民党の改憲草案はこの内在的制約原理=「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」と書き換えることで、日本国民の人権を片山さつきの言う通り「義務の伴う人権」(外在的制約のある人権)に変えてしまおうとするものであり、人権に対するクーデター宣言に他ならない。

 弁護士渡邉恭子(なべきょう)@wata_nabekyo_ko 
@nabeteru1Q78 片山氏は芦部説を解しているそうなので、外在的制約説を意味することも明確に理解してますね。「公の秩序」は「公共の福祉」を言い換えただけだなんていう自民擁護派の反論は理由がないことが明らかになりました。
2012年12月8日

弁護士神原元@kambara7 
片山氏の文章、法曹関係者が読めば、漫画でしかない⇒"@katayama_s: @Jiruberutojiru @KazuhiroSoda 国家のありようを掲げ、国家権力がやっていいこと、統治機構などを、規定。私は芦部教授の直弟子ですよ。あなたの憲法論はどなたの受け売り?"
2012年12月7日


資料屋@sir43k 
片山さつき「国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たちの基本的考え方です。」自民党員の基本的な考えとしては人権など政府の考え次第でいくらでも左右していいもののようです。
2012年12月7日

とんかつ★将軍@TonkatsuShougun 
明治憲法というと保守反動のとんでもない憲法だとおもう人も多いが、そんなことはない。いちおう立憲主義のお作法を心得た憲法だ。しかし自民党の改憲草案たるや…… 立憲主義も知らない人が立案に携わっているとネットで騒がれたのはついこの間のこと。
2012年12月7日

渡辺輝人@nabeteru1Q78 
自民党の改憲草案はこの内在的制約原理=「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」と書き換えることで、日本国民の人権を片山さつきの言う通り「義務の伴う人権」(外在的制約のある人権)に変えてしまおうとするものであり、人権に対するクーデター宣言に他ならない。
2012年12月8日


想田和弘@KazuhiroSoda 
自民党が掲げる改憲案のように「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」に置き換えてしまうと、脱原発デモはもちろん、政府見解と対立するツイートや、反政府的と認定される映画や詩や檄文や演劇や論文も、全部政府が取り締まれることになってしまう。みなさん、その意味をよく考えて欲しい。
2012年12月8日

内田樹@levinassien 
その場の「気分」で改憲が出来ないように憲法96条を定めた先人の知恵に感謝します。アメリカの統治システムは「人民はしばしば愚かな政治家を為政者に選び出す」ことを勘定に入れて、それがもたらす災厄を最少化するために制度設計されていました。建国の父たちの人間観察は深いですね。
2012年12月8日

小田嶋 隆@tako_ashi 
自民党の憲法草案によれば、基本的人権は、おのずからそなわったものではなくて、義務を果たしたことへの報酬としてお国から下賜されるものらしい。三日ぐらい寝込んでいいですか?
2012年12月8日

小田嶋 隆@tako_ashi 
片山さつきさんにとって基本的人権はコストにしか見えないんだろうな。天賦人件費説。さすがだな。
2012年12月7日 

「私は芦部教授の直弟子ですよ。あなたの憲法論はどなたの受け売り?」
と仰った片山さつきさんに対して・・・(↓)
KATSUYA TAMAI@tamai1961 
芦部は自分にとって恩師の一人だと思ってはいるけれど、「直弟子」を名乗る勇気はないね。
2012年12月7日 

 KATSUYA TAMAI@tamai1961 
いわゆる直弟子より少し広い範囲で古稀記念論集というのを編んでいますが、執筆者名には見当たりませんね。
2012年12月7日 


KATSUYA TAMAI@tamai1961 
それならば、あの学年は憲法第二部2単位だけのはずですね。 RT @sakaima: まさか大講堂の授業に出ていた「だけ」とか…( ;´Д`)
2012年12月7日 
首の皮一枚残した(↑)
片山、底が浅い。

Sakino Takahashi@sakinotk 
片山さつき氏(自民党全体?)がパクろうとしたケネディ就任演説。冒頭で、「(我々の先祖がそのために戦った革命的な信条=)人間の権利は、国家の寛容によってではなく神から授けられたものだという信条」と、きちんと前置きされているのですが…。bit.ly/3mNcCX
2012年12月8日 


ystk@lawkus 
天賦とか神学的な物言いするから混乱するんで、憲法の教科書に書いてあるとおり「人権の前国家性」といえばいい。人権が国家に論理的に先行するという建前が立憲主義の肝なんですよ。この建前捨てたら、論理的には国家はお前らを煮るなり焼くなり自由ということになるんですよ。そうしたいの?と。
2012年12月7日 

要するに、東大出で、官僚上がりの片山が理解する、権利と義務の関係は、
中学校の教科書に出てくる、あの「権利と義務」の関係なんだ。
さすが、ガリベン君だが、それが抜けきらないのが惜しい。
聞くところによると、東大では著名な法学者の「直弟子」だったそうなのにネ。

平野啓一郎@hiranok 
しかし、維新も酷いけど、自民党の憲法改正案も、正気の沙汰とは思えない。読んでるとクラクラしてくる。民主がダメすぎるから、取りあえず自民とか思ってる人は、よく読んで欲しい。jimin.jp/policy/pamphle…
2012年12月9日 

落合洋司@yjochi 
直弟子なら、そういう芦部先生の考え方をきちんと学んでいるはずだし、学んだ上で批判するなら批判する、と、人としてきちんと対応できるだろう。そういうことができない、やっていない人間は直弟子じゃないんだ。わかるか、片山さつき。
2012年12月8日


落合洋司@yjochi 
直弟子を名乗るくらいなら、憲法制定権力、の前書くらい読んでいるはずだし、自民党の憲法草案を、直弟子としてどう考えているのか、芦部先生が生きていたらどう説明するのか、是非聞いてみたいものだな。まあ、仮に直弟子だとしても、即、破門か絶縁だろうけど。
2012年12月8日 


★12月10日追加
(略)
今現在、自民党は憲法「改正」と称する案を公表しました。
その「改正」案99条には次のような文言がみられます。
「緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができる(後略)」
これはまさに、全権委任法と同じ効果を持つ、恐るべき案です。
(略)
たきもと しげこ(法律学者)(←コチラ)


★12月11日追加
岩波書店 ‏@Iwanamishoten
衆院選で,改めて憲法がクローズアップされています.人権と憲法の正しい理解には,芦部信喜『憲法 第五版』( http://bit.ly/022781-0  )が最良の教科書です.候補者の方々には,いま一度の熟読を強くお勧めいたします.
 塩見卓也さんがリツイート

落合洋司 ‏@yjochi
芦部先生が御存命なら、こういったことを、特に、「直弟子」のような人たちには、もっと精緻に、みっちりと言って聞かせるんじゃないかな。憲法改正の限界を超えた改正を企むような直弟子は、破門、絶縁になるだろう。芦部説の基本には、日本国憲法の基本原理に対する強い支持、信頼がある。


落合洋司 ‏@yjochi
片山さつきが、芦部先生の直弟子ではないようだ、仮に弟子としても(そうじゃないと思うが)不肖の弟子のようだ、ということが、徐々にわかってもらえてきたかな?笑

★12月12日追加
安西敦 ‏@a_anzai
現行憲法では「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」と規定されているけど,改正案では「思想及び良心の自由は、保障する。」と規定されている。ここにははっきりと狙いが見える。「侵してはならない」というのは,文字どおり,国が思想良心の自由を侵してはならないということ。

想田和弘さんツイッター(12月12日付)
想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
天賦人権説についての議論は、僕と片山さつきさんとのやりとりを読んでみてください。片山さんの言うことは、決して個人的なものではなく、自民党の公式見解と同じです。http://bit.ly/RHM2Se  @rieko111

44分 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
また、自民改憲案は「すべての人には生まれながらに人権がある」という考え方(天賦人権説)を否定し、義務とセットにしました。つまり、義務を果たせる人にだけ人権があるということです。これでは子供や老人、働けない障害者や病人、失業者などには人権がなくなってしまいます。@rieko111

48分 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
ところが、Aさんの言論の自由を「公益」や「公の秩序」が制限できるとしてしまったら、どうなりますか。「公益」や「公の秩序」の内容は時の政府や警察が決めるでしょうから、それに反する言動をする人は合法的に逮捕・投獄できます。つまり事実上、表現の自由はなくなります。@rieko111

53分 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
まあ、「人殺しは公益に反する」っていうのは、当然ですね。でも、これが言論や表現だったらどうでしょう。現行憲法では、Aさんが政府批判をしても、それが誰かの人権を侵さない限り、権利として認められています。だから僕もツイッターで言いたい放題できるわけです。@rieko111

56分 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
ところが、自民改憲案では「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」という言葉に書き換えています。するとどうなるか。AさんがBさんを殺すことができないのは、Bさんの人権が侵害されるからではなく、公益に反するからだという考え方になります。@rieko111

59分 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
現行憲法では人権を制限するのは「公共の福祉」のみです。つまり、他人の人権です。例えば、AさんがBさんを殺したいとしますね。でも、それはでBさんの人権が冒される。だからAさんがBさんを殺す権利はない。そういう形で、Aさんの人権は制限されます。@rieko111

内田樹さんツイッター(12月9日付)
12月9日 内田樹 ‏@levinassien
おはようございます。起き抜けに想田さんの改憲ツイート読んで、目が覚めてしまいました。改憲は政治的リスクが高すぎるからしないだろうというのが僕の予測でしたが、こんな時代錯誤の草案を起草できる政治家たちはそもそも「リスク」という概念を知らないのかもしれません。

12月9日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
[自民党改憲案] 第百二条 全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。→憲法を守る主体が国ではなく国民になっている。これは「憲法とは国家権力を縛るもの」という立憲主義を完全に否定した条文。もっと言うと、憲法を憲法でなくした条文。改憲というより憲法破棄に近い。
 内田樹さんがリツイート

12月9日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
[自民改憲案で丸ごと削除] 第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
 内田樹さんがリツイート

12月9日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
[自民改憲案] 第九十八条 3 緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない。
 内田樹さんがリツイート

12月9日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
[自民改憲案]第九十八条 内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。
 内田樹さんがリツイート

12月9日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda
[自民改憲案]第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。 2 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。→これで原発デモもツイッターでの政府批判も取り締まり自由。
 内田樹さんがリツイート

★12月14日追加
池田香代子さんツイッター(12月14日付)
池田香代子 ‏@ikeda_kayoko
片山さんは頭いいでしょうに、どうしてあんな事おっしゃるのか不思議ですRT @kambara7: 人権論の根本ですね。芦部教授の弟子だという片山さつき氏より、遥かに正確だと思います⇒"@池田: …「私の自由や権利」は「あなたの自由や権利」が始まるところで終わります…「公共の福祉」…

10分 池田香代子 ‏@ikeda_kayoko
その危険がないとは断言できませんよねRT @calendar4520: @ikeda_kayoko 「公共の福祉に反しない限り」を「公益及び公の秩序に反しない限り」と書き換える自民の改憲案は笑えない。公の秩序に反するのでという理由なら反原発デモも反戦デモも禁止にできてしまうのです

12分 池田香代子 ‏@ikeda_kayoko
ところが自民党の改憲案では、「公共の福祉」がすべて「公益及び公の秩序」に変えられています。個人相互の自由と権利の横の関係でのかねあいではなく、「公」の益や秩序、つまり時の為政者が定めるその中味に反する自由や人権は上から制限されることになります

16分 池田香代子 ‏@ikeda_kayoko
「私の自由や権利」は無限ではありません。「私の自由や権利」は「あなたの自由や権利」が始まるところで終わります。同じ大きさの泡が集まってるイメージです。これにあたるのが、憲法によく出てくる「公共の福祉に反しない限り」で、「ほかの人の自由や権利を侵害しない限り」という意味です(続

池田香代子 ‏@ikeda_kayoko
痛み入ります。私たちがまず知らないといけませんねRT @kambara7: @crazy45age うーん。我々法曹関係者からみて、片山さんの憲法論は酷いもの。ただ、きちんと反論しないと、人々が人権論を誤解したままになってしまいます。その意味で、池田さんのツイートは貴重です。

(関連記事↓)
憲法の主語は「われら」、私たち国民です。(池田香代子)

★12月15日追加
落合洋司さんツイッター(12月10日付)逆時系列順
落合洋司 ‏@yjochi
なんだか、久しぶりに憲法の話をしたな。昔は憲法も得意だったのだが。

12月10日 落合洋司 ‏@yjochi
もちろん、日本国憲法も、改正すべき点はあるだろうし、そういう議論を活発に展開することも必要。ただ、それが持つ強い正当性をどこまで否定できるか、ということは、考えるべきだし、改正に限界がある、ということも、床屋談義ならともかく、国政に携わるような政治家であればわきまえるべき。

12月10日 落合洋司 ‏@yjochi
占領下で制定されたことや、押し付けられた、といった議論が、占領が終わった後、ずっと今日まで存在するにもかかわらず、それが大きなものにならなかったのは、日本国憲法が持つ、そういった強い正当性によるものだろう。

12月10日 落合洋司 ‏@yjochi
それは、日本国憲法が、近代立憲主義の系譜に連なる、世界的にも正当とみなされ、多くの国でも支持されている考え方に立脚しているからで、占領下で制定された、という点を割り引いても、強い正当性を持っていることによるからだと思う。

12月10日 落合洋司 ‏@yjochi
芦部先生が御存命なら、こういったことを、特に、「直弟子」のような人たちには、もっと精緻に、みっちりと言って聞かせるんじゃないかな。憲法改正の限界を超えた改正を企むような直弟子は、破門、絶縁になるだろう。芦部説の基本には、日本国憲法の基本原理に対する強い支持、信頼がある

12月10日 落合洋司 ‏@yjochi
例えば、権利は、国が決めた範囲内で行使できる、といった改正は、日本国憲法の本質には反するから、改正の限界を超えるだろう。明治憲法には、法律の留保、という定めがあったから、多分、そういう改正を目論んでいる人の発想は、明治憲法の影響を受けているのではないかと思われる。

落合洋司 ‏@yjochi
そういう意味で憲法改正には限界がある。その限界を超えることは改正ではなく革命であり、現行の日本国の憲法秩序を根本から否定することになる。国会での憲法改正は、あくまで限界内でしかできないから、限界を超える改正は、国会ではできない。日本国憲法の改正手続ではできない、ということになる。

12月10日 落合洋司 ‏@yjochi
本質を変えるとすれば、改正、という連続性は途切れざるを得ず、革命によるしかない。明治憲法と日本国憲法の非連続性は、八月革命説で説明されている。ポツダム宣言受諾を契機に、一種の革命が起きたと捉える。

12月10日 落合洋司 ‏@yjochi
日本国憲法も、そういう存在だから、その基本原理である、国民主権や、基本的人権の尊重、といったものは、改変できない。基本的人権は、日本国憲法においては、憲法以前から存在するもので、憲法制定権力により、それが確認され憲法で定められたものだから、その本質に反する憲法改正はできない

12月10日 落合洋司 ‏@yjochi
国民が持つ憲法制定権力が、憲法制定を通じ、そのような存在としての憲法を確定することで、無限定な存在だったものが、憲法、という枠の中に、自らを封じ込めることになる。もはや、無限定な存在ではなくなる。

12月10日 落合洋司 ‏@yjochi
近代立憲主義の下では、憲法は、主権者が、国の在り方や権利、義務を定め、定めることを通じて、国家や権力の限界を画する機能を持つ。

12月10日 落合洋司 ‏@yjochi
憲法制定権力は、憲法が成立する前から存在し、そのままでは、無限定な力を持つ。それを持つのは、国民主権の下においては国民。


★12月16日追加
宮台真司 「自民党の改憲案 問題点はここにある」 2012.06.01
自民党改憲案は「憲法の破棄」である。 (コチラ↑)  池田香代子さんツイッター 池田香代子 ‏@ikeda_kayoko 「今回の草案では、日本にふさわしい憲法改正草案とするため、まず、翻訳口調の言い回しや天賦人権説に基づく規定振りを全面的に見直しました」(自民党「日本国憲法改正草案Q&A)…日本語がおかしい。次のTWで添削例を  池田香代子 ‏@ikeda_kayoko 「日本にふさわしい憲法改正草案とするため、まず、翻訳調の言い回しや天賦人権説に基づく規定を全面的に見直しました」(「口調」って話し言葉じゃないし、「振り」って何?削除しました。「今回の草案では」も不要で、これを文頭に置くのは悪文によくある構文です)次のTWで歴史認識の欠如を指摘 池田香代子 ‏@ikeda_kayoko 日本国憲法が翻訳調だという通説は、草案を見た当時の閣僚の1人が「象徴」という語について感想を漏らしたのが、憲法全文が翻訳調と敷衍曲解されて広まったものです。けれど、自民草案はここをいじらず!(「象徴」は他国もまねして、世界の憲法に定着してます) 池田香代子 ‏@ikeda_kayoko 「党内議論の中で『和の精神は、聖徳太子以来の我が国の特性である。」という意見があり、ここに『和を尊び』という文言を入れました」(「自民党「日本国憲法改正草案Q&A」前文)歴史認識の浅さを次TWで 池田香代子 ‏@ikeda_kayoko 武力による領地拡張が豪族の当然の行動だったのを、天皇の権力が強化され天皇の統治を補助するのが豪族の役割になった。豪族のあり方が劇的に変わった事を天皇という統治権力が宣告したのが「和を以て尊しとなせ」。これにより豪族が臣となった。民は無関係。当時の意味の臣も民もいまは存在しない 日本人ジョーク(bot) ‏@Japanese_Joke 1946年11月3日、昭和天皇「この憲法を正しく運用し、節度と責任とを重んじ、自由と平和とを愛する文化国家を建設するやうに努めたい」1989年1月9日、今上天皇「国民と共に日本国憲法を守り」。2012年12月14日、安倍晋三自民党総裁「みっともない憲法ですよ、はっきり言って」。  塩見卓也さんがリツイート   ★12月18日追加 「支持率20%そこそこの自民党が小選挙区効果で大量議席獲得し、憲法改正していいのか?」(金子勝)  金子勝 ‏@masaru_kaneko この3世コンビは改憲の準備へまっしぐらです。ちなみに、多くの国民は自民党の憲法改正案を読まずに投票したと思います。とんでもない中身です。戦前と同じ、不良債権問題から原発事故まで誰も責任をとらない社会の行き着く先です。ご一読を。 http://goo.gl/uvaAR  14時間 金子勝 ‏@masaru_kaneko 北朝鮮顔負けの安倍首相・麻生副総理の3世コンビの登場で、あの悪夢が蘇ります。この調子だと、原発犯の甘利氏か細田氏ってことになりかねません。まず教育「改革」をやる前に、漢字テストを実施し、3桁のかけ算を何問解けるかを公開テストしてほしい。 http://goo.gl/hgKfz   ★12月19日追加 室井祐月が片山さつきに「弱者のことは頭にないんだな」と憤る(週刊朝日)  ★12月22日追加 「朝日新聞」論壇時評 高橋源一郎 民主主義の行方 憲法改正の「アート」な世界 「そもそも憲法創設するの精神は、第一君権を制限し、第二臣民の権利を保護するにあり」(伊藤博文)  塩見卓也 ‏@roubenshiomi まさしく「十七条憲法」と同じ感覚なんですな(笑) RT @ssk_ryo 自民党憲法案前文に「和を尊び」が入っているのは何故だろうと思っていたら、「党内議論の中で「和の精神は、聖徳太子以来の我が国の徳性である。」という意見があり、ここに「和を尊び」という文言を入れました。」… 12月21日 ささきりょう ‏@ssk_ryo 自民党憲法案前文に「和を尊び」が入っているのは何故だろうと思っていたら、「党内議論の中で「和の精神は、聖徳太子以来の我が国の徳性である。」という意見があり、ここに「和を尊び」という文言を入れました。」とあった。うける(笑)。: http://bit.ly/R4zioz   秋原葉月 ‏@akiharahaduki RT @Hideo_Ogura 「諸外国では何度も憲法改正をしているのに、日本では一回も」云々という自虐的歴史観をお持ちの愛国者様には、諸外国がどんな内容の憲法改正をしてきたのかをみると良かろう。主要国についてこちら。http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0687.pdf … … 国立国会図書館 諸外国における戦後の憲法改正【第 3 版】  ★12月24日追加 中沢けい ‏@kei_nakazawa 天賦人権論の「天賦」に翻訳の妙を感じる。「神授」としなかったのはすごい。「天」ってお天道様の「天」で、陽の光は等しく誰の上にも注ぐってこと。天賦人権論には立たないという人には「天」をどういう意味に捉えているか尋ねたい。   ★12月30日追加 ジャーナリスト 田中稔 ‏@minorucchu NHK双方向解説で西川解説委員が先の衆議院選挙を違憲状態で行なわれたと指摘すると、安逹解説委員は「違憲状態で選ばれた議員が憲法改正に言及している」と皮肉る。その通り。  ★1月2日追加 NAVERまとめ 自民党の憲法改正草案がひどすぎる!!【法律を勉強した人が誰でも感じる疑問】  ★1月3日追加 Koichi Nakano ‏@knakano1970 人類が国家権力に押しつけ、制限することを学んできた知恵が立憲主義。私たちの代弁者の1人であったベアテ・シロタ・ゴードンさんが亡くなったというニュースに接し、新年に思ったことを書きました。(6/6) 1月1日 Koichi Nakano ‏@knakano1970 夏の参議院選挙が終わるまでは猫かぶりを続けるらしいですが、今年は安倍政権や日本維新の会などが連動して、憲法の国家権力への「押しつけ」(制限)を取り払おうという動きが加速すると思います。ターゲットは9条でさえなく、立憲主義そのものです。(5/6) 1月1日 Koichi Nakano ‏@knakano1970 形式的な押しつけ憲法論に惑わされず、彼らの改憲案を読めばわかります。「自主憲法」というのは、彼らにとってやりたい放題できる、名ばかりの「憲法」という意味で、国民が自主的に生きることができる今の憲法を改悪しようとするものです。(4/6) 1月1日 Koichi Nakano ‏@knakano1970 今、日本国民が新たな憲法を国家権力に押しつけようとするものなら私も反対しませんが、実際にある改憲の動きは全く異なり、自民党をはじめとした安倍ら保守国家エリートたちが我われに対して押しつけようとしているものです。(3/6) 1月1日 Koichi Nakano ‏@knakano1970 憲法というのは本来が国家権力に制限を押しつけるためにあるもので、大日本帝国憲法はその点極めて不完全なものでした。日本国憲法によって、軍部の専制にまで至った国家権力が制限された一方、日本国民は圧政から解放され、自由と人権、民主主義を享受できるようになりました。(2/6) 1月1日 Koichi Nakano ‏@knakano1970 あけましておめでとうございます。 「押しつけ憲法」とよく言われますが、憲法を押しつけられたのは、誰でしょうか。 日本? 正確ではありません。日本の国家権力(政府)と国家エリートたちです。(1/6) ■想田和弘さんのツイッター一部まとめ 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda ベアテさんしか詳しくは知りませんが、彼女は極めて優秀かつ歴史を背負ってました。ユダヤ系でナチスの迫害を逃れた世界的ピアニストの父に育てられ、日本では虐げられた女性を目の当たりにしていた。6カ国後をマスターしてたので欧州各国の憲法を参考に草案を書きました。@sicilian_ 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda 思うに、日本人は敗戦と焼け野原という途方も無い代償を払って初めて、日本国憲法を手に入れることができたのだ。敗戦直後でなかったら、あんなに先進的で民主的な憲法、いろんな人が邪魔して成立しませんでしたよ、絶対に。それをいまポイッと捨てようとしているのは、本当に愚かだと思う。 12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda そういう意味では、「日本国憲法は時代にそぐわないから改定しましょう」などという言説は、「法隆寺は時代にそぐわないから改築しましょう」などという言説と同じくらい、ナンセンスなんですよ。 12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda 例えばいま法隆寺を建てようとしたって、現代人には無理でしょう。日本国憲法はあれと同じで、敗戦後のあの時期にあのメンバーでなければ出来なかった産物。少なくとも今の我々には書けない代物であり、僕らは法隆寺を大事にするように日本国憲法を大事に保存していくしかないのですよ。  想田和弘 ‏@KazuhiroSoda ベアテさんはGHQでの任務が終わった後はニューヨークに渡り、ジャパン・ソサエティやアジア・ソサエティで日本やアジアの文化を紹介する仕事に打ち込んだ。あの、世界の大野一雄を最初にNYに紹介したのもベアテさんだった。その二人が邂逅する様子を撮れたのは、奇跡的としかいいようがない。 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda ブログにまとめました。「ベアテ・シロタ・ゴードンさんについて」http://bit.ly/RqDkqo  12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda 東京新聞「即興政治論」日本国憲法の「男女平等」を起草した ベアテ・シロタ・ゴードンさん Q憲法にどんな思いを込めましたか?http://bit.ly/UVEk1J  12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda 若き日のベアテさん。 http://bit.ly/RqBYvT  想田和弘 ‏@KazuhiroSoda 無論、GHQに圧力を受けず、最初から日本政府が自主的に民主的な憲法を書けたのなら、それほど素晴らしいことはないだろう。だが、押し付けられた日本国憲法と、自主的に書いた「大日本帝国憲法モドキ」のどちらが望ましいかといえば、圧倒的に前者であろう。 12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda そもそも、GHQが草案を書くことになったのも、最初に日本側が出して来た新憲法案が大日本帝国憲法とほぼ同じだったからである。GHQが日本の草案をそのまま受け入れていたら、戦後の日本の民主主義はあり得なかった。 12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda 「日本国憲法はアメリカに押し付けられた憲法だから改憲が必要だ」という声が高まっているが、僕は押し付けられて良かったと思っている。少なくとも「婚姻における両性の本質的平等」は無理にでもネジ込んでもらって良かった。あれがなかったら、日本の女性は今よりも不利な立場に置かれただろう。 12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda 紛糾の末、最後はケーディス大佐が「この条文はベアテが書いた。彼女に免じて受け入れないか?」と日本側に提案した。ベアテさんと緊密な交流があった日本側は、結局はそのひと言が決め手になって受け入れたそうだ。因みに両性の本質的平等という概念は、合衆国憲法にもない先進的なアイデアである。 12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda 日本語が堪能なベアテさんは、GHQ草案を日本語に訳す作業や、日本政府との折衝での通訳としても活躍した。草案は1つ1つ日本側と協議され、両性の本質的平等を定めた第24条については日本側から「日本文化に合わない」と激しい抵抗を受けたそうだ。 12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda GHQの一員として来日したベアテさんは、やがて日本国憲法の草案を書くチームに配属された。当時彼女は22歳。唯一の女性。戦前の日本で女性が虐げられているのを目の当たりにしていたため、女性の権利を憲法に盛り込もうと奮闘した。それは両性の本質的平等を定めた憲法第24条として結実した。 12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda ベアテさんの父親はレオ・シロタという世界的なピアニスト。ベアテさんは子供のころ家族で日本に住んでいた。だがアメリカに留学中に太平洋戦争が勃発。ベアテさんは、日本に残してきた音信不通の両親に会いたい一心で、敗戦後GHQにスタッフとして志願した。それが唯一、日本に入る手段だった。 12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda すぐさま撮影を申し込み、『ニューヨーカーズ』というNHK衛星第1の番組で取り上げさせてもらった。20分の軽めのミニ・ドキュメンタリー・シリーズに無理矢理押し込んだので、編集段階でNHKと物凄く揉めた。尺も短いし十分なことはできなかったけれど、僕にとっては入魂の一作である。 12月31日 想田和弘 ‏@KazuhiroSoda ベアテ・シロタ・ゴードンさんが亡くなった。僕が駆け出しのTVディレクターだった頃、アメリカのTVにConstitution Writerという肩書きで出演されてたのを観てビックリした。日本国憲法の草案を書いた人がそこにいるってことが衝撃だった。 G.D.Greenberg ‏@G_D_Greenberg 個人の尊厳と男女平等を定めた憲法24条の草案に深く関わったベアテ・ゴードンさんが亡くなった。ゴードンさんの言葉―――「憲法9条は、戦争が生んだ真珠です」。  ★1月5日追加 憲法9条と核兵器廃絶の初志忘れずに(河野洋平) ←コチラ 日本国憲法 今も最先端 米法学者ら 188カ国を分析 ←コチラ  ★1月6日追加 ベアテ・シロタ・ゴードンさん ←コチラ  ★1月10日追加 第147回国会 参議院憲法調査会 第7号(2000年5月2日) ← コチラ ベアテ・シロタ・ゴードンさんの参考人発言 最後の部分(↓)   ○参考人(ベアテ・シロタ・ゴードン君) 少しだけ、それじゃ一番最後のことを済みませんですけれども言いたいと思います。  私は、日本の女性をすごく尊敬しています。日本の女性は賢いです。日本の女性はよく働きます。日本の女性の心と精神は強いです。  私は専門家ではありません。私はシロタと申します。けれども素人でございます。私はお母さんでありおばあさんです。だから、私は子供と孫の将来について心配しています。平和がないと安心して生活ができないと思います。私は外人ですから、皆様日本人は私の声を聞かなくてもいいと思います。私は日本で投票できません。  しかし、日本の女性の声を聞いていただきたいのです。私の耳に入っているのは、日本の女性の大数が憲法がいい、日本に合う憲法だと思っているということです。  日本の憲法のおかげで日本の経済がすごく進歩しました。武器にお金を使わないで、そのお金をテクノロジー、教育、建築などのために使って、日本が世界の中で重要なパワーになりました。隣のアジアの国々も日本について安全な気持ちを持っています。日本の女性はそれをよくわかっています。  だから、私は一つのお願いがあります。日本の女性の声を聞いてください。  ありがとうございました。(拍手)  ★1月15日追加 山川健一 ‏@Yamakawakenichi 同意。@komatsunotsuma: 美輪明宏さん「9条を改悪する必要なんてありません。今の政治家は戦時中の軍人と同じです。そういう連中が、憲法改正、改正と言って、また日本を戦争にひきずりこもうとしている。彼らこそ非国民です。」  http://urx.nu/312R  美輪明宏さんの憲法改悪解剖論。 岩波ブックレットより。 ← コチラ  ★2月4日追加 自民党の改憲草案 「言論の自由」制限するな  日本雑誌協会編集倫理委員長 山了吉    「朝日新聞」2013-02-04「私の視点」   中国広東省の週刊誌「南方週末」の年頭の「新年の祝辞」が、当局の指示で書き換えられた。 中国も建前では言論の自由がうたわれているそうだが、現実には中国共産党への批判や政策に関する異議、反論は厳しく統制されている。  かたや日本。 政府・与党への批判報道は自由で、言論・報道の自主性は確保されてはいる。 ただ、政権に復帰した自民党が昨年4月に決定した「日本国憲法改正草案」を読むと、ずっとそうか不安がよぎる。 「言論・報道の自由」に関わる21条の改正が提起されているからだ。  現行憲法の21条は「①集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。②検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない」とある。  自民党改正草案は、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する」と「これを」を外し、第2項として「前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」を追加する。   「公益及び公の秩序を害する目的の活動」とは何を指すのか?   昨年10月に自民党が出した「日本国憲法改正草案Q&A」はこう説明する。  - 「公の秩序」と規定したのは、「反国家的な行動を取り締まる」ことを意図したものではありません。「公の秩序」とは「社会秩序」のことであり、平穏な社会生活のことを意味します。(中略)これにより人権が大きく制約されるものではありません。  これだと条項を追加する必要も、「公」を「社会」と書かない理由も分からない  「Q&A」は、「オウム真理教に対して破壊活動防止法が適用できなかったことの反省などを踏まえ、公益や公の秩序を害する活動に対しては、表現の自由や結社の自由を認めないこととしました。内心の自由はどこまでも自由ですが、これを社会的に表現する段階になれば、一定の制限を受けるのは当然です」とも書く。 「言論の自由」に「公の秩序を害しない言論・報道に限る」という制約を設けるとなると、もはや中国と変わらないではないか。  「法律の範囲内」で「表現の自由」を認めた戦前の大日本帝国憲法のもと、様々な「言論統制法」でどれだけ悲惨な事態が生じたか、言をまたない。 民主主義の根幹をなす「言論・報道の自由」になぜいま、制限を加える必要があるのか?   メディアの一員として見過ごせない。  * * *  自民党憲法草案の逐条解説(←コチラ) 自民党 日本国憲法改正草案対照表 2012版(←コチラ) 日本国憲法改正草案(現行憲法対照)自由民主党   平成二十四年四月二十七日(決定) 日本国憲法改正草案 Q & A